もう自動車は作れない | Korea Economic News by KANI

Korea Economic News by KANI

韓国経済を主題に日本語では報道されていないニュースを紹介します

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 <米国市場では自動車販売に回復が見られ、ビッグ3はもちろん日本メーカーも販売を伸ばしています。そんななか、韓国の自動車輸出が振るわないことが分かりました。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1365335496/70
70 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2013/04/08(月) 14:25:05.12 ID:Rw+qq9U0
3月の自動車生産と輸出が減少、夜間勤務廃止が影響 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/04/08/2013040800963.html

 現代・起亜車の夜間勤務が廃止されるなど、国内の主要自動車業者の操業日数が減ったことから、3月の自動車生産と輸出が減少したことが分かった。

 産業通商資源部が8日発表した3月自動車産業動向によれば、先月の自動車生産は36万5768台で、昨年3月と比べて13.1%減少し、輸出は25万8067台で16.0%減った。ただし現代‘マックスクルーズ’と起亜‘K3’、韓国GM‘トゥレクス’、双龍(サンヨン)‘コランド ツーリスモ’など新車が発売されたため、国内販売は昨年とほぼ同じ13万1136台を記録した。

 産業部は、自動車業者の操業日数が減ったために、3月の自動車生産と輸出の両方が減少したと分析した。

 実際に現代・起亜車は先月4日から夜間勤務が廃止されて、1日の最大労働時間が3時間短縮された。現代・起亜車労使は昨年の賃金団体交渉で、夜間勤務を廃止する‘昼間連続2交代制’施行に合意して、1967年の現代自動車蔚山(ウルサン)工場生産開始から46年間続いてきた夜間勤務を廃止した。韓国GMも先月11~22日に昼間連続2交代制をテスト実施した。

 昼間連続2交代制が施行された現代車と起亜車の3月生産は、それぞれ14万2895台と13万2432台で、昨年3月と比べて20.7%と10.2%減少した。生産が減ったことから現代・起亜車の輸出も、それぞれ29.4%と13.1%減った。

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 <操業時間が短縮されれば生産が減るのは道理ですが、需要がないのに作ることもありえません。需要と供給の関係が逆転していることに、産業通商資源部は気がついているのでしょうか。それともごまかしなのでしょうか。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1365335496/64-65
64 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2013/04/08(月) 13:00:07.61 ID:Rw+qq9U0
工場が止まった韓国GM、生産職"私たちの車買ってください"街頭でビラ配り 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2013/04/08/2013040800120.html
[現場&ストーリー]操業短縮した韓国GM群山工場
ヨーロッパ発不況で輸出減少、先月末から平日休業開始。今後週2~3日勤務に
社会団体・市・道が協力して自動車購入・広報イベントで後援

 4日午後、全北(チョンブク)群山市(クンサンシ)羅雲洞(ナウンドン)にある銀波(ウンパ)遊園地では、ジャンパーに'韓国GM'のたすきをかけた30~40代の労働者が散歩客にビラを配っていた。一部労働者は湖畔を回ってゴミを拾った。ビラは車両割賦販売や謝恩品などを紹介している。韓国GM群山工場の労働者たちが、路上で販促活動を行っているのだ。

 "仕事に集中するはずの木曜日なのに生産ラインが止まりました。家にいるよりもビラ配りに出てくるほうが気が楽です"。この工場の車体生産部に勤務するキム某(44)氏は、"残業と週末特別勤務から抜け出したいこともあったが、平日ぶらぶらするよりも仕事をしたい"と話した。韓国GMの前身である大宇自動車の時代から16年働いてきた彼は、"昨年末には特別勤務と残業が消えて、月給が1年前より70万ウォン以上減ったが、今は週3日ほどしか仕事がないので、月給がさらに少なくなる"とした。品質管理部イ某(46)氏は"給与と関係なく、時間あたり生産台数を減らしても操業ラインに立ちたい"と話した。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201304/08/2013040800119_0.jpg
韓国GM群山工場の労働者たちが、木曜日の4日午後に群山銀波遊園地を回って、散歩に出てきた市民に販促ビラを配っている。韓国GM群山工場は、対ヨーロッパ輸出の減少で操業短縮を決定して、先月末から毎週2~3日だけ仕事をしている。

 1時間あたり乗用車60台を生産する韓国GM群山工場で平日休業を始めたことは先月末からだ。3月27~29日(水・木・金)に初めて休み、4月最初の週も木・金曜日(4~5日)を休んだ。4月第2週と第3週も、木・金曜日、第4週は水・木・金曜日を休業することがすでに決まっている。輸出減少でたまった在庫を減らすための操業短縮だ。

