ANGEL_MILK_STORY【第九部】Vol-1 | けんぢる♪-KENNDIRU-の★Libraの堕天使★

ANGEL_MILK_STORY【第九部】Vol-1

(※無断掲載・複製・引用禁止※) 
 
 
 

イラスト→<デルタ(デビッド=ブロック)の妹。

ジュリア=ブロックのもとの姿と現在> 

 

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――それから、2日後――

 

――≪レジスタンスメンバーの潜伏地≫――

 

――プサイは、スパイ活動を止め、本格的にレジスタンスとして行動する事に決めたため、

自らの情報をかく乱させて、敵組織に、<レジスタンス>や、

自分のデータをつかまれないようにする作業に取り組んでいた。

と、同時に、現在、行方不明中のデルタから、送信してもらった<レジスタンス>用の、

データやプログラムなどを処理し続けていた――

 

――チァイは、相変わらず、無駄を承知で、

デルタの行方をつかもうと、検索データを探っていた――

(あぁ・・・デビッド・・・。あなた、今、何処で何しているの?

どうか、無事でいて・・・・・)

 

――チァイは、本来なら、プサイの作業を手伝って、<レジスタンス>のこれからのために、

動かなければいけない事は、十分に分かっていたが、

デルタの行方を捜しながら、PCから探っていく作業を止められずにいた――

 

――プサイも、チァイのこの行動の繰り返しを、あえて止めずにいた――

 

――すると、いきなり、プサイのPCに、デルタからのテレビ電話がかかってきた!――
 プサイは驚いて、すぐさまチァイに声をかけた!
プサイ「チァイ!デルタからのテレビ電話がかかってきたぞ!」
 チァイは、すぐさま、プサイのPCを覗きこんだ!
 プサイも、デルタからのテレビ電話を急いでとった!
 
 ディスプレイには、デルタの顔が大きく映し出された。
 チァイは、それを見て思わず叫んだ!
チァイ「デ・・・デビッド!!あ・・・あなた。今、何処にいるの!?
一体、何をしようとしているの!?」
デルタ「チァイ・・・。どんなに綺麗ごとをほざこうと、
妹のジュリアを、あのML国の惨劇の時に助けられず、奴らの手によってサイボーグにされてしまったのも、<リーダー24>【No-19】タウ『τ』にされてしまったのも、全ては俺の責任だ。
 だから、この問題だけは、俺一人で全部決着をつける!
 ジュリアをなおす!!」
チァイ「デ・・・デビッド・・・。
 あ・・・あなた。まさか、ジュリアのために死のうとしているんじゃぁ・・・・?」
 デルタは、チァイの言葉に少し黙っていたが、
大きく息を飲んで、今度は、プサイに言った。
デルタ「プサイ・・・。俺が入手したデータやプログラムとかは、全部、お前に届いているか?」
プサイ「あ・・・あぁ。届いている。そ・・・それより、
お前は、これからどうするつもりだ?」
 デルタは、その問いにも返答はせず、「プサイ。あとは、頼んだぞ!」と言って、
テレビ電話を切った。
 
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 デルタは、妹のジュリアことタウ【τ】が、デルタに対して、サイバー攻撃し続けている場所をようやく突き止めていた。
 使われていない廃工場で、どの物件も手を出さずにいる、
廃墟化している場所がそこだった。
 
 デルタは、宇宙服のようなボディースーツを身にまとい、
システムを何度かチェックした後、「さて、行くか!」と言い、
ジュリアことタウ【τ】が潜伏している場所へと向かっていった。
 
 タウ【τ】には、デルタを、精神的な脅迫や拷問をかけるようなプログラムが埋め込まれており、それをデルタに送信続けるよう、体内にインプットされていた。
 もちろん、デルタのPCをハッキングし、デルタ個人にサイバー攻撃を仕向けられるような、
超高度なプログラムを作ったのは、季=毒=秋=ミサ(キ=ドク=アキ=ミサ)である。
 
 デルタ自身、そのサイバー攻撃をブロックする程度なら可能だったが、
ジュリアの正確な居場所を探し出すために、あえて、その攻撃を受け続けていた。
 
 そして、武装したまま、廃工場の中をどんどん歩いてゆき、
サイボーグ化された、ジュリア=ブロックことタウ【τ】が突っ立っている場所まで辿り着いた。
 デルタは、改めて、実際にその目で変わり果てたジュリアの姿を見て、
動揺は隠せなかったが、それが自分の妹のジュリアだと直感で確信した。そして、叫んだ!
 
デルタ「ジュリア!!お前をなおす!!!」
 タウは、デルタの姿を見て、狂気に走ったような声で、
笑いながらデルタに言った。
タウ「キャハハハハァ~~♪そ~んな格好をして、どうしたの~~?
裏切り者のお兄ちゃん?
ねぇ~~?ウフフフフフゥ~~~♪♪」
 デルタは、その声が、確かに愛しき妹の声であると言う事から、
ますます、その狂った発言にショックをうけた。
 タウは、さらに、デルタに歩みよりながら、
不気味に言葉をぶつけてきた。
 
タウ「お兄ちゃん・・・。よくも私を見殺しにしてくれたよね・・・。
助けようと思えば、助けられたハズだったよね・・・。
 あの、ML国の惨劇から・・・・・
 『ANGEL MILK』を打たれた化け物たちから・・・・・
 なぜ・・・私が殺されている時に、救おうとしてくれなかったの?
 ねぇ?お兄ちゃん?
 ウフフフフフゥゥ~~♪♪♪ねぇ~~~?」
 
 タウは、狂った魔女のように、不気味に笑いながら、
武装したデルタに向かって、どんどん近づいてきた・・・・・・・
 

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