楽天、SNS「楽天広場リンクス」を開始--他サービスへのOEM提供も
~CNET JAPAN NEWS~
先日のYahoo!360°β日本版のリリースの記憶も新しいですが、
楽天もついに3/27から始めました。
まずは楽天広場ブログで日記リンク機能を活用している
ユーザーの中から人数を限定し、友人の招待制で輪を拡大していくようです。
特筆すべきは各ユーザーが楽天で購入した商品の履歴を公開する事も
可能であり、商品を推奨したことがきっかけで商品が売れると
販売価格の一部を支払う「成果報酬型広告」も導入するという点。
先行しているmixi、GREE、Yahoo!360°β日本版にも
この機能はまだ実装されておりません。
僕の知っている限りでは米Yahoo! Shoppingの「Shoposphere」
くらい
(他にあったら教えて下さい…)。
楽天のSNSは、僕も最近注目しているソーシャルコマースに
非常に近いポジションにあるのだろうと推測してます。
単なる楽天アフィリエイトの延長戦ではない。
コミュニティの場に留まらずショッピングを上手く絡めてきたという点は、
そもそもの運営が楽天市場なのだから当然の流れとも言えます。
例えば現在のmixiには「ipodコミュニティ」自体は存在するが、
自身のMyページでipodをお勧め商品として紹介する機能はまだ無い。
mixiのようなコミュニティに限定されたSNSにプラスして
「ソーシャルコマース」というのは自分のお気に入りである 「ipod」を
Myページでお勧めとして紹介していき、 且つ「ipod」という商品を介して
コミュニティネットワークを形成していく。
「ipod」のファン同士が集うコミュニティでは「ipod」について
良くも悪くも色々な事をテーマに議論をする。
そしてipodの購入を検討しているユーザーは、ipodユーザーの
Myページや ipodコミュニティを参考に
「よ~し、ipodを買おう!」 「いや、買うのを止めておこう」と決断するでしょう。
商品をお勧めする側のユーザーはお気に入りの商品、カテゴリを介して
ネットワークを形成できる面白さに加えて、その商品をお勧めしたことが
きっかけで売れる度に成果報酬が入るという旨みがあるので、
尚更モチベーションが上がる事でしょう。
この仕組みをショッピングサイト運営者、それに出店しているマーチャント、
製造メーカーの立場から見ると、ショッピングサイトに掲載されている商品を
ユーザーがMyページで紹介→→「半ばマーチャントの立場で販売アシスト」
してくれるし、コミュニティで議論になっている商品の改善点も
同時にマーケティングが出来るというメリットがあると思います。
あくまで僕の推測ですが「ソーシャルコマース」は以下の「良いとこ取り」
ではないでしょうか。
1.SNSコミュニティ
2.アフィリエイト
3.価格.comや@cosmeのような掲示板や個々のユーザーレビュー
4.Blog
尚、米Yahoo! Shoppingの商品担当上級ディレクタ Chris Saito 氏によると
「われわれは、Eコマースをユーザー中心にする。信頼する友人が
書いた 素晴らしいレビューを見つけられれば、強力なネットワークが生まれる」
と述べています。
従来の販売スタイルである売り主→買い手(ユーザー)という形態から
売り主→中立的第三者(商品を実際に購入、使用したことのある経験者など)
→買い手(ユーザー)という流れは今後ますます拡大していく事でしょう。
最後に、mixiの代表取締役である笠原健治氏は近い将来、
mixiを活用した Eコマースも検討事項に入れているとの事。
興味深いですね~
本日はこれまで !