 群山工場はクルーズ、オーランドなど完成車および部品の80~85%を輸出してきたが、昨年下半期から在庫が溜まりはじめた。輸出市場の半分以上を占めてきたヨーロッパの不況が深刻化したためだ。韓国GMの国内4工場のうち、富平(プピョン)・昌原(チャンウォン)・保寧(ポリョン)工場はヨーロッパ輸出比重が高くないので、正常に操業している。

 群山工場の生産台数は、完成車だけで2011年の26万8700台から昨年21万1200台に減った。半組み立て製品やディーゼルエンジンの売上も減少した。群山工場は年間に完成車および半組み立て製品を各30万台、ディーゼルエンジン20万台を生産することができる。

 群山工場の操業短縮は、地域にある60あまりの協力業者にも影響を与えている。群山工場の従業員は4000人だが、協力業者まで合わせれば1万1000人に達する。ある協力業者代表(60)は"百人以上いた従業員を、昨年末以後85人に減らした"として、"送りだした社員がかわいそうで眠れない日もある"と話す。

 群山工場の操業短縮は地域経済に暗雲を垂らした。群山女性団体協議会クァク・ミジャ会長は、"GM群山工場は27万群山市民の4万人の生計を一手に引き受ける代表地域企業で、操業短縮が長引けば群山産業団地に隣接する山北洞(サンブクトン)の食堂街も店を閉じることになるだろう"と話した。

 地域社会団体と群山市、全北道は、'韓国GM車購入活動'を始めた。地域女性団体と消費者団体16団体は、2月から運動を始め、群山市は3月28日に市庁前で行われた韓国GM車広報行事を後援した。全北道と全北経済振興運動本部も、10日に道庁広場で開かれるこの行事を後援する。全北道イ・ソンス民生雇用本部長は"韓国GM群山工場の困難を減らそうとする一時的キャンペーンで、他の完成車業者に了解を求めている"と話した。

 群山地域の自動車販売で韓国GM車のシェアは、2月の23.6%から3月には26.9%に増えた。全北道内4つの商工会議所と14の市・郡は、まず乗用車21台を購入することを約束した。群山工場ホン・スンキョン対外協力団長は"道民の激励が大きな力になっている。速く工場を正常化して地域社会に寄与する郷土企業として発展したい"と話した。

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 <昨年9月に希望退職者を募った韓国GMは、その後も世界的な需要減に耐えることが出来ずに、このように生産を減らすことになってしまいました。米国GM本社では南北緊張も重なり、韓国生産を取りやめかねない動きまで見せていて、韓国GMの苦労はまだまだ続きそうです。

 韓国の乗用車メーカーは、この韓国GMとルノー三星のようにグローバルメーカーの韓国工場として機能している2社と、韓国メーカーとして世界に進出している現代・起亜があります。この現代・起亜は先月から夜間勤務を廃止した昼間2交代制を正式に開始しましたが、これに伴う生産台数減少だけでなく韓国工場の生産性が劣ることから、チョン・モング会長は海外生産を増やすことを指示した模様です。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1365335496/205-207
205 名前:蟹 ◆M6A1eiUUqQ [sage] 投稿日:2013/04/10(水) 09:04:13.26 ID:Q8e++XiL
チョン・モング"国内生産減らせ(10万~20万台)"。会社内外"来るべきものがきた" 【朝鮮ビズ】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2013/04/09/2013040902507.html

現代車国内工場の高費用・低効率生産構造に劇薬処方
5週目の週末特別勤務失敗に終わり、先月輸出台数28%減
1台製造に31.3時間、米では14.6時間、中は19.5時間
"労組に言いなりにならないという立場に戦略修正"分析も

http://image.chosun.com/sitedata/image/201304/09/2013040902376_0.jpg
▲チョン・モング現代車グループ会長

 現代自動車が、今年から国内生産台数を減らすことにした。最少10万台から最大20万台水準まで国内生産台数を減らすことを前提に、海外各国の工場で国内減少分を埋める非常計画をたてている。起亜自動車も近く同じ戦略をたてる展望だ。1997年外国為替危機と2008年金融危機のように、新車需要が減ってやむをえず減産した時を除くと、国内生産を計画的に縮小するのは創社(1967年)以来46年間で初めてだ。昼間連続2交代制導入以後、週末特別勤務方式と特別勤務手当てに対する労使対立から特別勤務が5週間実施できず、3月輸出台数が28%減少するなど打撃を受けたのが1次的な原因だ。しかし根本的には、高費用・低効率で固定化されてしまった国内生産構造に、これ以上耐えられないためだという分析だ。会社内外では'結局来るべきものがきた'と見ている。

