● 誰にも会いたくないと引きこもりの状態から、ウイッグをつけて外出できるようになりました!
鈴木裕美です。
抗がん剤の副作用で誰にも会いたくない!と引きこもりの状態だったのが、ウイッグをつけて外出できるようになりました!
許可をいただきましたので、ご紹介しますね。
Yさまは、40代の女性で、現在抗がん剤の治療をしています。
抗がん剤治療の副作用の一つに、脱毛があります。
お会いした時のYさまは、背中を丸め、視線を下に落とし、声も小さく聞き取りづらっかたのを覚えています。
「誰にもこんな姿を見られたくない。誰も私の話を聞いてくれない」と話されていました。
まずは、Yさまのお気持ちを伺い、病気を発生させている原因を洗い出しました。
がんになったことを知られたくない。
やせて、髪の毛のなくなった姿を人に見られたくない。
朝起きてもカーテンも開けず、誰とも話さず、引きこもりの状態になっていることがわかりました。
自分で自分を強く責めているYさま。
さらに、他者を気にして、自分がやりたいことを放棄しているYさま。
この状態では、脳の苦痛系が動き、ストレスホルモンが分泌されてしまいます。
これでは、病気は終わらないのです。
まずは、治療を続けられて頑張っていることを含め、自分ができていることに❍をつけてくださいねとお話しました。
そして、朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びてくださいねとお伝えしました。
そして、こう話されたのです。
「今までは、レジに並んでいても、後ろの人に髪の毛を見られているようで恐かったけれど、
ウイッグをつけて外出できるようになったの!」
誰とも会わず引きこもりの状態だったYさまが、自分から外出できるようになったのです。
素晴らしい変化に、とてもうれしい気持ちになりました。
ご自分の感情にも向き合えるようになっておられました。
この変化もすばらしいですね。
本当は、髪があってもなくても、人の価値には何の関係もないのです。
でも、そこにどうしても、こんな自分はだめだ!こんな自分は許せない!と、感情がついてしまうのです。
もちろん、私もそういう状態になったら、引きこもるかもしれません。
でも、その状態が長く続き過ぎると、本来改善する病気が終わらないのです。
脱毛で人に会いたくない、引き込もるのが悪いと言っているのではありません。
本当の自分を見ないようにして、自分を偽り我慢して過ごすことが身体にダメージを与えるのです。
脱毛からのメッセージには、このようなものがあります。
何かを失ったからと言って、あなたの価値がなくなるわけではありません。
本当の自分とコンタクトを取り、自分を取り戻しましょう!
まさに、Yさまの状態だったのではないでしょうか。
Yさまも、自分に向き合い始めてから、変化されています。
病気は、何かを教えてくれるサインです。
すべては大切な経験として受け止められたら・・・。
病気をやめる・やめさせるポイントは、自分との関係をクリアにすること
自分で自分を責めることは、自分に罰を与えていることと同じなのです。
まずは、自分を大切にする。
私は、病気を自分で終わらせて自分の人生を生きる!と決めた方を応援しています。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。