二俣川といえば、運転免許試験場がある街。
神奈川県在住で運転免許を取得したいのなら、
必ず訪れる街なのだ。
もちろん、街の風景も運転免許試験場ならではの
ムードがある。
試験場に近付けば近付くほど、免許写真専門の写真屋さんがあったり、
試験の予想をして過去問を提供しているお店があったり。
さておき。
二俣川駅から試験場までは歩いて10分程度。
軽い坂道を登ったところに試験場はある。
この10分の道すがらがドラマなのです。
試験が始まるのが9時ごろだったと思うが、
その結果が12時前に電光掲示板に映し出される。
合格した人は写真を撮ったり、講習を受けたりして
晴れて免許皆伝となる。問題は落ちた人。
そのままトボトボと駅に帰ることになる。
実はオイラも1度落ちた。
しかも89点(合格は90点)という奇跡を起こしての敗北。
約10分間の道のりが、やけに遠く、長く感じた。
街の色はセピア、というよりモノトーン。
背中はがっくりとうなだれ、足も重い。
ふと前を見ると、同じような人たちが列をなして歩いている。
一様に目がうつろ。
この時間帯は負のムードでイッパイになる。
しかし、2時間後は、真逆のハイトーンな人たちが
スキップして駅まで帰っていく。免許皆伝な人たちだ。
こんな風景が毎日のように繰りかえされている街、二俣川。
一喜一憂。
そういう視点から地名を見てみる。
二俣川。
意味深長に感じてくるのはオイラだけ?