いまを生きているということ

いまを生きているということ

震災当日まで北上営業所長としてJR工事に携わっていた私が1000年に1度の震災に遭った釜石へ翌日から舞い戻り、被災した自社と育てて頂いた地元釜石の復興への想いを綴ります。

「ピンぼけ」

多少、私の頭の中もそうかもしれないけれど今回はその話ではありません、安全衛生大会の次年度へ向けて行なった振返りの中で出た声を聞いて感じたことです。

安全衛生大会は会社として取り組む大切な行事なので年々進化したいと考えています。

 

後から振り返るためにもしっかり記録として残したいと思い画像は地元の写真館さんなどプロのカメラマンにお願いしています。

 

安全衛生大会はタイムスケジュールがタイトなのでプロのカメラマンが撮影しているのに社員も一緒に撮影することは時間も掛かるし、二度手間のような気がする、上手にとれていないし、プロだけに任せるべきではという声がありました。

 

確かに正論だと思うのですが、私は常々、どんな時も会社の未来に繋がるよう意識して考えようとお伝えしています。

安全衛生大会を実施する中でも社員の成長に繋がるよう考え取り組むことをお願いしています。

 

たしかに段取りや奉仕活動などベテラン社員を責任者にすれば安心で間違いはありません。

それでは何も変わりません。

若手を責任者にしてベテラン社員に見守ってもらう事が大切なのではないかと伝えて役割分担も変更して貰いました。

立場や役割は担って初めて気付くこと、感じることがあります。

社内イベントだからこそそういう取り組みを通して自覚や成長を促したいと考えています。

 

撮影に話を戻すと、新年度の始まりである4月1日にプロカメラマンを確保するのは大変なことです。

何とか対応出来る方に助けられていますが、来れない時に備えること、こういう機会に撮影することを繰り返して、少しでも素敵な写真をとれるようになること、何かあった時、社員がしっかり撮影出来るようになればそれも成長です。

実際、地域貢献は2班2名ずつ、安全衛生大会は1名社員が撮影していましたが、それぞれの個性や視点も観てとれました。

特にメインでお願いした若手社員はプロカメラマンの視点を真似たり工夫しながら撮影していることが画像のアングルから分かりました。


 

 

 

少しでも良い記録を残したいという想いで撮影してくれたことが伝わり、これも成長だと感じました。

何かを行う時、せっかくだから目的、目標、意思を持って取り組みたいですね。

意味・意義を見出し伝えること、社員が自らの意思で取り組めるような声掛けをしていかなければいけないと考えています。

繰り返す事でピンぼけから脱出したいと思います。
画像の「ピンぼけ」は、少しでも良い画像を残したいと前日になって急に新しいカメラを渡した私が悪いのだと思います。

何事もしっかり計画し事前準備が大切です。
大いに反省しています。
結局、すべて原因は私にあるのでした。