【走路】R9
【現在地】島根県出雲市
【宿泊地】道の駅『大社ご縁広場』
【走行距離】74km
【総走行距離】22211km
【話しかけてくれた人】30人くらい
【総計】2030人
【出費】2600円
【内訳】サンドミュージアム、龍源寺間歩、ぜんざい餅
【特記事項】---
【走破地図】

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1日でサンドミュージアム、石見銀山、出雲大社の3つを周った精力的な日。
まずは仁摩サンドミュージアムをじっくりどうぞ(*´v`*)

石見銀山に向かう途中の国道9号沿いにあり、
興味がない人も行ってみようかなと思える立地。

なんか怪しい施設かな?(*´v`*)
と一瞬びっくりしてしまう外観w

とある理由で楽しみにしていた仁摩サンドミュージアム!!!(*´v`*)

入館料は700円でちょっとお高めだが、各種割引が適用される。
JAFやらHISやらなんとかクーポンみたいなものが10種類以上あったかと思う。
ただ、道の駅などでは割引券が見当たらないため、ネットで探すのがいい。
俺の場合は10%引きだったが、最大20%割引になるっぽい。

吸い上げられた砂が上からこぼれおち、観覧車風の砂車が回る装置。
入館していきなりこれがあってインパクトがすごい(・`д・´;)

ピラミッドの中央に砂オブジェがあり、くるくると回転している。

時計回りにゆっくり回るにつれて模様が少しずつ変わっていく。

中央のメインホールは天井が高く明るい!!!きれい!!!

壁には2mほどもある回転砂オブジェ(・`д・´;)

どうやら15分おきくらいに回転するらしく、今は静止している。
次に動き出すまで先にいろいろ見ておこう。

手作りの各種砂時計。

近隣で採れる鳴き砂は、すりこぎで上から押すとキュッと音が鳴る。

サンドミュージアムの最大の展示がこの1年計(・`д・´;)
高く天井に据えられた巨大砂時計には、なんと1トンもの砂が使われている!!!

ガラスはドイツ製、砂は細かくなるまで何度も精製しゴミを取り除く。
流量の計算やくびれ部分にも非常な苦労が重ねられた。

1年計と言っても、くびれ部分(ノズル)は針が通るほどの細さしかない(・`д・´;)

試作品としての1日計、10日計がズラリと並ぶ。
手に持ってひっくり返すことはできないものの、重厚な感じに圧倒される。

砂も場所によって性質・細かさが全然違う。
人口砂を使ってはどうかという意見もあったが自然産にこだわった。

1年計の縮小模型。
砂は均一に流れるわけではなく、温度や湿度が関係して流量が増減するらしい!!!
ぴったり1年をはかるために、流量はコンピューター制御されてるんだとか。

そうこうしているうちに、壁の巨大オブジェが回転しだした(・`д・´;)

音楽とともにゆっくり5分ほどかけて回転する。

ながーい板の間には小さな隙間がたくさんあり、
そこから少しずつ流れていく砂を見ていると神秘的。

もとのポジションに戻ると隙間からどんどん砂が流れ、
自然と三角形の形ができてくるのが気持ちいい。

こんなぴったりきれいな三角形ができるんやなぁ...すごいなぁ...(*´v`*)

反対側の壁にあるこちらのオブジェも回転しだした。

中央の正方形、そこから延びる線にやはり穴が開けてある。
先ほどのものよりは砂がダイナミックに動く。
ザザーっと流れていく砂は豪快で、緻密に三角形を作るオブジェとは対照的。

最終的に何か形ができるというわけではないから、そこは物足りないw

改めて先に進んでみよう。

1年計の展示を過ぎると、次はちょっと風変わりな砂時計。

中国っぽい(*´v`*)
あとに来た老夫婦は『まー、ヨーロッパの雰囲気!!!』と言っていた。
感性が違って友達になれないw

落ちたら2色に分かれるという砂時計。
重い自然砂と軽い人口砂の重量の違いで、中央は濃く周辺は薄くなっている。

形はどれも違うが、落ちきるまでの時間は全て同じ。

これは砂時計じゃなくて、回転する砂オブジェ。
色が混ざらないよう完全に仕切られている。

さて、次は俺がいちばん楽しみにしてたゾーンですよー!!!

