年内に家計負債1000兆 | Korea Economic News by KANI

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韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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 <近い近いと繰り返されてきた家計負債1000兆ウォンが、いよいよ年内に突破する見通しです。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1384691920/269
269 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2013/11/21(木) 12:30:22.06 ID:Ok5nCcXW
家計負債'1000兆時代'切迫、9月末991.7兆'史上最大' 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/11/21/2013112101241.html
第3四半期増加幅12.1兆、前期の16.5兆より鈍化
この傾向ならば年末家計負債1000兆突破

 家計負債が1000兆ウォンへさらに近づき、また史上最大を記録した。

 韓国銀行が21日発表した'2013年第3四半期家計信用'によれば、我が国の家計負債残額は9月末現在991兆7000億ウォンで、6月末に比べ12兆1000億ウォン(5.4%)増加した。史上最大記録だ。

 家計負債増加額は第2四半期の16兆5000億ウォン(5.5%)から多少減ったが、増加傾向は相変わらずだ。この傾向が続けば、今年末に家計負債は1000兆ウォンを越えると展望される。

 家計負債のうち貸し出しは11兆6000億ウォン(5.9%)増えた937兆9000億ウォン、販売信用は5000億ウォン増加した53兆8000億ウォンを記録した。

 家計貸し出し増加幅は、第2四半期の17兆1000億ウォンから11兆6000億ウォンに減った。6月末に住宅関連取引税減免恩恵が終了し、休暇シーズンや名節賞与金などで住宅担保貸し出し、その他貸し出しがすべて鈍化した。

 銀行の家計貸し出しは増加幅が8兆3000億ウォンから2兆1000億ウォンに縮小された反面、ノンバンクでは住宅担保貸し出しを中心に、増加幅が3兆1000億ウォンから3兆6000億ウォンに多少増えた。

 カード割賦金など販売信用は第2四半期の6000億ウォン減少から、5000億ウォン増加に反転した。夏休暇シーズンや秋夕(チュソク)で消費が増えた影響だ。


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 <この家計負債の増加について、中央日報は日本語版で次のように伝えています。

家計の借金が急増、資産増加率の10倍(1)~(2) 【中央日報日本語版】
http://japanese.joins.com/article/492/178492.html?servcode=300&sectcode=300
http://japanese.joins.com/article/493/178493.html?servcode=300&sectcode=300

 最も目立ったのは家計の借金が増えるスピードだ。1世帯当たり平均借金は3月末基準で5818万ウォンとなり、昨年の調査時より6.8%増加した。借金は所得上位20%を除き全階層で増加している。特に最も弱い階層の所得下位20%の増加幅が24.6%で最も高かった。職業別では自営業者が11.3%、臨時・日雇い労働者が16.9%と増加傾向が目立った。

 これに対し資産が増加するスピードは借金増加スピードをはるかに下回る。家計資産の73%を占める不動産価格が下がっているためだ。1世帯当たり資産は3月基準で3億2557万ウォンとなり、1年前に比べ0.7%の増加にとどまった。

 所得は増えたが利子の支払いで消費は足踏みだ。昨年の世帯平均所得は4475万ウォンで前年の4223万ウォンに比べ5.7%増加した。しかし消費支出は2307万ウォンで前年比0.2%の増加にとどまった。代わりに固定的に支出される公的年金・社会保険料(8.7%)、利子(6.8%)、税金(3.6%)などの非消費支出が9.8%急増した。消費も割合が最も大きい食料品が2.0%減った代わりに、通信費(7.6%)、医療費(4.7%)、住居費(3.7%)が相対的に多く増えた。

 自然に家計の財務構造は悪化している。1世帯当たりの元利金償還額は709万ウォンで昨年の596万ウォンより18.9%急増した。可処分所得に対する金融負債の比率は同じ期間に106.0%から108.8%に増加した。1世帯当たり借金が8859万ウォンに達する自営業者の場合、この比率は153.8%に上った。


