保健師のめぐみです。


本日3つ目のお返事です。


妊娠を希望している女性から、


「4月は生理前にまた
だらだらと3日も茶色いおりものや少量の出血が続きました。

3月の半ばから
花粉症の薬のアレグラを毎晩飲んでいます。

薬の影響ということもあり得るのでしょうか?」


というメッセージをいただきました。


『めぐみさん、こんばんは。
また相談したいことがあるのですがよいですか?

去年の6月頃、
生理前の3日ほどだらだらと少量ずつ出血するようになり

なぜすぐに生理にならないのだろうと
イライラしてしまい検索していたらこのブログにたどりつきました。

それからブログに載っていた体操などを始めたら

1日前だけは少し出血はあるけれど
2日目からは生理の出血になるようになりました。


だけど4月はまただらだらと3日も茶色いおりものや少量の出血が続きました。

今でも体操したりしてるのになぜ?とまた不安になってしまいました。


それで考えていたら3月の半ばから
花粉症の薬のアレグラを毎晩飲んでいます。

薬の影響ということもあり得るのでしょうか?

妊娠を希望してるので不安です。

気にしないようにしようとは思うのですが心の隅では気にしてしまいもやもやしています。

薬は花粉の時期だけなので来月にはまた元通りの生理になってほしいです。

よろしければお答えお願いします。』


お久しぶりですね。


体操をしてくださった結果、
生理前のダラダラした出血が1日前だけですむようになったのはすばらしいです!


あなたが体のためにと努力なさったからこそ、
体も変わったのだと思います。


体もうまく動くようにと
体操をしていくと変わっていくんですね。


それだけに、4月の生理前にまた
3日も茶色いおりものや少量の出血が続いているのは気になってしまいますね。


花粉症でアレグラのお薬を飲んでいるのなら、
お薬の影響で生理の出血がおかしくなったり、
生理不順になることはありえるので、

4月の生理前の出血がまた出てしまったのは、
アレグラの影響もあると思いました。


私も花粉症だったので、
以前は毎年1ヶ月くらいアレグラをのんでいて、

副作用でお腹の調子がおかしくなったりしていました。


「アレグラ」というお薬は、

販売会社のお薬の情報では
副作用の中に「月経異常」と書いています。


お薬がどのように作用して
生理の周期が乱れてしまうのかは
よくわかっていないようなのですが、

お薬を作っている会社で調査して
生理の周期が乱れやすいお薬に関しては、

副作用のところに「月経不順」「月経異常」と書いているのです。


月経異常というと
どんなことなのか想像しにくいですが、

生理の出血量や出血日数が変わったり、
生理のときの症状が変わったりと、
いろんなことをまとめて「月経異常」ということが多いですから、


あなたの生理前の出血がぶり返したのも、
アレグラの副作用のうちの
「月経異常」にあたるのかなと思いました。


お薬の副作用について詳しく知りたいときは、

薬剤師さんの方が専門家で詳しいので、


お薬をもらった薬局に電話したり
出向いてみて説明を受けてみてください。


体操をしてくださっていたことで、
生理前の出血が1日でおさまっていたのなら、

体操でお体が変わることはできるようなので、


花粉症の時期が終わって
アレグラをやめたあとに、

生理前の出血がおさまれば
おそらくアレグラの影響だと思います。

それまで、お薬の影響かどうか判断しづらいですが、
次の生理まで様子をみてみてください。


気になるようでしたら、
婦人科に相談しに行ってみてください。


そもそもアレグラのお薬を飲まなくてもいいように
花粉症の症状が楽になれば、

花粉症の時期に妊娠したとしても
お薬なしで過ごせますから、

花粉症が楽になるためのケアを後の方でお伝えします。


また、花粉症で鼻炎症状がひどく、
呼吸が浅くなっていると、

背中がまるまったりして、
骨盤が傾きやすくなります。


あなたは花粉症の症状が出ている間で、背中がまるまりやすくなっていませんか?





