大統領外交成果マヒンドラの1兆投資に「そんなことは前から言っていた」 | Korea Economic News by KANI

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韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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ミ( ゚w゚)彡 <スイスダボス会議出席の前にインドを訪問した朴槿恵大統領は、インド首脳のほか双龍自動車を所有するマヒンドラグループ会長と会って雇用回復と意欲的な経営に謝意を述べ、マヒンドラ会長は双龍自動車に今後4年間で1兆ウォンの投資をすると答えたと報道されました。


印マヒンドラ 韓国・双竜自動車に4年で984億円投資へ 【聯合ニュース日本語版】
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2014/01/17/0500000000AJP20140117002600882.HTML

 韓国・双竜自動車の筆頭株主であるインドの複合企業、マヒンドラ・グループのアナンド・マヒンドラ会長は17日、同国を国賓訪問している朴槿恵(パク・クンヘ)韓国大統領と会談し、向こう4年間で1兆ウォン(約984億円)を双竜に投資して新製品と技術開発を行うと明らかにした。
~~以下略~~

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ミ( ゚w゚)彡 <前回の訪欧同様に、韓国メディアは外交成果を大々的に報じています。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1389850307/117-118
117 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2014/01/18(土) 18:39:12.20 ID:dIDFW+fE
朴大統領"双龍車解雇者復職・投資拡大"要請 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2014/01/18/2014011800239.html
双龍車買収した印度マヒンドラ グループ マヒンドラ会長と会談
マヒンドラ会長"今後4年間に1兆ウォン投資する"肯定的回答に
朴大統領"労使文化変化モデル作って有難いと考える"

マヒンドラ会長 http://image.chosun.com/sitedata/image/201401/18/2014011800235_0.jpg

 インドを歴訪中である朴槿恵大統領は17日、双龍(サンヨン)車を買収したマヒンドラ グループのアナンド・マヒンドラ会長と会った。双龍自動車解雇者復職と投資拡大をお願いするためだった。

 マヒンドラ グループはインド、ムンバイに拠点を置く多国籍企業で、双龍車持分72%を保有し、自動車・金融・IT分野で全世界で15万5000人を雇用している。マヒンドラは2011年に法廷管理を脱した双龍車に5870億ウォンを投資した。朴大統領がマヒンドラ会長に会ったのもこのためだ。朴大統領は先に"マヒンドラグループが韓国民を信じて、双龍車を買収して回復させたことに感謝申し上げる"と話した。

 朴大統領は引き続き、"(昨年に)無給休職者全員を復職させたことに対して感謝する。今後の経営改善状況によって、退職者復職を含めた雇用拡大が続けられることを希望する"とした。2009年5~8月に双龍車労組は2646人整理解雇に反発して、平沢(ピョンテク)工場を76日間占拠した。同年9月に双龍車労組が民主労組を脱退したことで状況は落ち着いたが、解雇者問題が2012年大統領選挙イシューになるなど余震が続いた。

 双龍車は昨年初めに無給休職者450人あまりを復職させ、今では1900人に達する希望退職者の一部を復職させることを検討している。'雇用'を強調してきた朴大統領が復職問題がうまく解決できるように再度頼んだのだ。朴大統領はまた、最近の外国人投資促進法改正などを取り上げ論じて、投資拡大を要請した。

 これに対してマヒンドラ会長は"(今後4年間)新製品開発と雇用増大のために、双龍車に1兆ウォンを投資する"と答えた。彼は"双龍車を米国市場に進出させるために、'メード・イン・コリア(Made in Korea)'ブランドを積極的に活用する"として、"今後マヒンドラ グループの主力10事業(自動車・農機械・IT・金融など)で韓国投資を拡大する計画"と話した。

 インド現地マスコミはこの日、マヒンドラと双龍車が小型SUV(スポーツユーティリティー車両)開発のための、'S102プロジェクト'を進めていると報道した。

 大統領府関係者は"解雇者追加復職問題は、このような合作プロジェクトの成否と連動される可能性が大きい"として、"現在14万台規模である双龍車の生産量が16万台を越えれば、雇用拡大は不可避になるだろう"とした。

