現地時間27日、ドバイ・メイダン競馬場で行われたドバイワールドカップ(首G1・オールウェザー2000m、総賞金1000万米ドル)に日本からレッドディザイア(牝4、栗・松永幹夫)がC.スミヨン騎手騎乗で出走した。

 最後方から大外一気を決めた前哨戦とは異なり、道中6番手からレースを進めたレッドディザイアは、直線うまく外に持ち出したが末脚不発に終わり、勝ち馬から大きく離された11着に敗れた。これまで日本馬のドバイワールドCでの最高着順は01年トゥザヴィクトリーの2着で、またしても悲願の世界制覇はならなかった。

 レースは、スタートから先頭を奪ったT.ペレイラ騎手騎乗のグロリアデカンペオン Gloria De Campeao(仏)が、直線外から強襲するリザーズディザイア Lizard's Desire(南ア)、間を割ったアリーバー Allybar(UAE)の追い上げをハナ差凌いで逃げ切った。勝ちタイムは2分03秒83(稍重)。2着はリザーズディザイア、アリーバーはさらにアタマ差の3着。

 勝ったグロリアデカンペオンは昨年のドバイワールドCの2着馬。前哨戦のマクトゥームチャレンジラウンド3(首G2)では、レッドディザイアの2着に敗れていた。

【勝ち馬プロフィール】
◆グロリアデカンペオン(牡6)
父:Impression
母:Audacity
母父:Clackson
厩舎:仏・P.バリー
生産地:ブラジル
主な戦績:シンガポール航空国際C(星G1)、09年ドバイワールドC・2着