「老け顔」
自分は「老け顔」と共に歩んできた。
小学校1年生にもかかわらず、
2年生と間違えられ、
年齢制限で入ることができないはずの
書道塾に入塾。
小学校6年のときには、
電車に子供料金で乗ろうとしたら
止められる始末。
そして、大学の時には
まだ20歳なのに30歳に間違えられる事もあった。
■若々しさへの探求
若く見られた経験に乏しい自分は、
「老け顔」がコンプレックスであり、
若々しさへの渇望は人一倍強かった。
どうしたら若々しく見られるのか。
悩みながらも、時は過ぎ社会人となり、
自分でお金を自由に使えるようになってからは、
毎月ファッション雑誌を購入し、見た目を磨く研究をした。
ニキビ面を治すため、
洗顔には気を遣い、
洗った後は化粧水をつけることを習慣化した。
流行のファッションを勉強し、
その中から自分に似合いそうな服を探しあて、
大金をつぎ込むこともあった。
そんな事を繰り返しながら、
鏡で自分の顔を見たときに気付いた。
「シワが老け顔を助長しているのではないか?」
自分は10代の頃から、
おでこに2本の横線が刻まれていた。
この2本の横線をどうにかできないか。
化粧水を手に取り、
額に押し当てじっくりと染みこませ、
垂れ下がらないように、
頭のてっぺんの方に手で引っ張り上げる。
この動作を毎日継続した。
■顔面運動との出会い
またそれだけでは飽きたらず、
顔の引き締め効果があると言われる
顔面運動も行うようになった。
きっかけはテレビ。
「顔の筋肉は身体の筋肉と違い、
薄く鍛えやすい。
やればすぐに効果が出る。」
という言葉を聞いた時、
自分の脱「老け顔」心に火がついた。
それからというもの、
お風呂に入っている際に、
鏡に向かって顔の筋肉を動かす練習が始まった。
その結果、ある日を境に
実年齢よりも若く見られる逆転現象が起こり始めたのだ。