【走路】R11
【現在地】香川県綾歌郡宇多津町
【宿泊地】道の駅『恋人の聖地うたづ』
【走行距離】60km
【総走行距離】24063km
【話しかけてくれた人】11人
【総計】2357人
【出費】4500円
【内訳】納経帳、うどん×3
【特記事項】---
【走破地図】

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うどん好きなら一度は行ってみたい、隠れ家的なお店。
ちょっと寄り道して食べてきたよー!!!

ぶつくさ文句言って泊まった結果、やはり良くなかった。
気温は高くないのに暑い、蚊だらけ、夜中に変な鳴き声で結局5時間寝てない。
元気なときならまだしも、疲れきってるのに8時間寝れないと拷問のよう(´;ω;`)

夕方から大雨になるみたいだから早めに行動しないと。
昨日飛ばした68番の神恵院と69番の観音寺は2つのお寺が1か所にまとまっている。

お参りしたあと、ルートから少し遠回りして隠れ家うどんに行った。
あまりによかったので、最後にご紹介することにします(*´v`*)

うどん食べて大満足、感情をそれほど表に出さない俺が
めずらしくハイテンションでスキップしながら進んでいく。

71番、弥谷寺。ここも苦手な人が多そうなお寺である。

というのも、やたら階段が多くおそらく500段以上ある(・`д・´;)
有料駐車場に停めれば250段はショートカットできるが、それでも半分。
老人は本当に大変そうだった。

比較的平地に次々とお寺が並んでいて楽な日(*´v`*)
72番、曼荼羅寺。

直売所でみかんが8コ100円だったので買っておいた。
時期が悪いのか、水分抜けてパシパシ。もっとよく見とくべきやった(´;ω;`)

73番、出釈迦寺。
だんだん雲行きが怪しくなってきたか...?

74番、甲山寺。
お寺が集中するとひとつひとつの印象が薄れがちになるから、
きちんとお参りしておかないと。

授かり地蔵のご利益を受けたい人は、地蔵にかけられた前掛けをもらっていく。
もし子どもを授かった場合は新しく前掛けをかけてあげるという仕組み。
一種の相互扶助的な感じがして微笑ましい(*´v`*)

この一休さん風の坊主看板は88ヶ所のお寺のどこにでもあるが、
こうやって前掛けだらけなのは類を見ない(・`д・´;)

75番、善通寺。
善通寺市という大きな市の中心にあるお寺で、奈良公園ほどの広さがある。
市のシンボル的な意味合いもあって広くきれい、観光客もたくさんいた。

3度目の再会をしたおっちゃんに紅茶おごっていただいた(*´v`*)
お遍路をしていると、他のお寺で出会った人と再会することが多々ある。
その日のうちに会うのは頻繁すぎて数え切れないが、
2~5日後に思わぬ場所で再会というパターンがあり、
互いの無事と安全に進行していることがわかって嬉しくなる(*´v`*)

時間に余裕があったので、1時間ほどベンチに座ってお遍路トーク(*´v`*)
ひどい野宿、風呂なし生活、救われた経験、お遍路の魅力など、
旧知の間柄のように盛り上がって話は尽きることがない。
人間関係で悩みがある人はぜひお遍路をという見解が一致していた。
追い込まれたときに必ず救われるし、見ず知らずの人の温かさに触れられるし、
こうやって一期一会の出会いに心を洗われるし...。
お遍路は修行ではなく癒やし、という言葉が胸に響いた。
また再会できたらと挨拶を交わしたところ、
おっちゃんは趣味でお遍路をテーマにした絵を描いてらっしゃるらしく、
出会った記念にと、その絵葉書をいくつかいただいた。
お遍路中に見た光景そのもので感激した(*´v`*)

雨が降ってきたため、大急ぎで76番、金倉寺へ。

16時に降りはじめて夜に厳しくなるという予報だったのに、
14時の時点ですでに豪雨(´;ω;`)

ずぶ濡れになってもはやどうにもならんと思って、諦めの境地でうどん屋さんへw
名前はわからない。金倉寺の真ん前にあるただの民家だ。

席はカウンターが5,6席と、テーブルが3つ4つ。
質素な感じがいかにも隠れ家風。

すっかり昼時は過ぎてしまっており、お客さんは地元のおばちゃんのみ。
店のおばちゃんと談話している中突撃したので恥ずかしいw

揚げ物も残りわずか。もうちょっと早くこれればよかったかなー。

冷やしうどん小と天ぷら(いも、たこ)で推定280円。
おばちゃんたちと意気投合してタダにしてもらったから値段がわからない(・`д・´;)
そうめんみたいにして食べるタイプで、つゆもそうめんと似た味。
天ぷらは冷えてしまっていたがふんわりとおいしかった。黄色の衣が独特。

