作曲家・真柴史朗 | 小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 -

作曲家・真柴史朗


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --真柴史朗


 宮崎駿監督作品に久石譲氏の音楽があり、スティーヴン・スピルバーグ監督作品にジョン・ウイリアムズの音楽があり、ピーター・グリーナウェイ監督作品にマイケル・ナイマンの音楽があり、リュック・ベッソン監督作品にエリック・セラの音楽がある。


 良き映画に良き音楽が欠かせないように、良き映画監督には良き映画音楽作曲家が必ず存在します。息の合った監督と作曲家の関係は一作品に終わることはなく、二作品三作品とタッグを組み続けることも珍しくありません。


 我がKENFIL ARTS PRODUCTION の映画音楽作曲家は真柴史朗 氏であります。2004年の「GO THIS WAY!」 以降、我が監督作品のほとんどの音楽を手掛けられた真柴氏。この5年間で何百曲の楽曲を提供して頂いたかも数え切れませんが、毎回一曲一曲が上がってくる度にその旋律に魂を揺さぶられます。これまでの楽曲が氏のmuzie のページにて公開されておりますので是非お聴き下さい。


 監督として同じ作曲家と組むことの最大のメリットは、やはり互いの世界観の共有と意志の疎通です。何十もの作品を共にした監督と作曲家は云わば何度も命懸けの戦場を共にした戦友同士の感覚に等しいわけで、こういうイメージの音楽を創って欲しいとオーダーする監督と、ではこういうのはどうだと表現する作曲家は、作品を重ねれば重ねるほど阿吽の呼吸を帯びていきます。


 勿論、最新監督作「雪の花」の音楽も真柴氏にお願いしました。今日も氏の自宅スタジオにて打ち合わせをしながら、どのシーンにどのような旋律を乗せていくか、じっくりと構成を固めております。いよいよ来週には全曲が完成し、映像と音楽が完全に同期するのです。


 傍らにはリポD、渡辺さんの“ファイト一発”が聞こえてきそうです。