『てつをステーキを食べに行くことがジャスティス!!』
………。
なんということだ。
10月、1回も更新できなかった。
やろうやろうとは思っていたのですが…。
すっかりネタが消化できない体質になってるKENTZです。
本日のネタもすっかり2ヶ月以上前のお話です。
自分は隅田川沿いのとある下町に住んでいるのですが、そこからチャリンコ移動圏内にハイパーデリシャスすごい素敵プレイスがあることを長らく気づきませんでした。
それはこのステーキハウス「ビリー・ザ・キッド」東陽町店です。
一見、ごく普通のフランチャイズのステーキ屋さん。
それの何がハイパーデリシャスすごい素敵なのかというと、
「仮面ライダーBLACK」及び「仮面ライダーBLACK RX」で南光太郎を演じた、
倉田てつをさんがオーナーなんです!!
何度もこの前通ってたのに気が付かなかったなんてダラシナイネ。
情報を知ってから一度、一人で来たのですが、その時は節電営業のためかランチタイムが短縮されていて入れませんでした。
今回はライダー好きの友人と共に(短縮も視野に入れた)ランチタイムに行ったのですが、
やってませんでした(!)
まさか、ゴルゴムの仕業!?
まぁ、しかし「さすがに夜はやってるだろう」ということで夜まで時間を潰しました。
(画像は表に貼りだされているメニュー)
期待と不安を胸に秘めながら、再び店の前へ。
扉が開いている……しかし、暗いぞ?
恐る恐る店内を覗いてみると……お客さんがいる!
「よかった、やってた」ってことでようやく入店できました。
【店内風景】
店の中はウェスタン調の落ち着いた雰囲気…かと思いきや↓
店内はこれでもかと言わんばかりに「BLACK」「BLACK RX」所縁の品々。
フランチャイズのチェーン店とは思えませんな。
ちなみに「ビリー・ザ・キッド」自体は昔からあって(この店かはわからないけど)、てつをさんは学生時代からここのステーキのファンで、ついには自分で店を持つに至ったそうです。
私も嬉しくなって、持参したフィギュアーツをテーブルに広げだす始末。
「うらも見てね」
料理をオーダーし、友人とライダートークに華を咲かせて待つことしばし。
たしか何かとコーヒーを混ぜてたんじゃなかったかな(あやふや
自分はお酒が飲めないので友人が頼んだものを撮らせてもらいました。
「BLACKステーキ(220グラム)」
海苔の上にマスタードとケチャップを用いて特徴的なラインとマークを再現しています。
味付けは塩コショウのみで肉本来の味がわかるようになっていますが、上に乗っている海苔やマスタード・ケチャップと一緒に食べることで味の変化も楽しめます。
食後のブラックコーヒー。
ちなみにテーブルには砂糖もミルクもありません。BLACK一択です。
(頼めばもらえるかもしれませんが)
しかし若干ぶれたこの写真でもわかるように底が見えるぐらいの超アメリカン(薄い)なので、全然このまま飲んでも大丈夫です。
(むしろコーヒー本来の味がわかって良いです)
スペシャルなステーキに舌鼓を打ち、お店の雰囲気を堪能したのち、気になることが浮上してきました。
それはもちろんこのこと。
てつをさんはいらっしゃるのか!?
なんたって倉田てつをの店と銘打ってるわけで当然会いたいじゃないですか。
しかし料理を配膳しているのは店長と呼ばれる明らかに別人。
奥の小窓から見える厨房には時折長身の男性の姿が。
もしやあれがてつをさん?
しかし友人は「いや、てつをさんにしては細すぎないか?」と。
ううむ、そう言われると自信がなくなってくる。
たしかに私たちが伺ったのは平日なので、もしかしたらいないかもしれない。
まぁ、会えるかどうかはダメもとで、ステーキを食べに来たんだ。
今日のところは帰るか…、と席を立ったら、
その時、不思議なことが起こった!
会計を済ませると、店長さんが一言。
「よかったら、会ってく?」
♪デンデンデンデンデンデンデンデン…Wake up!
奥から出てきたのは、僕らの永遠のヒーロー、
南光太郎こと、倉田てつをさんが!!
たしか「今日は食べに来てくれてありがとう」的なことを仰っていたような気がする。
(嬉しすぎて動揺していたのと、時間の経過による忘却であやふや)
私は震える手でガンバライドのブラックのカード(もちろんレジェンドレア)とサインペンをポケットから取り出し…、
「よかったらこれにサインしてもらえませんか……」
しかしそれは叶わぬ夢だった。
「すまない、サインは断ってるんだ」
てつをさんはこう続けた。
「君にサインをしてしまうと、皆が自分も自分もとなってしまうだろ?
だから、わかってくれるね」と。
………。
……こんなこと、こんなこと言われたら!
「はい!」って言うしかないじゃない!!(持てる限りのいい声で)
そして、代わりに手が差し出され、僕らは握手をした。
てつをさんのとても大きかった。
(てつをさんと握手した手をスーハースーハークンカクンカしながら帰る途中、友人曰く「テレビに出る人が思った以上に細身なのって本当なんだな。テレビだけの印象で見てたからパッと見わからなかった」とのことでした)
こうして僕らは「仮面ライダーBLACK」の世界を通り過ぎた。
しかし目の前には新たな世界が広がり、人生という名の旅は続いていく。
この日の出来事を胸に刻み、日々を懸命に生きて行こう。
そしてまた、なにか不思議なことが起きた時に、
今度はRXステーキを食べに、ここに来よう……。
~fin~
(ブログ的にはてつをさんと握手してる写真の一つでも載せたいところですが、サイン断られた矢先だったのでお願いできませんでしたとさ。ちゃんちゃん)