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 <世帯平均所得5.7%増と比較すると、公的年金・社会保険料(8.7%)、利子(6.8%)、税金(3.6%)など非消費支出が9.8%増加した負担が大きいことがわかります。さらに消費支出が0.2%しか増えていません。増えた所得が、利子支払いと借金返済を含めた非消費支出に回されているわけですね。さらに食料品支出2.0%減少というのは、生活が苦しい世帯が増えていることの証拠になるでしょう。最近は野菜の暴落で食料品物価上昇率は低くなっていますが、記事は昨年の統計を引用しています。

 さて、先月のカード使用状況です。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1384691920/251
251 名前:蟹 ◆Uy8zHC0F8E [sage] 投稿日:2013/11/21(木) 10:18:54.48 ID:Ok5nCcXW
10月チェックカード決済比率18.3%に。史上最大 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/11/21/2013112100478.html

http://image.chosun.com/sitedata/image/201311/21/2013112100453_0.jpg
与信金融協会提供

 先月のカード承認金額が小幅増加したなかで、チェックカードの比率が史上最大を記録した。

 与信金融協会は、先月のカード承認金額が前年同月(43兆5900億ウォン)より5.1%増加した45兆8200億ウォンで集計されたと、21日明らかにした。

 全カード承認金額のうちチェックカードは18.3%を占めて史上最大を記録した。チェックカード承認金額の比率は今年第1四半期16.2%、第2四半期16.7%. 第3四半期17.7%と増加が続いている。金額は8兆3850億ウォンで、前年同月より1兆2300億ウォン増えた。反面クレジットカード比率は81.3%で史上最低を記録した。

 平均カード決済金額は、クレジットカードとチェックカードの両方で減少した。クレジットカードは5万8651ウォンで、昨年10月の6万3289ウォンより約5000ウォン減った。同じくチェックカードも3万1218ウォンから2万6507ウォンへ4711ウォン減少した。

 決済業種別で見ると、スーパーマーケットでのカード承認金額が大幅に増えた。先月スーパーマーケット業種の承認金額は1兆9300ウォンで、前年同月比23.1%増加した。同じ期間にコンビニエンスストア業種もカード使用額が35.6%増えた4900億ウォンと集計された。

 しかし先月のデパートでのカード承認金額は、前年同月(1兆3400億ウォン)より10.4%減った1兆2000億ウォンに終わった。デパート承認金額は第3四半期にも前年同期対比8.6%減った。

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 <スーパー・コンビニでの承認額が2~3割以上も増えているというのは、これまで現金で支払っていたものが、カードに切り替えられているということでしょうか。10月の小売業売上げは、聯合ニュースが次のように報じています。


10月の小売店売上高 百貨店とスーパー減少=韓国 【聯合ニュース日本語版】
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2013/11/21/0500000000AJP20131121000200882.HTML

 韓国の産業通商資源部が21日発表した10月の主要小売店売上高動向によると、大型スーパー3社の売上高は前年同月比6.4%、百貨店3社は2.2%、それぞれ減少した。一方、コンビニエンスストア4社は9.8%増加した。

 コンビニはインスタント食品(14.1%増)や加工食品(12.3%増)、たばこ(8.2%増)をはじめ、全般的に好調だった。


 大型食品スーパー(SSM)4社は加工食品などの売上高減が響き、全体で0.9%減少した。


 1人当たりの購買金額(客単価)は、大型スーパーが4万3272ウォン(4091円)、百貨店が8万1555ウォン、コンビニが3917ウォン、SSMが1万3538ウォンと集計された。

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 <大型スーパー3社とSSM4社、コンビニ大手4社の統計ですが、全般的な傾向を掴むことは可能だと考えます。

 2つの記事から数字を拾い上げると、大型スーパー3社が売上6.4%減、SSM4社が売上0.9%減に対し、全スーパーのカード承認額が23.1%増加。コンビニ大手4社が売上9.8%増に対して、全コンビニのカード承認額が35.6%増加です。

 カード利用総額が伸び続けているのは、カード利用インフラの整備が進んだと見ることも可能です。ただしカード普及の本来の目的は、小売業の売上把握による脱税防止と消費(内需)増だったはずです。それがいつの間にか小額でもカードを利用し、支払いを先延ばしする習慣となって根付いてしまったわけですね。

 もうひとつ、カード利用額の問題は、税・公共料金支払いがどれくらい増えているかです。全承認額を上回る増加率ならば、消費低迷はさらに決定的になるでしょう。


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