六甲山 | ←回る日々のしるし→

六甲山

朝一番に起きて六甲山に行く予定が、時計をみて10時・・・。

起き抜けに出発の準備にとりかかり、町中がせみの鳴き声で包まれていることに夏が来たことのうれしさと若干のうるささ具合にうんざりしながら寮を出る。


六甲への登山は近いだけあって日帰りでいけるのがいい。関東で言えば丹沢のような位置づけだが、JR駅徒歩10分以内で入山できる立地は他にはないだろう。


歩き始めて10分。とにかく暑い。

先週行った鹿児島は既に猛暑日が6日連続で続いたとNEWSでやっていた。

一度山中に入ってしまえば木陰が多く直射日光は当たらないが、その分風の通しが悪くなる。

それを解消するために足早に登り降りを繰り返して風をうけたり、川で冷えた水を飲むことができるのが救いだ。


今回のルートは過去行ったことがないところを通りながら本峰へ抜ける。

余裕があれば裏六甲へ抜けて有馬温泉へ下ることもできるが、朝が遅かったこともあり再び芦屋に向けて下山する道をとった。


夏場なので草が生い茂り、ハーフパンツでいったために膝下が細くナイフのような葉に引っかかれていたい。


社会人生活の疲れを吹っ飛ばすように無心にただ黙々と歩き続け、頂上に到着。

一見茶屋があるのでかき氷を注文して火照った体を冷ます。うまい。



かき氷



帰りはできるだけ人のいないところを行こう。。。と思いくだりを返しするが、急なくだりと、くもの巣まみれの道に繭玉みたいになって折り続けた。


途中で有料道路を歩いて怒られたりしながら芦屋駅には17:00頃到着。


芦屋の上流は川に飛び込む小学生たちがいて、涼しげで楽しそうだ。


夏場の山歩きは技術も必要ないだけにただひたすら無心になれる。

部屋でパソコンに向かって思い悩むより、とりあえず外に出てみるほうがアイデアだって100倍浮かびやすいと思う。

なんだかんだで疲れたけれど、意外なほどの六甲の深さと静けさを堪能することができた。