こんなに力作だったとは…デッド オア アライブ ディメンションズブロガー先行体験会レポート
5月19日に発売される人気格闘ゲーム「デッド オア アライブ」シリーズの最新作、
3DS「デッド オア アライブ ディメンションズ」。先日、ブロガー先行体験会で
本作をプレイしたきたので、今回の記事では本作を触った感想を中心に書いていきます。
今回はこれまで参加したイベントの中では最長となる3時間もプレイ出来たので、
実質ファーストインプレッションと言っても良いかもしれません。
▼まさかこんなに敷居が低いとは…
「デッド オア アライブ」シリーズは3D格闘ゲームで、
沢山の技からコンボを繋げて行くタイプのゲームです。
フィールドのオブジェを使ってダメージを与えたり、
ある場所までキャラクターが吹き飛ぶと戦闘エリアが変化したりもするので、
格闘ゲームの中でも洗練された作品になると思います。
でも、逆に言えば格闘ゲーム初心者にとっては難しいゲームと言う
イメージが強いハズです。おまけに「デッドオアアライブ」シリーズと言えば
カスミちゃんとか、あやねちゃんとか美少女推しのキャラゲー的な側面も強いので、
一見さんには凄く敷居が高い物に感じられると思います。
でも、今回プレイした3DS「デッド オア アライブ ディメンションズ」は
初心者への配慮が超充実しているので、
余程の格闘ゲームアレルギーが無い限りおススメしたい!
▼シリーズ初心者はクロニクルモード!
まず初心者に良いな!と思ったのが、本作のメインモードであるクロニクルモード。
迫力の映像を見ながら敵を倒して行くモードで、
「デッドオアアライブ」の歴史を学びながら操作方法を学べる作りになっていました。
まあ、大半が映像パートなので、ゲームをやっていると言うより見ている感じなんですけどね。
上画面には3D映像対応のムービー、下画面には「デッドオアアライブ」シリーズの
用語や技名がシーンに合わせて表示されてニンテンドー3DSの
インターフェースを活かした表現になっていているためストーリーが分かり易く、
一つ一つの技をしっかりと解説し、実践できるので、このモードをクリアした頃には
初心者でもそれなりの技術を身に付けているのではないかと思いました。
↑映像パートはシーンによってリアルタイムムービーとプリレンダリングムービーに
切り替えられていました。リアルタイムムービーのシーンでは
3DSの裸眼立体視を活かした映像にしたかったのか、
静止したキャラクターを様々な角度から映した映画的な手法が目立ちましたね。
ちなみに3Dの度合いはちょっと弱めだった気がします。
もう少し強くした方が立体的に感じられたと思うので惜しい。
▼デジタルインストで技が簡単に出せるように!
格闘中は下画面に「デジタルインスト」と言う技表が表示されますが、
これをタッチすると自動で選択した技を繰り出せるので、
格闘ゲーム初心者には嬉しいですよね。
今までの格闘ゲームでは新しいキャラクターを使い始める度に
技表と睨めっこしていましたが、本作ではそんな必要無さそうです♪
格闘ゲーム上級者にとってはゆとり仕様かもしれませんが、
以前の記事でも書いた通り僕はこのシステムを評価したい。
▼基本的には簡単操作でコンボを繋げて行く感じ
基本的な操作はXで「パンチ」、Aで「キック」、Yで「ガード」、Bで「投げ」。
そこから様々な派生技に繋げて行くので、トータルの技数は凄く多いです。
でも、「スティックを90度回転させている最中にAとBを入力」などの
発動条件がムチャクチャ難しい技が使えなくてもカッコイイプレイが可能なので、
3D格闘ゲームとは言っても実は根本的な部分も敷居が低かったりします。
最初の頃は割と適当にボタン入力をしていたけど、
結構良い感じで敵にダメージを与えられて「俺カッコイイ!」って思ってしまいましたよ。
▼相手がある程度攻撃的だとさらに面白い!
棒立ちの敵をボコボコにするのも楽しいですが、
個人的に対戦相手はある程度攻撃的の方が駆け引きが熱くて楽しかった!
「パンチ」「キック」「ガード」「投げ」にはそれぞれに相性があるので、
「相手は次にどんな技を繰り出すのだろうか?」と
考えながら戦う事が出来て燃えるんですよ!
上手く相手が繰り出した攻撃に有利な技を繰り出せた時の気持ち良さ。
これは癖になりますね!ちなみにこの気持ち良さは対人プレイ(※注)で感じました。
やっぱりコンピューターが相手だと相当強く設定しない限りほとんど棒立ちに
なってしまうので、コンボは繋げやすいけど歯ごたえはそんなに無いんですよね。
※注:体験会の後半からは、ワイヤレス通信で他のブロガーさんと対戦をする事が出来ました。
▼グラフィックは高レベル!
グラフィックは3DSソフトの中でもかなり高いレベルでしたね。
フレームレートも3D機能をOFFにしたら60のヌメヌメモードになるので、その辺も大満足。
体験会では大きなテレビモニターに本作の映像が
映し出されていましたが、あまり粗い映像には感じられず、
普通に据え置き機のゲーム映像を見ているかのような感じでした。
▼オプーナを使ってみた
ネット上で話題になっていたのでご存知の方は多いと思いますが、
本作ではあのWiiの大作RPG「オプーナ」のキャラクターを使えます。
今回せっかく先行で触らせてもらえたと言う事で、本作に登場する
オプーナの秘密についてしっかりと調べてみましたよ!
