ANGEL_MILK_STORY【第八部】「Vol-6」 | けんぢる♪-KENNDIRU-の★Libraの堕天使★

ANGEL_MILK_STORY【第八部】「Vol-6」

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イラスト→「突撃部隊を惨劇の渦と化しながら、

超暴力による快感を感じている季=毒=冬=ミサ(キ=ドク=フユ=ミサ)」

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 ――突撃部隊の前に現れた季=毒=冬=ミサと言う女は、本当に不気味な存在だった―― 

 

 どんどんと、その両腕両足の筋肉を膨張させてゆき、血管までもが服ごと肉体の一部であるかのように、メリメリと浮き上がらしていった。。。。。

 

 刹那、完全武装していた部隊の一員の男が、冬=ミサを捕らえようと向かっていった!

――瞬間――

「うがああぁぁぁっっっ!!!!!」と言う絶叫が響いた!

 男の両腕は、その根元から引き千切られ、いつの間にか、冬=ミサが両手で、その両腕をつかみとっていた。冬=ミサに引き千切られた両腕は、血まみれと化した、ただの物体と化していた・・・

冬=ミサ「あなたからー♪メリークリスマス♪わたしからもー♪メリークリスマス♪」

 冬=ミサは、『サンタが街にやってくる』と言う歌を口ずさみながら、微笑し、どんどん突撃部隊の前に襲いかかっていった!

 

――信じがたい攻撃の嵐だった。正しく規格外の化け物・・・――

 

 『チーム<AKAZAWA(アカザワ)>』の中でも、選りすぐれた精鋭部隊の一つ。突撃部隊の一員一員たちが次々と、絶叫とともに、骨や筋肉を簡単に引き千切られたり、砕かれたりと、悪夢のように冬=ミサの前から、血の海へと堕ちていった・・・・・

 

冬=ミサ「あなた達の血の匂い・・・恐怖の叫び声・・・血の味・・・色・・・骨が砕ける感触・・・おびえ震える姿・・・

 あーーーん♪アタシ♪どんどん感じてきちゃーーーう♪」

 冬=ミサは、恐怖の絶叫に包まれたり、断末魔の叫び声を発しながら倒れてゆく突撃部隊たちの返り血をその両腕に真紅に染め、返り血を舌でペロペロ舐めながら、ふざけているのか?と思うぐらい、その状況を楽しんでいた。。。。。

 

 冬=ミサに激しく激怒した強化マシンガンを手にした隊員の一人が、「こおおおぉぉのドヘンタイのクソバケモンがああぁぁぁぁっつつ!!!!!」と、叫びながら冬=ミサめがけてぶっ放した!!!!!

――が――

 冬=ミサは凄まじいスピードで軽々と銃弾の嵐をよけてゆき、マシンガンをあっと言う間に破壊した!そして、その隊員も、腹部を、あっさりと右手で串刺しにされ、「あぁ・・・ががが・・・」と口からゴボゴボ血を吐いていった。

 冬=ミサが「サーイレンナーーーイ♪ホーーーリナーーーイ♪」と歌いながら、

手を引っこ抜くと、その隊員も、また倒れ崩れていった・・・・・

 

 まるで喜劇のように、あっさりと、次々に倒されてゆく隊員たちを見ながら、突撃部隊隊長の小原ゆい(こはらゆい)が、怒りに激昂し、冬=ミサに向かって吠えた!!!!!

「おおおぉぉ!!!貴様あぁぁ!!!私がお前を止めてやるっっ!!!!!」

 小原ゆい=『チーム<AKAZAWA(アカザワ)>』の中でも、あの竹原直己に匹敵するほどの戦闘能力を持った猛者。「通称→ミステリアス=スパイラル」。ゆいは、冬=ミサに向かって突っ込んでいった!

 

 ゆいは、「怪・曲線(かい・きょくせん)・・・」と、ボソッと呟くと、その全身を何百もの歪んだ渦の洪水に身をまといながら、冬=ミサに向かって連続攻撃を放った!!

――が――

 冬=ミサは微笑しながら、更に、両腕両足の筋肉・血管を膨張させ、

ますますスピードを増しながら、ゆいの連続攻撃を軽々とかわしていった・・・

 

――通常で言えば、小原ゆいの戦闘能力は、規格外と呼べるものだろう――

――しかし、冬=ミサの戦闘能力は、規格外の範囲の中でも、さらに規格外と呼べるものであった――

――ゆいの歪んだ渦の洪水は、姿を消した――

 

 瞬間。いつの間にか、ゆいの両足は、あらぬ方向へひん曲がり崩れた・・・

 「うがああぁぁぁっっ!!!!!」ゆいが、絶叫するとともに、次の瞬間には、ゆいの両腕もあらぬ方向へひん曲がり、ゆいは地面に這いつくばった・・・

冬=ミサは、「うっふん♪」と言い、笑いながらゆいを見下ろした。

 