旅に出る前からリストアップして心待ちにしていた『砂時計』ゾーン!!!
芦原妃名子原作のマンガ『砂時計』と、実写化されたドラマ・映画の特設エリア。

砂時計が重要な役割をもつ作品で、ここ仁摩サンドミュージアムもロケ地。
俺は昼ドラを毎日楽しみに観ていた。

4人の幼なじみがあっちとくっつきこっちとくっつき、
上京して離れ離れになったと思ったら大人になってから再会してまたくっつき...。
書いてて自分のあらすじ能力の低さに愕然とする(´;ω;`)

ベタベタの恋愛ドラマなんやけど、精神的におかしかった看護師時代は
毎日夜勤の前、夜勤明けに楽しみにしていた。
柴咲コウの曲が泣けるんだこれがまた(*´v`*)

そんな大好きなドラマだが、実は最終話付近を全く観ていない(´;ω;`)
日勤で見られなかったというのもあるが、
『(自分の中で)終わりにしたくない』と結末を見たくなかったのもある。

幼少期・子ども・大人時代の杏が勢揃いした姿を見て涙が流れる(´;ω;`)
誰もおらんかってよかった...ジャージ姿のおっさんが泣いてるとか地獄絵図や...。

無料でマンガも全巻読めるようになっている。
ドラマだけでマンガを知らないためずっと読みたかったが、
時間の都合上泣く泣く諦めた。今度ブックオフの少女漫画コーナーで読む(*´v`*)

昼ドラ観てた頃のつらい思い出も噛み締めながら、
次のいろんな砂エリアに進んでいく。

島根県内の各海岸の砂を比較してる。
そんなに離れてない場所なのに形や色が違っておもしろい。

揺らすとゲコゲコ音が鳴る蛙砂(・`д・´;)
細かい流砂や水、反射板の作用で鳴るらしいが、本物みたいだった。

顕微鏡で砂を拡大して見ることができる。
僕の頭皮は大丈夫かな...?(*´v`*)

日本の鳴き砂地図。
知ってるとこもあったし、ここに載ってないとこもあった。

世界にもあるのは驚かなかったが、
なぜか海岸沿いでもない内陸に多くて不思議だった。

砂漠のバラやって!!!(・`д・´;)
砂が地下水と炭酸カルシウムの作用で結晶化、厳しい気候条件でできるんだとか。

日本各地の砂が集められていて比較するのが楽しい。

色、大きさ、形も様々で、どうやってできたんかなーとか、
そこで生活してる人はどういう暮らしをしてるんかなーとか想像すると
あっという間に時間が経っていく。

同じく世界各地の砂も展示。

オーストラリアの真っ白な砂がいちばん感激した(*´v`*)
砂糖みたいやったで...ぺろぺろしたいわ...w

続いては砂絵体験コーナー。休日は子どもで大にぎわいと思われる。

1人1枚砂絵用の紙が無料でもらえ、2枚目からは100円必要。
絵柄は月ごとに3種類ずつ。左上のが欲しかった(´;ω;`)

紙の台紙をはがすとのり状になっていて、そこに砂を乗せて色をつけていく。
色を考えるのも、砂を乗せるのも意外と楽しい(*´v`*)

配色センスなさすぎワロタ(´;ω;`)
色の砂自体は10種類くらいあったから、うまい人は本当にうまかった。

通路には先ほどと同様、風変わりなというかおもちゃ風の砂時計の数々。

これに似たようなやつ、うちにいくつかあったわぁ...。
見たらハミガキ思い出して口の中がもやもやするw

『毎日ハミガキ10分×3してます!!!』って誇らしげに言う人おるけど、
時間じゃなくていかに隙間を攻めるかが大事なんちゃうん?(*´v`*)

スプーンやフォークの持ち手部分が砂時計になっている。
早食い大会用だろうかwww

最後は企画展で、サンドピクチャーを展示しているらしい。

げ、現代アートか何か?(*´v`*)

あっっっ!!!これもうちにあった!!!
ひっくり返すと砂が下に落ちていき、毎回違った模様ができあがるもの。

砂がつくる模様を楽しむもよし、背景との対比を楽しむもよし。

大きいものは1m以上もあり、どれも自由に回転させて楽しむことができる。

四面がサンドピクチャーになっていて、
同じようにひっくり返しても全然違う模様ができている。

卓上のものは家庭でお持ちの方もいるだろう。
ここでは大型のものや風変わりのものも多く展示されていた。

砂の色も白黒だけでなく、青っぽいもの、淡い紫などバリエーションがある。
それぞれ好みのものが見つかるに違いない。

俺はこの砂漠の夜空っぽいのがいちばん好きやなぁ(*´v`*)
販売はされていないのが残念。

そしてなぜか自動演奏のクリスタルグランドピアノが音楽を奏で、
殺風景になりがちな砂の世界を彩っているのであった...。

館内にはアンケートや訪問帳が置かれており、訪問帳は何冊も積まれていた。
ふだんこういうのは書かないことにしている(めんどくさいし)が、
何か抽選で当たると書いてあったから喜んで書くw

帰りにかっちょいいステッカー(100円)を買って大喜び。
早速ちゃりんこに貼ろう(*´v`*)
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1時間だけのつもりが、2時間もじっくり楽しんだ。
その分あとの移動と観光が大変だったが、後悔はしていない。
砂の持つ幻想的な雰囲気はぜひみなさんにもおすすめしたい(*´v`*)