 双龍車は昨年全世界で14万5649台を販売し、2002年以来となる年間最大実績を上げた。2012年と比べると20%以上販売台数が増えた。双龍車のこのような成績は、2011年にマヒンドラに引き受けられたことが、大きな契機になったという分析だ。特に昨年7月末には、4年連続で労使無紛糾賃金交渉を成し遂げるほど安定した労使文化を構築したことが最大の秘訣とされる。朴大統領はこの日、"双龍車が労使文化変化のロールモデルを作って有難いと考える"とし、マヒンドラ会長は"双龍車、平沢工場を訪問してほしい"と応じた。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201401/18/2014011800235_1.jpg
インドを国賓訪問中の朴槿恵大統領が17日(現地時刻)、ニューデリーにあるマハトマ・ガンジー追慕公園(Rajghat)を訪問して、追慕の意味で花びらを撒いている。ガンジー追慕公園訪問は外国首脳が国立顕忠院(ヒョンチュンウォン)を参拝するような意味だと、大統領府は明らかにした。

 先立ってパク大統領はニューデリーのレッド フォート(Red Fort)遺跡で開かれた'韓国工芸展'で、インドの国父マハトマ・ガンジーの孫娘、タラ・ガンジーに会った。タラ・ガンジーは展示された韓服を見て、"おじいさんが生きていたのならば、きれいな姿を好んだだろう"と話し、朴大統領は"マハトマ・ガンジーは素朴・質素だという気がする"と答えた。

 朴大統領は各種創造経済行事にも参加した。大韓商工会議所などが主管した'韓・印経済協力フォーラム'昼食懇談会で朴大統領は、インドの詩聖タゴールの'鍵はハンマーで開かれない。鍵に合う鍵でこそ開かれる'という言葉を引用して"両国がお互いにぴったりな鍵になることを願う"とした。朴大統領は18日午前にニューデリーを出発して、スイスに移動した。

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ミ( ゚w゚)彡 <すでにお伝えしているように韓国では国内企業の投資が振るわず、大統領が昼食会に外国企業幹部を招いて投資を呼びかけるなど、内外の投資とそれによる雇用の維持拡大に力を入れています。そんな状況での4年間1兆ウォン投資の話は大歓迎できるもので、朴大統領の外交成果として大いに内外に伝える価値があったと言えるでしょう。

 ところが今日、朝鮮ビズは双龍自動車への取材とマヒンドラのプレスリリースを基に、この外交成果は誇張されたものであると伝えました。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1389850307/175-176
175 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2014/01/19(日) 18:37:53.76 ID:fX9Xzomf
マヒンドラの双龍車1兆ウォン投資計画を発表した大統領、事実誇張だった 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2014/01/19/2014011901111.html

 昨日18日土曜日に、相当数の日刊紙で共通して主なニュースとして扱われた記事があった。双龍(サンヨン)自動車の最大株主であるマヒンドラ&マヒンドラ(以下マヒンドラ)グループ会長が朴槿恵大統領に会った席で、双龍車に1兆ウォンを投資すると明らかにしたということだ。マヒンドラが突然、双龍車を買収に投じた資金(5225億ウォン)の2倍近くを出すと言ったのは事実なのだろうか? 取材の結果、事実とはかなり異なっていることが分かった。

 双龍車関係者は19日、“マヒンドラ会長が明らかにした1兆ウォンの投資は、マヒンドラが双龍車に投資するものではなく双龍車が自己資金で実施するもので、双龍車が過去数回明らかにしてきた内容と違った部分はない”として、“マヒンドラから追加で投資されるものではない”と話した。マヒンドラグループは双龍車株の72.85%を保有する筆頭株主だ。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201401/19/2014011901099_0.jpg
▲大統領府が17日、朴槿恵大統領とアナンド・マヒンドラ会長の会談後に配布した報道資料