 数限りなくされた部隊の隊員たちは、恐怖に震え、失禁している者もいり、金縛りにあったように動けなくなっていた。。。。。

 なぜか、冬=ミサは、ゆいに微笑んだ後、その場から凄まじいスピードで、その姿を消していった・・・

 残された突撃部隊の隊員たちは、ガクガク震えながら、重症のゆいを背負って、惨殺された隊員たちの様子をみる精神的余裕もなく、逃げるように退避していった・・・

 隊員の一人が、東川朝美に電話した。

朝美「お・・・遅かった。今、あなた達に緊急待機命令出すところっだったの・・・」

電話した隊員は、震え泣き声で・・・「じ・・・地獄でした・・・・・。ああ・あんなの見たことない・・・ひっくひっく・・・。たった一人に次から次へと・・・。あっと言う間に・・・ひっくひっく・・・うえぇぇん・・・・・」と、まだ、おびえていた。

朝美「いいから、あなた達は、ゆいを連れて急いで帰って来なさい!」

 足元遅い生き残った突撃部隊の元へと、忍術部隊の幹部の一人。

「アカザワ=ブルー=ユニフォーム」と通称され、青い戦闘服を身に包んだ青下裕也(あおしたゆうや)が、自身の部隊を率いて、その現場へと向かっていった・・・・・

 

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 青下裕也とその部隊たちは、重症を追った小原ゆいや、おびえる突撃部隊の隊員たちを、ヘリや、戦闘車を数台動かして連れて帰った。そして、死んだ突撃部隊隊員たちの遺体に至っては、可能な限り、全てチーム内に運んでいった・・・。

 

 その光景を見た東川朝美は、

「うわさには聞いていたけど、ここまで簡単にやってこなすとは・・・・・」

 小原ゆいが、簡単にこんな状態にさせられる事自体、朝美には信じ難かった・・・。

青下裕也「朝美さん!あと、ゆいさんの様子がおかしいんです!帰ってくる途中、腹部が不気味にグネグネ奇妙な動きをして・・・。ほら、今も!」

 確かに、ゆいの腹部がグネグネあらぬ方向へ変化し続け、ゆいは、うめき声を終始もらしていた。朝美からの電話で、急いでかけつけてきた西野瀬秋子が言った!

秋子「挑発よ!だから、ゆいを生かしておいたのよ!季=毒姉妹の妹の秋=ミサは、<ナイトメア=マリオネット>と言う透明なミニロボットを肉体の一部につけて、遠隔操作しながら、人形のように操る事が出来るらしい・・・。早く、ゆいを緊急医療施設へ運んで!1つだけでも取り除くのは、うちの医療班でも相当困難なはずよ!!!」

 西野瀬秋子は、医療班のトップの井沢里奈(いざわりな)に電話した。そして、すぐに、緊急医療スタッフたちが、急いでゆいを運んでいった。。。。。

 

 たまたま、かけつけていた忍術部隊の三日月美代(みかづきみよ)・三日月光太郎(みかづきこうたろう)・西野恵(にしのめぐみ)たちは、この惨劇に対して怒りに震えていた・・・。

 

美代「こ・・・こんなの・・・許さない!!私がかたきをとってやる!!!絶対に許さない!!!」

 美代の言葉に、光太郎や、恵も賛同したが、朝美は、すぐさま三人のほほを思いっきりぶっ叩いて叫んだ!!!

朝美「今のあなた達に、一体、何が出来るって言うの?

突撃部隊全員近く・・・あの、ゆいまでもが、このありさまなのよ!!!あなた達は確かに攻撃力だけは、並外れたものがある・・・。しかし、基礎が全く出来ていない!あっという間に返り討ちよ!!!」

美代「で・・・でも!こんなの見て・・・私は!私は!私は・・・」

 美代は、それでも、涙をこらえながら、朝美に必死に訴えかけた。

 朝美は、大きくふーっと、一息つくと、美代の必死の形相を見て答えた。

朝美「よーーーし。よし。・・・分かったわ・・・。いつかいつか、やってやろうと思ってたけど・・・。

この私が直々に、あなた達を基礎中の基礎から戦闘トレーニングしてあげる。地獄かと思うぐらいにね!仇を討ちたいなら、それを乗り越えてからにしなさい!覚悟はいい!!?」

 美代たちは、唇を噛みしめながら、朝美の問いに大きく頷いた。

朝美「あなた達は、磨けば磨くほど光る原石だからね・・・。私が、もし、奴らに倒されてもいいように、あなた達を、私以上の器に育てあげてみせる!!あなた達は、その希望があり、素質がある。そして、真っ直ぐな心を持っている。だから、問題ばかり起こしても目をつぶっていたのよ・・・。

 さぁ!まず、死んだ隊員たちを弔いに行くわよ!!」

 朝美は、そう言うと、皆を引き連れて、戦死した隊員たちの弔いの準備をはじめた・・・・・。。

 


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