超難関!中央アジアのビザを奪取せよ! | セカイスケッチ

セカイスケッチ

2012年2月出発しました!!!
私たちの旅は「ブラジル」スタートの東回り。
絶景・建築・ビールを求めて・・・夫婦で世界を巡る♪安宿情報も満載っ
スケッチも頑張って描いてきまぁ~す!


リアルタイムはカザフスタン目指して弾丸移動中。

丸二日を掛けてカスピ海の畔の村まで一気に向かう!

はたして無事に入れるのかっ⁉ Σ(゚д゚;)









さて、今日の記事はキルギスで取得したビザのおはなし。

ここキルギスは日本人ならビザなしで入国できる貴重な国☆

なので、ここから中央アジアを陸路で旅しようとするパッカーも多いし、
そういう人はだいたいこのビシュケクで旅する国のビザを取得するようです。




中央アジアと言えば、

キルギス、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタンの、
いわゆるスタン系の国々。



キルギスから飛行機に乗らずにコーカサス、トルコまで行こうとした場合、
考えられるルートとしては以下の3タイプだ。




1.キルギス→ウズベキスタン→カザフスタン→フェリーでカスピ海越え→アゼルバイジャン。

2.キルギス→ウズベキスタン→トルクメニスタン→フェリーでカスピ海越え→アゼルバイジャン。

3.キルギス→ウズベキスタンもしくはタジキスタン→トルクメニスタン→イラン→トルコ。(全陸路)





1.は最も無難だけど、どうやらカザフスタンからのフェリーが不定期らしく、
噂では平均1週間ぐらい待って乗れればいいほうとか…。(*´Д`)=з

2.も同様にトルクメニスタンからのフェリーが不定期かつ、
トルクメニスタンのビザが、出入国日指定の5日間のトランジットビザしかもらえないらしい…。
いつフェリーが来るかわかんないのに、出国日なんて指定できるわけがない…。(*´Д`)=з

3.も同様にトルクメニスタンのビザが5日間限定がネックになる…。
入国日と出国日も含めて5日なので、実質3日間で観光と移動をしなければならない。
まぁ実際やってる旅人もいるので、不可能ではないんだろうけど、
高いビザ代($55)を払ってまでやる価値があるかどうか…。(*´Д`)=з




さて、どうしたものか…。

やはり噂通りトルクメニスタンビザが中央アジア陸路旅の癌のようだ。




ってことで、我らセカイスケッチは1番のルートでコーカサスを目指すことに決定!( ̄^ ̄)ゞ

必要となるウズベキスタン、カザフスタン、アゼルバイジャンのビザを取得するべく、中央アジア旅人恒例のビザ取り合戦に参戦するのであります~♪





ちなみに、タジキスタンとアフガニスタンも興味あったんだけど、
タジキスタンはビザ代($55)のわりに見どころが少ないのでやめた。

アフガニスタンは最後までかなり悩んだけど、こちらもビザ代の高さ($55)に断念。
アフガンは場所によっては皆さんが思ってるよりもずっと安全で、イスラム建築が見事らしい☆









そうと決まれば、早速準備だー!









photo:04

ビザの申請に必要な顔写真の手持ちが少なかったので撮ってもらうことにしたのだが、
撮影後にまさかのフォトショップ加工っ‼ (((( ;°Д°))))

しかもこの名もない小さな写真屋のお姉さんがめちゃくちゃ凄いフォトショップ使いだった!




小生kenも仕事柄フォトショップは昔からよく使ってて、
手前味噌ながらそこそこ腕前には自信があったのですが、完全に負けてます…。

速さと、正確さ、使うツールの的確さ、どれをとっても素晴らしかった☆

まさかこんな辺境の国の、辺境の地下街の、辺境のお店の姉ちゃんがこれほどの使い手とは…。

まだまだ修行が足りませんでした。









いい感じに加工された写真もゲットしたところで、いよいよウズベクビザからスタートです!









