けんしばのつぶやき

けんしばのつぶやき

研修医一年目です。日頃感じていることをつらつらと書いていきます。

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歩いていこう 歩いていこう
僕は今を 生きていくよ
君がくれた 言葉はここにあるよ
そうだよ 歩いていこう

歩道橋の向こうに 冬の街が見えたよ
ひとかけらの孤独を手に 僕は明日を繋いでいる
心で笑えるかな いつかの声が聞こえた
白い息が空に消える さみしく笑い駅へ急ぐよ

帰らないと 決めたんだ
はじまりを告げるように 雪が降り始めた

歩いていこう 歩いていこう
僕は今を 生きていくよ
傷ついても 何度も信じたいよ
この手を この日々を

君と泣いて 君と笑って
僕は強くなれたんだろう
君がくれた 言葉はここにあるよ
そうだよ 歩いていこう


手繰り寄せた希望が 温もりを抱いている
愛を許せる強さは 君が僕に伝えたこと

会えなくても 分かってるよ
今の僕は あの日の君に 胸を張れるのかな

嬉しいこと 悲しいこと
そのすべてを 忘れないよ
ひとつ ひとつ 心を照らしている
そうだよ ひとりじゃない



さよならさえ ありがとうさえ
もう君にはいえないけど
季節は今 確かに変わってゆく
そうだよ はじめるよ

歩いていく 歩いていく
僕の今を 生きてゆこう
君がくれた 言葉はここにあるよ
そうだよ 歩いていこう




いきものがかりの新曲

なんだか今の自分の境遇にはぴったりの曲でした。

4年間付き合った彼女。

色んなことを教えてくれたなぁ。

昨日別れてからしばらくぶりに久々に長く話し合えた。

「○○は悪かったところはないよ

悪いのは私

私が仕事やめなかったのは○○のおかげ

感謝してるよ

恩知らずでごめんね」

なんだかそういってもらえて救われる感じがした

うん、自分のやってきたことは間違いじゃなかったよね


最後は明るい感じでさよならの言葉を言えた気がする

もう戻ってこないんだよな、認めたくないけど


仕事がんばるしかないなー

がんばってればきっと認めてくれる人が出てくるのかな

本当に気持ちが参ってたけど

仕事が徐々に回りだしてきて

それが唯一の救い


患者さんからの感謝の言葉

一緒に涙した末期のALSの患者さん

あの人は自分の生きている価値が分からなくなってたろうけど

少なくとも自分に希望の光を与えてくれた

初めて自分が抱え込んでた悩みを

人に打ち明けられましたって言ってくれたこと

一生忘れない気がする


「神経内科」

治らない病気が多いけど

それでもやれることはあるんだって改めて思えた

ここに行こうかな


そんなに頭はよくないけど

傷ついた人にしか傷ついたこころは癒せないと思う

患者さんに隠れているこころを引き出すこと

無理矢理じゃなくて自然に引き出せるような

そんな医者になりたいな


明日からもがんばるぞー




お久しぶりです。

麻酔科の研修が終わり、現在ICUで奮闘しています。

業務にも少しずつ慣れ、だんだんと余裕を持って研修を送れるようになってきました。


ICUとは

Intensive Care Unit(集中治療室)のこと。

重症の患者さんが次々と運ばれてくるところです。


全身管理がとりもなおさず大事であり

勉強することが多すぎて、何から勉強してよいのか分からなくなります。

呼吸、循環、腎臓、血液、消化器、栄養、感染、神経、鎮静、代謝…

目が回りそうです(>_<)てか現に回ってますけど 笑


とりあえず、いまは

「人工呼吸」「輸液」「経腸栄養」「感染症」

にしぼって、勉強をしています。

皆さんご存知のようにいずれの分野も大学での医学教育では手薄なところです 泣

分からなすぎて戸惑うことが多いですが、

毎日何かしらの発見があり、そこに業務の楽しさがあるように思います。



最近強く感じることは

「医師以外の職種の存在感がすごい!!」

ということ。


例えば…



<検査部の方たち>

グラム染色(細菌の検査の一つです)をやるときは

自分は検査室に面倒でも検体を持っていって

検査部の人と一緒に所見を考えるようにしています。

検査部の人は、四六時中検査のことを考えている人たち。感染症のエキスパートです。

当然、医者よりも詳しいことを知っていて、目からウロコの連続。様々なことを知っています。

研修医にとっても優しく教えてくれるので、進んで検査室に足を運びたくなります。


うちの病院の検査部には、Kさんという【神】がいて

「この病院の検査部はKさんでもっているようなもんだよ」と上の先生方が口を揃えていっています。

研修中はKさんに弟子入りをして、感染症の勉強をがんばっていこうと思います。



<臨床工学士さん>

臨床工学士(Medical Engineer:ME)とは

医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする者(by wiki)

意外と知らない人も多いのではないでしょうか。

でもとても大事な職種なんです。


ICUに入ってまず分からなかったことは

人工呼吸の設定ってどうやるんじゃーい????