分かり易く書かせて頂くと、オプーナがプレイアブルキャラとして使えると言っても
正確には本作に登場する「ザック」というキャラクターのコスチュームの1つであって、
本当にオプーナが使える訳ではありませんでした。
ただ、ザックの戦闘前と戦闘後の台詞がオプーナコスチュームの場合
「オプーナ!」「地球の平和は俺が守る!」
「俺と戦う権利をやろう!」とオプーナ仕様に変わっていましたw
オプーナコスチュームはある程度ゲームを進めないと選択出来ないみたいなので、
早く使いたい人は「アーケードモード」などで「ザック」を使いまくりましょう!
▼3DSの機能も活かしており、おまけ要素も充実!
・連続で敵を倒して行くサバイバルモードを収録。
「10人組手」「20人組手」とクリアして行く度に追加。
・Wi-Fi対戦が可能なので、離れた人とも気軽に対戦できる。
・すれ違い通信機能を使ってすれ違った人とバーチャル対戦が出来る。
・いつのまに通信で限定コスチュームや挑戦状、お知らせを受け取る事が出来る。
・使用出来るキャラクターは24+1。のようだけど・・・。
・選択出来たステージは16種類。
同じステージ内の違うエリアを選択できるステージもあった。
・フィギュアを観賞できるモードを用意。
撮影も可能で、カメラアングルの変更はジャイロセンサーを使って行う。
・フィギュアの種類は何と25タイプ・1,000種類を用意。
・システムボイスを「かすみ」仕様にする事も出来る。
・ボイスを日本語から英語に変更する事も可能。言語は5ヶ国語を収録。
・メニュー画面ではジャイロセンサーを使って上画面を動かす事も出来る。
・ロード時間はホンの少し(3~4秒)ある程度で、ほとんどストレスを感じない。
ちょっと長くなってきたので、簡単にモードやおまけ要素について書いてみました。
裸眼立体視と2画面、タッチパネルだけでは無く、いつの間に通信、
すれ違い通信、ジャイロセンサー、ワイヤレス通信、Wi-Fi通信も何気に
活かした作りになっており、本当に3時間じっくり触ってみて
「え!?こんなに力作だったの!?」と思ってしまいましたよw
みなさんご存知の通り、新ハード初期には
作り込みの甘いタイトルが良くあったりしますが、このゲームは例外。
初心者から上級者まで楽しめる、良質な格闘ゲームだと思う。
ニンテンドー3DSでは既に「スーパーストリートファイターIV 3D EDITION」が
発売になっていますが、あれに十分対抗できるゲームに感じました。
個人的には星8~9レベルの作品だった。
▼ディスカッションタイムで明らかになった事のまとめ
※写真の方はチームニンジャリーダーの早矢仕さん。
・今作から変更になった声優は以下の通り。
バース :三宅 健太 (前:郷里 大輔)
レオン :中田 譲治 (前:戸谷 公次)
ブラッド・ウォン:石塚 運昇 (前:岸野 幸正)
ジャン・リー :神奈 延年 (前:古川 登士夫)
ゲン・フー :大塚 周夫 (前:青野 武)
Alpha152 :丹下 桜 (前:竹田 佳央里)
・すれ違い通信で戦う事になるゴーストデータの強さは
オンラインのランクが上がれば変わる。また、使用する
技の頻度によってゴーストデータの戦い方も変化する。
・すれ違い通信のデータは最大8人まで保存可能で、一度戦うと削除される。
・いつの間に通信で手に入る34種類のコスチュームは
34日間連続で配信される。34種類配信した後に
また配信する予定なので、取り逃した方にもチャンスがある。
・ベースにしたのはXbox360「デッド オア アライブ4」。
そこから様々な変更を加えている。
・オンラインで「デジタルインスト」を使うと通知される。
・「デジタルインスト」は上級者にとっては使えないだろうと判断しているため、
オンラインで「デジタルインスト」使用不可の部屋は作れない。
・「オプーナ」はチームニンジャがコーエーの開発にお願いして登場させた。
・「メトロイド」ステージは、チームニンジャが開発した
Wii「METROID Other M」の流れから実現した。
・ゲストキャラは、もしかしたらもっといるかも?
・参戦キャラは、もしかしたら25人以上いるかも?
・初期に使えるキャラクターは初代「デッドオアアライブ」で使えた8人。
・「クロニクルモード」のクリア時間は約5時間。
チャプターは全部で5つ。1~4章では過去に発売された作品での
出来事を描いており、5章は今作オリジナル。
最後に新堀さんと早矢仕さんのツーショット撮影会に!w
実は、早矢仕さんとは今年の1月に行われた
3DS体験会 でもお会いしていて、写真を撮ったんですよね♪
相変わらず爽やかな方で、自分も見習わないといけないなーと思いました。
おまけ
体験会の会場をちょっとだけ紹介。体験会後半には
トーナメント形式の大会もあったんですが、もちろん僕はすぐに負けちゃったorz
優勝者はニンテンドー3DSを貰えていましたよ。羨ましい・・・。
DEAD OR ALIVE Dimensions ガイドブック
METROID Other M(メトロイド アザーエム)/Wii