photo:01

この一見何の変哲もない一軒家が、ウズベク大使館☆

ビシュケクのウズベク大使館は訪問する前に電話で予約しなくちゃいけないっていう、面倒くさい設定…。




しかもロシア語オンリー…。(つД`)ノ

ムリーーーっ‼




ってことで、僕たちは泊まってる宿の奥さん(キルギス人)に頼んで電話してもらった。









photo:02

窓口は午前中しか開いてません…。




ちゃんと働く気あるんかーーーいっ‼ヽ(`Д´)ノ




電話せずに来ちゃった人が何人か追い返されてたので、予約は必須のようです。

ビシュケクでのウズベクビザは発行までに最速でも1週間、
ヒドい人で2週間も待たされたという悪名高き最難関。

うちらもある程度の日数は覚悟してたんだけど、
受け取り日を尋ねてみると翌週の月曜日に電話するように言われた。




この日が水曜日なので、3営業日後ってこと⁉

かなり疑わしかったが、とりあえずこの日はこれにて退散。









photo:03

そして、翌日はカザフ大使館へ。

この大使館は土日だけじゃなく水曜日もお休みなので、昨日は来れなかったのです。

その場で申請書書いて、顔写真とパスポートコピーとともに提出したら終了。

いたってスムーズ♪

受け取り日を確認すると、翌火曜日とのこと。

カザフビザはすぐ発行してくれるとの話だったので、情報通りの日数。









アゼルバイジャンビザは、フェリーが出る港町アクタウで取ろうと思ってたので、
ビシュケクでのビザ取りはこのふたつで申請完了。

どうせフェリー待ちで1週間ぐらいは滞在するだろうと思ってたんだけど、

「もしアクタウに着いてすぐにフェリーが来たらどうしよう?」


と、ふとした疑問が…。




不定期ゆえに1週間は平気で待つ羽目になると言われてはいるけど、こればっかりは運次第。

万が一運が良くて、すぐにフェリーが来ちゃってもビザがないから乗れない
なんて悲しい状況はかなり辛い…。

幸運なパターンを想定して悩むというのもどうかと思うけど、
ちょうどこれから2~3泊の予定でビシュケク近郊の湖に小旅行に出掛けるつもりだったし、
ダメもとでアゼルバイジャンのビザを申請しておくことに。









が、しかぁーーーしっ‼

実はこのアゼルビザもかなり悪い噂しか聞かないほど、
取得が困難なビザとして有名なのであるっ‼ (°д°;)




やれアゼルバイジャンで滞在するホテルの予約証明書が必要だとか、
アゼルバイジャンを出国するまでの全行程表が必要だとか…。




うちら見た目通り、バックパッカーですよ…。(´□`。)

明日の予定も不確かなバックパッカーですよ…。(´□`。)

宿なんて事前に、しかも国外から予約できるようなホテルに泊まるわけないだろーーーっ‼









そんなこと言っても、向こうが納得するはずもないので、ちゃんと用意します☆

そこはパッカーなりの抜け道がちゃんとあるんです!

金がなけりゃ、知恵を出すのがパッカー道!




なんと某超有名高級ホテル(ヒ○ト○)のサイトで予約すると、
クレジットカード決算をする前に予約の証明書を発行してくれるらしい!

早速その某超有名高級ホテルのサイトから予約してみると…、









1泊260ユーロっ‼ (((( ;°Д°))))





これは一歩間違えばとんでもないことになる…。(汗)

慎重に慎重に…。

クレジット番号を入力しないように…。







本当に予約証明書キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!







で、予約後1分で即キャンセル!

予約時以上に細心の注意を払ってキャンセルのメールを熟読。




「またのご利用をスタッフ一同、心よりお待ちしております。」




ありがたいヒ○ト○様からのお言葉に感謝と罪悪の念を禁じ得ない。

ありがとう。

でも、二度と、いや一度たりとも行けないんです…。・°・(ノД`)・°・









これまでチャレンジした先人たちの情報でも必要とされる書類はまちまちなアゼルビザ。

何かしらの不備を指摘されて発行してもらえないというその様子は、
単にビザ発行が面倒だから因縁をつけているようにしか思えないほどらしい。

うむ、どうやらラスボスに相応しい強敵のようである…。

僕たちも念には念を押して必要書類を揃えて決戦に臨んだ。









photo:08

ボスの居城であるアゼル大使館は泊まってるサクラGHから徒歩圏内なのだが、
途中にあるこのいかにも大使館風な建物には要注意だ!