 大統領府は17日(現地時間)、報道資料を通じてマヒンドラ会長が朴大統領と会った席で、“新製品開発と雇用増大等を通じて、双龍車に1兆ウォンを投資する計画”と話したと明らかにした。以後マスコミではマヒンドラが双龍車に1兆ウォンを投資するとして、大々的に報道した。

 だがマヒンドラ会長が明らかにした投資計画は、すでにマヒンドラと双龍車が2年前から数回明らかにしてきた新車開発計画と同じであることが明らかになった。マヒンドラは2012年のデリーモーターショーで韓国報道機関と記者懇談会を開き、“(子会社である)双龍車が1兆ウォンを投じて、3~4車種を開発するだろう”と明らかにした。実際に双龍車は2000億ウォン台の第1次投資計画の承認を受けて、2年間にわたり新車開発を進めている。以後も双龍車とマヒンドラは、このような投資計画を数回繰り返して言及してきた。

 マヒンドラは5225億ウォンで双龍車を買収した後、昨年には有償増資で800億ウォンを投資したが、今後双龍車に追加で投資するという計画は立てていない。パワンコエンカ マヒンドラ自動車・農機部門社長は昨年800億ウォンの有償増資を発表した際、“今後の投資資金は双龍車自らが用意するべきだというのが本社方針”と明らかにしている。新車開発に1兆ウォンを投資すると明らかにした内容の真実は、双龍車が今後資金を得て直接しなければならないというものであって、マヒンドラが新たに投資するのではないということだ。

 このような事実は、マヒンドラグループが18日(現地時間)配布した報道資料でも知ることが出来る。報道資料には、マヒンドラ会長が朴大統領に“マヒンドラがウリ銀行と自動車分割払い金融に関連したジョイントベンチャーを推進しているなど、多方面で投資機会を探している”と話したと出ているだけで、1兆ウォンを投資すると約束したという内容は全く入っていない。ただし報道資料には、朴大統領が昨年双龍車が無給休職者450人あまりを復職させたことに感謝すると話したと言及されている。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201401/19/2014011901099_1.jpg
▲2012年1月、ニューデリーでマヒンドラ&マヒンドラ グループのアナンド・マヒンドゥラ会長(中央)が双龍車の新車開発計画について話した。

 一部では、大統領府がマヒンドラ グループが1兆ウォンを投資すると明らかにしたことについて、実績を誇張したのではないかとの指摘が出ている。

 自動車業界のある関係者は、“マヒンドラが双龍車を買収した代金の2倍である1兆ウォンを双龍車に投資することは話にならない”として、“ニュースを聞いていぶかしく思った”と話した。彼は“大統領に海外に訪問の実績が必要だと見て、大統領府が無理をしたのではないか”と付け加えた。

 別の関係者も“双龍車が今後国内で自動車販売を伸ばして、資金を得られれば投資すると言ったことを、あたかもマヒンドラが新たに投資すると言ったかのように大統領府が伝えたことは問題がある”と話した。


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ミ( ゚w゚)彡 <双龍自動車の新車開発投資は、双龍の営業努力によって得られた資金でなされるものであり、マヒンドラが直接投資するものではないということです。それも2012年に着手した新車開発投資の延長にあるもので、朴大統領のビジネス外交の成果ではないのです。

 しばしば韓国ウォッチャーの間で『また、「そんなことは言っていない」か』といわれているとおり、事実を確認したら違っていたり、先走った報道が見られます。今回はマスコミの暴走ではなく大統領府が成果をあせった結果であるあたりに、「大統領はいったい何をしにいったのか」という国民の疑問はますます高まることでしょう。

 残る可能性としては、(以前に発表したとおり)投資計画に変更はないと伝えたことを誤解したのか、あるいは通訳の問題も考えられますが、大統領府の正式な報道発表であるため、責任は免れられないと考えられます。


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