夏の夜のできごと〜追記あり2016.11.03〜シンイ二次 | チェ・ヨンよん4

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チェ・ヨンに夢中の管理人です♪
完璧に管理人の妄想のお話です。
感じ方は人それぞれ。
自分と違う、と思った方はどうぞお引き取り下さいませ

こんばんは

先日のりえさんの「シンイ・ヨン周年記念まつり」で
投稿された画像から、SSを書いてみよう。というコーナーがありました。
そこにしんさんの素敵な画像が置いてあって
妄想心が働き、思わずさらさらと書いた掌編を公開させていただきます

その時公開したお話に多少の加筆訂正をさせていただきました

しんさんの了解を得て画像を貼らせていただきますが
持ち出しは厳禁ですので、ご了承くださいね

下の画像から皆さんはどんなお話をイメージしますか?
祭りではこの画像から沢山の方からいろいろなお話が生まれましたが
私はこんなふうにイメージしました

気に入っていただければ嬉しいです

しんちゃん、ありがとう~~~ドキドキドキドキドキドキ





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「夏の夜のできごと」



ある、夏の日

王妃様が子宝祈願で有名な山奥のお寺にお参りに出かけることになった
もちろん私もお伴する
警護はムガクシ、そして王様からの命でウダルチ数名
輿での移動は思っていたより時間がかかり
山寺に到着した時には日がとっぷり暮れていた
その晩はその寺に泊まることとなり
私も離れに部屋をいただいた

風呂は無かったので体を綺麗に拭いて横になる
けれど
山だから涼しいか、と思ったのに
暑がりの私には普段より涼しくてもやはり暑い
寝汗が気持ち悪くて目が覚めた

「うん、もう、体中がべたべただわ」

手拭いで流れる汗を拭きとる
夜着をまとった背中もびっしょりだ

・・・何の音だろう?

耳を澄ますとどこからか水が落ちる音がする
すっかり目も冴えた私は
こっそり寺を抜け出してその音のありかを探しに出かけることにした

外は夜道を歩くには十分な星明かり
しばらく山道を歩いていると、ごうごうと音が大きくなってきた
靄がかかり、足元がおぼつかなくなる
つまづいた大きな木の根の太い幹に慌ててしがみつく
と、その幹の向こうに滝が見えた
星明かりにキラキラ光る水の束は休みことなく流れ落ちている

木を伝いながら歩いていくと、滝の落ちた水がたまっている滝壺についた
そっと、岸から足を入れてみる
冷たい!
予想以上に冷たさに
すぐに足をひきぬいた

泳いでみたいな・・・
昨日お風呂にも入れなかったし・・・

辺りを見渡しても、誰の影も見えない

大丈夫よね・・・

そっと、夜着の袷を解こうとした、そのとき
「何をなさっているんですか」

その声に心臓が飛び出るかと思うくらいビックリした
振り返ると見慣れた男の姿が薄闇に浮かんでいる
ウダルチテジャン、チェ・ヨンだ

「全く、目を離すと、これだ」
あきれたような顔で私を見つめる

「これってなによ」
「いま、あなた、脱ごうとしていたでしょう?こんな夜更けに、裸など。
どこに誰の目があるかわからないのですよ」
「だって、誰もいないもの」
「私がいたでしょう?」
「う・・・」
「私があなたの後を追っていたことも気づかない。
私の他によからぬ誰かが追っていたかもしれない。
それに気付かず裸になど、襲ってくれと言っているようなものですよ。
さあ、戻りましょう」
「え、いやよ、水浴びさせてよ。脱がなければいいでしょ?」

ここで連れ帰られたら大変!
せっかくのチャンスなのに!
私はテジャンが手を伸ばす手をすり抜けると
夜着のまま滝壺に入った

「イムジャ!」
「大丈夫よ、少しだけだから」

泳ぎは得意なのよ、私。
ざぶんと頭まで水につかって、滝壺の中を泳いだ
水が冷たくて、きっと5分も入ってなかったと思う
暑かった体は適度に冷え
スッキリした私はざぶざぶと水をかき分け岸で苦虫をつぶしているテジャンのもとにたどり着く
近づくにつれ、テジャンの顔が驚きに変わり、横を向く
なんでだろう?

「どうしたの、チェさん」
「夜着が、体に張り付いて・・・」

慌てて自分の体を見る。
ぴったりと張り付いた薄布の夜着は私の体のラインをそのまま表していた。
ふくらんだ胸の頂までも。

「キャッ」

私はあわてて両手を交差させて胸を隠した

テジャンがばつが悪そうに私の顔を見る

なんて、言葉を言えばいいのか
恥ずかしくて、頭がパニックになる
少しの間、二人は無言で見つめあった

テジャンは自分の上着を脱ぐと私の体にパサッとかけた

「・・・帰りますよ」

差し出された大きな手
いつもなら恥ずかしくて絶対つなげないんだけど
パニくっていた私は躊躇なく握った

冷えた私の手を熱いくらいの大きな掌が包み込む

私は恥ずかしくて顔を上げられないまま、チェ・ヨンの背中をついていく
躓きそうになると、大きな掌がギュッと強く握ってくれた

何か言って欲しいような、何も言って欲しくないような・・・
笑い飛ばしてほしいような、怒ってほしいような・・・
なんというか、複雑な気持ちだ
ただ、顔が熱くてたまらない


満天の星の中を、私たちは交わす言葉もなく、ただただ歩いて行った






[了]




2016.11.03追記

前記事での私の泣き事に
心配して下さってありがとうございましたm(_ _)m
治りかけていたのが、まだひどくなって
落ち込んでつい愚痴を書いてしまいました
ごめんなさいm(_ _)m
膝は痛いままですが
投薬と湿布で様子見です
(少し半月板が損傷してしまったようです)
数年前に左膝を痛めて完治したのですが
今回は右膝
ちゃんと順番にやってくるものですね(笑)

今晩は信義異聞を公開できずごめんなさいm(_ _)m
様子見ながら、書いていきますので
次のお話、お楽しみに待っててくれると嬉しいです。

いつも読んで下さり
コメント下さり
いいね!押して下さり
ありがとうございますm(_ _)m
それらの全てが私のチカラとなっています

ご心配ありがとうございました

おやすみなさい


感謝を込めて
mamikoっち♪