めんはコシはあるもののやわらかめで、やわらか好きな人向け。
小がたしか220円で安いから食べ歩きのひとつに加えてみては。
金倉寺の真ん前やから行きやすいし、テレビのサインもいっぱいあった。

食べて5分もしないうちに、事前にマークしておいたうどんを食べに行く。
善通寺市にある長田in香の香は地元の人も集まるお店。

15時だというのに人の波が絶えず、店内は熱気であふれている。

釜あげうどんか冷やしうどん、たらいうどん(4人前程度)のみで、
トッピングの天ぷらはなくおにぎり、いなりがある。
注文からできあがりまで10分ほどかかる。

釜あげ(大)350円(*´v`*)

ツボに入ったつゆをお椀に入れて、ざるうどんのように食べる。
つゆはかつおの風味が強い濃い目の味。

めんは不揃いでもちもち系。
ふんわりしているがコシもあり、ぶよぶよしておらずまさにもちもち。
何を言ってるのかわからないだろうが、本当にそんな食感であるw

個人的にはもちもち系よりゴムゴム系の方が好きかなー。
釜あげは熱が入ってる分、ゆっくり食べてると一気にやわらかくなるのがなぁ。
もちもち系が好きな人なら気に入ると思う。

一度乾いたのに、またずぶ濡れになって77番、道隆寺。
80ちょっとまで行きたかったけど、今日はもう諦めよう。

中学からの親友が丸亀市出身で、田舎だの未開の地だの言っていたが、
来てみてびっくり、大津市や足立区よりよっぽど栄えている(・`д・´;)
市内の高台にはうどん城もあった。

海岸沿いには謎の巨大タワーも。うどんでできているんだろうか。

宿泊地の道の駅はなんと恋人の聖地。独身おっさんが来るとこじゃなかったか...。
隣には男女が重なり合っていると思われる謎のモニュメント。

バケツをひっくり返したような雨が続き身動きさえできない状態だったが、
道の駅の係の女性は非常に優しい方たちで、
21時の閉館まで屋内で休憩し、夜間宿泊することも快諾してくださった(*´v`*)

暗くなると光りだす謎のうどんタワー(・`д・´;)

今日の参拝は68、69、71~77の合計9寺。
68番神恵院(右)と69番観音寺。

71番弥谷寺(左)。

72番曼荼羅寺と73番出釈迦寺。

74番甲山寺と75番善通寺。

76番金倉寺と77番道隆寺。

そして!!!朝行った最高の隠れ家うどんですよーーー!!!
国道11号線から少しそれて山あいに向かっていく。

勝手なイメージで申し訳ないが、俺の思ってた香川は一面の小麦畑(*´v`*)
実際にはこんな場所はほとんどなく、市街地はかなり都会だった。

なぜか行列ができている民家を発見、それが『須崎』!!!

朝9時から11時半までしか開店していないと聞き、
9時ちょうどに行ったらもう10人以上並んでた!!!

外で待ち、呼ばれると中に入って注文する。
大(320円)、小(200円)で、温かいのか冷たいのか選ぶ。
メニューはたったそれだけ(・`д・´;)

民家兼製麺所のようなところで、茹で上がるまで通路で待つwww
右側には普通に寝室っぽい布団とテレビがあってよその家状態www

麺の入ったどんぶりを渡され、あとは自分で勝手にやってくれというスタイル。
生卵(30円)、温泉卵(60円)は事後申告。
ねぎ、しょうが、しょうゆは自分で好きなようにアレンジする。
天ぷらなどのトッピングはなく、麺だけを楽しめる。

冷たい大と生卵で350円(*´v`*)
シンプルでいて、今まで食べたうどんの中で最高クラスにおいしかった!!!
うどんの形は不揃いでいかにも手打ちの自家製麺。
他のどのうどんよりもコシが強く食べごたえ抜群(*´v`*)
しょうゆはボトルに入っていて自家製かどうかはわからないが、
そのままなめても嫌味のない甘みがうどんによく合う!!!

卵がさらにうどんののどごしを良くしてくれ、
つるりと入ったうどんをぎゅっと噛むのが楽しい!!!
ネットでも文句なしに大評判のお店で、
隠れ家的なうどん屋さんの筆頭に挙げられる『須崎』。
車でなら高松からも1時間くらいやし遠回りしてでも行く価値はある。
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隠れ家うどんは聞きしに勝る最高のうどんだった。
明日は丸亀市→坂出市→高松市に抜け、もしかしたら88ヶ所全て完了するかも。
1日で5軒ほどうどん屋さんをまわるつもり(*´v`*)