背中がまるまると、
骨盤が傾き、動きが悪くなるので、

生理のときにうまく動かずに、
生理前に出血をしやすいです。


背中がまるまるのに心当たりがあるようでしたら、
背中がまるまらないようにする座り方や

肩・背中を伸ばす体操
をお伝えしますのでやってみてください。



その前に覚えておいてほしいのは、

生理前に数日出血することは
女性ホルモンの影響でだれでもあることで、

生理前に出血からといって、
そのせいで妊娠しづらくなるわけではない



ということです。



妊娠するのに必要なことは、


あなたの卵巣の中にいる
赤ちゃんの卵である卵子ちゃん

赤ちゃんとして育つくらい元気な卵子ちゃんである



ことなので、

生理前に少し出血していたとしても、
卵子ちゃんが元気なら妊娠はできます。


卵子ちゃん





生理がふつうに始まる女性でも、

卵子ちゃんが弱っていると、

ブランドバックが買えるくらいお金を出して
体外受精をしたとしてもなかなか妊娠できない
こともあります。


生理前に少し出血するのは、
ないにこしたことはないですが、

そのせいで妊娠しづらくなるわけではないので、


妊娠のためには、

赤ちゃんの卵である卵子ちゃんが元気に育つように♪


という気持ちで

体操をしたり、
神経質にならずにリラックスした気持ちで過ごすほうが

卵子ちゃんがいる卵巣の血流がよくなり妊娠にはいい
ので


覚えておいてください。



体操をするときも、


「妊娠のためにがんばらなくちゃ!!」


という感じだと、

「やらなくちゃ!!」

という気持ちが強すぎて、

体がこわばり、体操の効果が出にくくなります。


ためしに、お腹の下のほうに
手をあてながら、

「しなくちゃ!」と3回くらい言葉にしてみましょう。



やってみると、お腹に力が入ってカタイ感じになりませんか?


こんなふうに「しなくちゃ!」という気持ちでいると
体がガチガチになってしまい、
骨盤の動きもよくならないので、

これではせっかくケアをやっていてももったいないですよね。



気持ちいいなぁと感じるように
ゆったりした気分でやったほうが

生理の出血もふつうになりやすい
です。



好きなリラックスできる音楽をかけて体操をやってみてください。



では、花粉症の症状が楽になる体操、

背中がまるまりにくくなる座り方や、

背中、肩を伸ばす体操をお伝えします。


私は肩をほぐす体操をしていたら、
今年は花粉症の症状でないですごくうれしかったです!!


花粉症で鼻炎にならないと、


マスクをしなくていいし、
メイクもくずれないし、
薬で眠くならないし、
気持ちよく過ごせてうれしいです!




背中がまるまると、骨盤が傾き、
中にある卵巣が圧迫されて、


卵巣の中にいる卵子ちゃんも弱ってしまいますから、



背中がまるまらないための体操をやるのは

妊娠できるくらい元気な卵子ちゃんを育てるのにもいいケアです。


今までなさっている体操もあると思うので、
1日で全部やろうとしなくてもいいですから、

やりたい気分の体操を組み合わせてやってみましょう。


クローバー肩と腕のダブルのびのび~


立ってもできます。
座りながらテレビのCMの合間にもできます。


(1)両方の腕を背中のうしろにもっていき、手を組みます。


(2)胸をひらくようなイメージで、うしろに組んだ手をぐ~っとさらに後ろに伸ばしていきましょう





肩こりがひどいと、いきなり伸ばすと痛めるため、
すこしずつゆっくり伸ばして

イタ気持ちいい位置で止めましょう。

無理にグングン伸ばすのはあまり効果がないです。


(3)イタ気持ちいいところまで伸ばしたら、一気に力を抜いて手をほどきます。


一気に力を抜くことで、こっている肩、腕、目がほぐれやすくなります。


(4)3~5回繰り返しましょう。


簡単ですよね?

テレビを見ながらでも、料理の合間でもできます。

私はパソコン作業をするときに、1時間くらいたったら
こまめにやるようになったら、肩こりがひどくなることがなくなりました。

集中してパソコン作業をしていると
ちょっと肩が痛くなりますが、
こののびのび体操をするようになったら
肩こりもすぐによくなります。

しかも!姿勢がよくなり、バストのたるみも目立たなくなってきれいに見えるようになります。

気持ちいいですし、見た目もきれいに見られてうれしいです。



クローバー卵子ちゃんがいる卵巣を圧迫しない、姿勢がきれいに見える座り方



(1)足の裏全体がピッタリと床につくように座る


あまり後ろに腰掛けない方が足の裏はぴったりつきます。




(2)左右のお尻の真ん中あたりさわってみて、硬い部分があるのを確認します。それが坐骨です。


坐骨は、イラストの黄色の部分です。




(3)坐骨がイスの座面にグサっと垂直に突き刺さるイメージで座る


背中がまるまっていたり、お腹が突き出ていると、
坐骨が倒れている状態なので、

坐骨がイスの座面にグサっと垂直に突き刺さるイメージで体勢を整えてみましょう。


やってみると座るのが楽になると思います。


坐骨を意識するのがむずかしいときは、
足の裏だけでも意識して座ってみてください。



あなたの卵子ちゃんが元気に育ってくれますように。




めぐみ





メッセージについては、ブログのトップページに案内を書いていますので、注意事項と一緒に確認してください。


メッセージをいただいた場合は、注意事項等もお読みいただいたものとしてブログで取り上げます。


生理のお悩みの場合は、

必ず、前回、もしくは最後にきたの生理が開始した日をお知らせください。


メッセージの数が多いため、毎日最新のコメントをチェックしていませんから、「今日すぐに返事がほしい」とあっても、すぐにはお返事できないことをご了承ください。


どうしても心配なときはあなた自身が「すぐに」行動して病院に行ってくださいね