痩せ細った身体。
自分の過ちを写し出していた。
何が悪かったのか?
原因を探した。
もしかしたら、トレーニング方法が良くなかったのか?
一からトレーニングを見直してみる。
今度こそは筋肉を大きく発達させる。
自分への挑戦だった。
■基本は「高負荷・低回数」
調べてみると、トレーニングの基本は
「高負荷・低回数」だということがわかった。
しかし、高負荷とはどんなものか?
一体どうすれば高負荷になるのか?
筋肉に大きな負荷をかけると考えたとき思いつくのが、
重いものを持ち上げるということ。
確かにそうなのだが、
重いものを持ち上げるということには、
リスクがつきまとう。
怪我である。
正しいフォームで上げなければ、
腰を痛めるなどのトラブルが発生してしまう。
自分自身フォームをチェックしながら、
トレーニングを行うのは難しいので、
フォームをチェックしてもらう人が必要になる。
また、一人で持ち上げられないときは、補助が必要。
一人でトレーニングをしたい自分には、
それは向いていないと判断した。
重いものを持ち上げる他に筋肉に
大きな負荷をかける方法がないのか?
■もうひとつの方法
更に調べてみるともう一つ方法が見つかった。
それは同じ姿勢を保つということ。
例えば、腕立て伏せをするとき、
素早く上下動をするより、
ゆっくり時間をかけて上下動をした方が、
筋肉にとって高負荷であることがわかった。
この方法なら、自分一人でもできるし、
さらにフォームを気にしながらでもできる。
ゆっくりなら怪我のリスクも下がる。
ということで、ゆっくりとした動作でトレーニングをしてみることにした。