木材生産現地研修会 第1回 | 県産材の木の住まい工房のブログ

木材生産現地研修会 第1回

4月24日。


相模湖周辺の山々から津久井湖にかけ、森の樹木が若葉色に芽吹き、素晴らしい新緑の光景を観ることができました。



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山がどのような状況にあるのかを見て、現状の状態を観察するため、林業家佐藤氏((有)サトウ草木代表)の案内で津久井の山に入りました。


カエデ、クヌギ、コナラ、ドングリ、ホウノ木等、新緑に萌える広葉樹の自然林を眺めながら、さらに進むとそれまでとは明確に区分された、管理の行き届いたたきれいな人工の針葉樹林に辿り着きました。


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山の管理は木材の品質に大きく影響します。丹念に間伐や下草刈りなどの手間をかけます。3年掛かりで急峻な地形を、間伐した杉や檜を棚田状に横に並べて土の流出を防ぎながら人工林を育ててきました。


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さらに山の奥に進むと清流が湧き出ていています。

ここは水源協定林。湧水は津久井湖や相模湖へと集結し神奈川の貴重な水資源となります。


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素材生産材としては50年以上必要とされますが、この場所の杉は40年物の杉です。あと10年以上で利用出来ます。

100平方メートルごとに25%の間伐をし森を管理しています。


神奈川の貴重な水資源を守るため森林保全に活躍している(有)サトウ草木 さん。


社員一同頑張っている姿を拝見してきました!



レポーター:山田泰照

案内人  :(有)サトウ草木 代表 佐藤好延

主催    :石田木材(株) 石田大介