ってことです。

MEさんはいわば人工呼吸器のエキスパート。

人工呼吸器の使い方が全然とんちんかんだった自分は、

「人工呼吸器に詳しいのはMEさんでしょ!」

ということで、業務の合間をぬって、MEさんのところに足を運びました。

このMEさんもとても優しい人で、頭の悪い自分に分かるまで何度も何度も解説してくれました。

おまけに後日、詳しい手書きの解説を自分に送ってくれたんです!これには泣きそうになりました 笑

週末また人工呼吸を勉強しなおして、MEさんにまた疑問点をぶつけてみようと思います。



<看護師さんたち>

もはや解説する必要のないぐらい医者がお世話になっている看護師さんたち。

うちの病院は看護師さんたちが非常に優秀で

研修医の僕なんかより詳しい臨床の知識を持っています。

患者さんに一番近い存在なので

患者さんの状態の変化に真っ先に気づく可能性が高いのも看護師さんです。

看護師さんのカルテは面倒でも必ず目を通すようにしています。

看護師さんの言葉で治療方針が変わることもしばしば…

本当にお世話になりっぱなしです。


看護師さんにも、色んな人がいまして

「最初は分からなくて当然だよね」

と、優しく励ましてくれる看護師さんもいれば

「先生!この方の治療方針どうしますか?
 薬の量あげますか?下げますか?」

と、がつがつ来る看護師さんもいます。
「研修医」ではなく、1人の「医者」として意見を求められるように思いますが、いかんせん知識がない分対応に困ってしまうのが現状です。

「確認してきます!」といって、ダッシュで上の先生に確認しに行き、看護師さんの業務を妨げないように素早く次の方針を伝えます。これが意外にストレスだったりします 爆


でも。

実際、業務を週末ふりかえると

案外ねちっこく、厳しく言ってくれる看護師さんの言葉が勉強になっていることに気づきます。

怒られたことは案外頭に残るものです。

一方で、優しい看護師さんは、忙しい業務に安らぎを与えてくれます。



厳しい看護師さんもいれば、優しい看護師さんもいる。

どちらが欠けてもいけないのだなと感じます。







早く看護師さんから信頼してもらえるようになりたいですね。

厳しい現実として、仕事ができない医者に看護師さんはついてこないですから 泣

とりあえず、看護師さんの全員の名前をはやく覚えなくては!




他、検査技師さん、薬剤部の方、放射線部の方、NSTのスタッフ、様々な方のお世話になっています。ここには書ききれない…

医師よりも専門的な知識を持っているコメディカルスタッフの方の力なくしては医療は成り立たないのだと改めて実感しています。

研修医の皆さんは、他の職種の方に積極的に質問することをおすすめします。

そして、他の職種の方に敬意を払うこと。

医者だけでは医療は成り立たないことを意識しながら、感謝の気持ちをもって業務に励むことが大事なのではないでしょうか?



また、ICUの研修が終わったら、おすすめの教科書etc紹介しようと思います。

乞うご期待。

では週末を楽しんでこようと思います(°∀°)b

ばいちゃ。






自分は「引く人」です。

自分が当番の日に急患がやたら運ばれてくる…

麻酔科医は麻酔が必要な手術全てに入るので

重症な患者の手術には麻酔科医は必須です。

呼び出されるのも仕方がないわけですが。


昨日は一日のんびり過ごす予定でしたが。。

朝8時からくも膜下出血でオンコール。

夕方過ぎに終わったと思ったら、休む間もなくそけいヘルニアかんとん。しかも、術中に腹膜炎を起こしていることが発覚して、開腹手術に変更。さらに手術時間が延び、終わった時点で夜の12時。

もう呼び出さないでくれーと思って研修医室で帰りの準備をしているとき、また電話 泣

「先生、また緊急入ったのでよろしくお願いします」

思わず

「ほんとですか(笑)?」

ときいてしまった。事務の人も苦笑いしてた。

夕飯を食べていなかったので、研修医室に置いてあるお菓子たちを急いで胃の中に放り込み、手術室に向いました。

患者は終末期の方で、一縷の望みをかけて手術をするというとても状態の悪い患者さんでした。

ドパミン、ノルアド、輸血、輸血…

終わって帰れたのが朝6時。

朝日がやたらまぶしかったです。


家に帰って速攻爆睡。起きたのがついさっきでした。今日が休みで本当に本当に良かった(><;)



毎日怒られない日がないですけど、研修医だから恥もかけると思ってがんばってます。

皆さん、こころをやまずにがんばりましょう☆

研修医の同期は毎日みんな何かしらにへこんでますよ、うちの病院だけなのかもしんないけど。

研修医室はお互いの傷をなめ合う場と化しています 笑


麻酔科研修も残すところ2週間弱。

正直、研修を本当にやりきったと思えて終わらせることは無理だろうなぁ。

自分のキャパシティーがついていかない。

でも、過去をうだうだ言っても仕方ないので、残りの2週間全力でがんばって麻酔科研修を終わろうと思います。


そんな麻酔科医の仕事を知りたいと思ったそこのあなた!

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「麻酔科医ハナ」

これを読んでみると麻酔科医が何をしているかがよく分かります。

けっこう読みやすくておもしろいよん。一般の方にもオススメ。


麻酔科は、麻酔をしているだけじゃないんです。

むしろ、自分のイメージは救急の先生って感じ。

ぜひご一読を(‐^▽^‐)