症状から痛みを改善し患者さんを導くということ | HTC Physical Training&Conditioning Lab 84の気まぐれブログ

HTC Physical Training&Conditioning Lab 84の気まぐれブログ

トレーニングや治療など面白いことなど気まぐれに書いていきます。

ども84です。

今日はちょっとした症例について書きたいと思います。

そしてちょっと怒ってます!

うちの治療院での症例について少し書きたいと思います。

結構、重症な方や症例として稀なケースも来院されます。

タダのマッサージみたいな慰安の方は来ないです。

そして患者さんのほとんどが、地元の方でなく車などで30分~1位時間など時間をかけて来られる方ばかりです。

僕は痛みを取ったり怪我を治すということをコンセプトにおいてやってます!

全然地元に根差していませんね!(笑)

ってことで

最近で一番考えさせられたケースを紹介します。



症例1

陸上をしている中学生
 
★梨状筋症候群&ハムストリングス肉離れの疑い

【症状と経過】
5月初旬
右臀部の奥の方に痛みが走り、足が上がりにくくなる。

6月頭
坐骨部付近(臀部の奥の方)が痛み、走りにくくなる
クラブを休み整形外科を受診。
→診断名はわからず梨状筋症候群かもしれないといわれるが対処方は指示されなかったとのこと。
痛みが引かないのでクラブを休む。

6月30日、痛みがあるが(VAS8/10)、大会へ出場。
その大会で走り終わった直後(坐骨部付近)に痛みが強すぎて倒れてしまった。
整形外科を受診し筋挫傷(肉離れ)と診断を受けシップを大量に処方される。
この時、右大腿部が左大腿部と比較すると右が太くなっていた。
シップを貼っても症状が改善されないままなので中止した。

7月初旬:大会に出場。トレーナーブースで筋肉が硬いといわれマッサージを受ける。
その後座っているだけで痛みが強くなり、足も動かすことが困難な状態になる。
そして授業もずっと座ってられないほどになる。
歩くのも痛みが強く、大腿部の腫れた感じや痺れのような感じも下腿に感じる。

7月10日、来院。
わざわざ車で30分ほどかけてきてくれました。
この流れから見て、いかに整形外科や大会ブースでの適当な対応がこのような結果を招いてしまったのかがわかるかと思います。

痛みに対しての対応はシップのみしかない。
きっちりした対応方法や運動をして良いのかなどの説明もなし。
大会ブースで直前の大会で怪我をしたにもかかわらずマッサージをしたブースのスタッフ、そしてさらに悪化。
問診したの?って聞きたくなるほど・・・

5月の頭からの痛みと6月末の肉離れの症状が重なり、痛みが一切ひかない状態が何日も続いた。
来院した時、左右の太さは元に戻っていたが足を少し引きずった感じで来院。
現在3回の治療でVAS3/10で、陸上の単距離特有の動きやジョギングが出来るレベルまで回復しています。

2つの傷害が重なったことと痛みが出てから時間がたっていることで痛みが混ざっていて状態を特定するのに少し手間取りましたが、症状が改善されていてホッとしています。

今、世の中には色んな先生がいますが、良い先生もいれば、言い方は悪いですが資格だけで悪い先生もいます。

なんでもそうですがちゃんと診るということをしてほしいです。

診て、触って、評価して、しっかり導いてあげる。

ゴッドハンドなんていません!

一回で治るものとそうでない怪我ももちろんあります!

診た先生はそこも説明してください。

病院の施設が良ければ良いのではなくて先生が本当にちゃんとしてるかというところが大事だと思います。

これが出来なかったら頼ってきてくれてる患者さん、選手がかわいそうです。

僕が超一流で、超良いとは言いません。

でも出来ることは最大限にやってアプローチしています。
なんでもそうですが患者さんもしっかり選択していくということが大切だと思います。


最初の対応というのは本当に大切だなと感じますね!

その選択肢の中に僕が入っていれば、うれしいんですけどね!(笑)






ではでは!