いまを生きているということ

いまを生きているということ

震災当日まで北上営業所長としてJR工事に携わっていた私が1000年に1度の震災に遭った釜石へ翌日から舞い戻り、被災した自社と育てて頂いた地元釜石の復興への想いを綴ります。

 弊社ホームページのお知らせで紹介されていましたが、総務でトライアルなど行い、少し準備に時間が掛かりましたが「エマージェンシーコール」を導入しております。

このエマージェンシーコールは安否確認サービスです。

気象庁が発する地震情報と連動して、震度5強以上の地震が発生した場合に自動的に連絡を行います。

メールやLINEなど1人当たり10連絡先まで登録できます。

回答があるまで繰返し5回連絡が届きます。

管理者は情報をリアルタイムで確認出来ます。

 

東日本大震災の時、全社員の安否確認は1週間かかりました。

初期対応しながら社員がどういう状況にあるのか不安で仕方がありませんでした。

導入にあたって全社員に経緯と想いと私たちに求められる役割をお伝えしました。

 

東日本大震災を経験し、もっと効果的な対応が出来ればと学び、防災士になりましたが、自分と社員は生きて活動している前提が間違っていた事、まずは正しく状況判断し率先して避難することで次の行動へ素早く移行出来ることに気づきました。
あの時、1週間本当に不安だったこと、このエマージェンシーコールを導入することで、全社員の状況を把握する事によって、困難な状況におかれた社員への対応や支援、出社出来る社員と人数を把握することで、その時最善の対応を考えることが出来ます。

社用携帯以外に個人携帯にも登録して貰いどんな状況でも回答出来るような環境になっています。

 

災害は時を選びません

それぞれが想定して備えるしかありません
 

このように届きます。

 

 

先月は訓練開始30分で81%回答しています。


集計一覧です。

訓練ですが色々な社員がいるので負傷したり、家屋が倒壊したりする社員がいます。
「ふざけてる」と総務は笑いましたが、私はその社員に対しどう対応出来るのかを具体的にイメージするキッカケになり有難いと思いました。

 

確認状況の推移も分かります。


弊社は毎月11日が「安全訓練の日」になっています。

今月は日曜日なので今日が訓練日のようで安否確認が届きました。

 

次は11日に拘らず休日に安否確認訓練を実施すると言っています。
それぞれの仕事にはそれぞれの役割があります。

私達は普段から大切な役割を担っているのですが、災害など何かあった時に対応することは地域ににとって重要な役割です。


昨日も宮崎県や高知県で大きな地震がありました。

東日本大震災を経験した私達だからこそ
 

絶えず準備し続けようと思います。