巧妙に仕組まれたトラップで、中身はただの一般人の民家。

いや、これだけの豪邸に住んでいるんだからただの一般人のはずがないのだが…。











実際の大使館はウズベク大使館以上にただの民家。

これほど徹底したカモフラージュをしてまで姿を隠したい理由があるのだろう。

さすがはラスボス。




オープン時間の10時を待ってベルを鳴らすも無反応…。(;´Д`)ノ

しばらく待ってまたベルを鳴らすも無反応…。(;´Д`)ノ

30分以上待っても無反応…。(;´Д`)ノ




完璧な放置プレイ攻撃である。

いよいよこちらのダメージも溜まってきたので、警備員から電話してもらうと、




「いま会議中だから10分待っててー」

「…。わかりました。10分待ちます。」

「あっ、15分で!」

「…。」











ふんぬーーーっ‼ (怒)


会議は営業時間前に済ませろやぁぁぁ‼









photo:05

15分後にやっと通された本丸は、ウズベクやカザフ大使館と比べても異常に豪華だ。




「悪いんだけど今から出掛けなきゃなんないんだよねー。明後日また来てくんない?」

「…。わかりました。明後日また来ます。」










なーんて言うわけねーだろっ‼ ヾ(。`Д´。)ノ




「僕たち来週にはビシュケクを出るので、どうしても今日申請したいのですが…」





ここはまだ勝負所ではない。

落ち着いて、低姿勢に対処だ。

「じゃあしょうがないねー。急いでこの紙書いて!」










残念ながら、ビザなんて発行されるも断られるもイミグレ係員の一存の不条理な世界。

ご機嫌を損ねないようにせっせと書く!

わからない英単語を教えてもらいながらも、せっせと書く!









なんとか書ききって、顔写真とヒ○ト○様からいただいた予約証明書とともに提出。




「オーケー!コンプリート!」

そう言いながら彼は自分の身仕度を始めた。




「ビザはいつ貰えますか?月曜日?」

「月曜日はたぶん大丈夫だけど、念のため来る前に電話してくれる?」










やったぁぁぁあああ!!

終わったぁぁぁあああ!!

申請できたぁぁぁあああ!!










あとは翌週の月曜日に受け取りに行くだけ☆

無事に出来てるといいなぁ~♪ :*:・( ̄∀ ̄)・:*:














出来てなかった…。ヽ(;´Д`)ノ









3泊4日でビシュケク近郊のイシシクル湖を堪能してきたのが気にいらなかったのか、なんなのか…。

約束の月曜日に再訪した僕たちに、あの係員は信じられないことを言いだした。




「実はこの前の書類に足りないものがあったんだー」

「ホテルを予約してる日以外の行程表がないとビザは発行できないんだよねー」

「…。」











ふんぬーーーっ‼ (怒)










この前はそんなこと一言も言ってなかったじゃないか、このやろぉーーーっ‼ ヽ(`Д´)ノ




でも、行程表は前回の申請前にすでに用意してあった。


「いまから宿に戻ってすぐに持ってくるから、それでいいだろうがぁ!」


ビザ係員は決して怒らせてはいけないとわかってはいても、
こちらもまたさらにのんびりと待ってる時間がない。

切羽詰まった気迫が通じたのか、係員もおとなしく了承した。









一息つく間もなく、宿までダーーーッシュ‼ (´□`。)




からの~、

捨てる直前だった行程表を探しだし、再び大使館へダーーーッシュ‼ (´□`。)









「オーケー!コンプリート!」




本当だろうなぁ?

今度は本当なんだろうなぁ?、あぁ??(゙ `-´)/




発行は明後日、水曜日になるだろうとのこと。

火曜日の夜か、水曜日の朝には出発しようと思ってたので、
なんとかもう少し早くならないかと懇願してみたが、あえなく却下された…。




オマエのせいで遅くなってんだろうがぁぁぁ!(#`ε´#)









photo:09

4度目のアゼル大使館…。

なにがなんでも今日発行してもらわないと…。

今日の夜行で出発するつもりで、こちとらすでに宿はチェックアウトしてしまってるのだ…。









…が、




「ワイフのほうのビザは発行されたんだけど、何故かキミのはまだなんだよねー」









ふんぬーーーっ‼ (怒)










結局この数時間後、無事に僕のアゼルビザも発行されて、無事にビシュケクを後にしたのでした。




それにしても、アゼルビザ…。

情報ではウズベクビザが最難関との意見が多かったですが、どう考えてもアゼルでしょ! ヽ(;´ω`)ノ

書類の多さ、テキトーな対応、発行日の不透明さ…、そのすべてがラスボスに相応しいものでした…。









photo:10

あっ!

ウズベクビザとカザフビザはなんの問題もなく、予定日に受け取り完了できましたよー☆











ken

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2人は今日も元気に旅を続けてますっ!

私たちの旅の全行程はこちら旅の軌跡【中南米編】 旅の軌跡【アジア編】
旅のルートマップはこちら⇒ セカイスケッチのルートマップ

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