◇チョン・モング会長"国内生産減らせ"
 9日現代車高位関係者は、"チョン・モング現代車グループ会長が最近、海外法人トップに'国内生産減少にともなう不足分を解決することができるように、海外工場ごとに生産増加計画を組め'と直接指示した"と話した。この関係者は"今年国内生産量を12万~13万台ほど減らすのが第1段階、20万台まで減らすのが第2段階シナリオ"として、"第1段階水準では、米国とヨーロッパ、インド、ロシアなど主な工場の稼動率を高める方法で補うことが可能だと予想している"と確認した。現代車側はしかし、第2段階では各工場間物量移動の大きい絵(マップ・map)を新たに組み直さなければならないと見ている。例えば蔚山(ウルサン)工場で作ってオーストラリアへ輸出して
いるものを、蔚山の代わりにヨーロッパで作ってオーストラリアへ積み出す内容だ。

 チョン・モング会長がこうした指示を与えたのは、昼間連続2交代制が施行されても週末特別勤務方式で合意がなされず、2週連続で生産支障をきたした直後だと伝えられた。3月第一週から先週末までの5週連続で週末特別勤務が失敗に終わり、現代車の生産台数は3万4000台ほど減ったと集計された。このため先月の輸出台数も昨年3月に比べ28%減った。チョン会長は"昨年にはブラジル工場まで完工して、すでに海外ネットワークが完成された。(国内で作る必要はなく)海外施設を積極的に活用して生産台数を達成しなさい"と話したことが分かった。労組にこれ以上押されはしないという、一戦不辞宣言であるわけだ。

 すでに、米国、アラバマとジョージア、チェコ、スロバキア、ロシアなど現代・起亜車の主な海外工場では、3交代勤務体制で稼動率100%を超えている状況だ。生産速度をさらに引き上げるために、時間あたり生産台数(UPH)向上策も用意している。

◇高費用・低効率生産構造に解答なくて
 昨年、現代車は国内で190万台、海外で250万台を製造した。起亜車まで合わせると現代・起亜車の国内総生産台数は349万台、海外363万台で、史上初めて海外生産量が国内を上回った。

 しかし、ますます国内と海外工場間の生産性格差が拡大し、経済論理に従わないわけにはいかなくなったという分析だ。現代車の国内工場と海外工場の生産性分析資料によれば、国内工場のHPV(自動車1台を作るのに投入された労働時間)は2011年現在で31.3時間だったが、アラバマ工場は14.6時間に過ぎなかった。中国北京工場も19.5時間で、国内工場の62%ほどだ。格差も広がっていて、国内工場のHPVは2007年の30.5時間から着実に悪化していて、アラバマ工場は同じ期間に20.6時間から29%向上した。

 生産性を推定できるもう一つの指標である編成効率も、現代車国内工場は2010年53.5%だったが、米国(91.6%)、中国(86.9%)、インド(88.4%)といずれも国内より高かった。韓国工場では53.5人が就けば十分なラインに100人も投入されていて、米国工場では91.6人が就くべきラインに100人投入されているという意だ。国内設備が相対的に老朽化しているという点を考慮しても、相当な格差だ。

http://image.chosun.com/sitedata/image/201304/09/2013040902376_1.jpg

◇製造業全般で国外移転の信号弾になるのか
 チョン・モング会長の今回の決定は、国内生産台数が減るのを甘受しても労組の言いなりにならないという立場へ戦略を修正したものという分析が出ている。しかし生産縮小に対する労組の反発と、政治的影響は小さくないと予想されていて、実際に実施されるまでは難関が多いという観測もある。産業研究院主力産業チーム イ・ハング研究委員は“生産移転のためには、ライン再調整など容易ではない作業が必要だ”と話した。

 問題は、国内生産縮小を考慮しているのが現代車だけでないという点だ。韓国GMは最近、GM本社次元で韓国生産設備を米国やヨーロッパなど、先進国と同等の‘高費用国家’に再分類した。従来は開発途上国と先進国の間にある中費用国家に属していた。セルジオ ロシャ韓国GM社長は先月の記者懇談会で、“昼間連続2交代制で生産時間は減るのに生産効率性は大きく伸びず、生産費用がさらに多くかかることになった”と話した。このために相当台数を外注化する案を推進中だ。

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 <以前、朝鮮ビズのシリーズ記事「危機の現代車」でもお伝えしたように、現代車韓国内工場の低効率高コスト体質に経営陣も耐えられなくなり、ついに国内生産縮小と、海外移転に踏み切る模様です。現代車の平均賃金は日本の自動車メーカーと同等になっていて、非正規労働者を大幅に増やして費用を劇的に引下げない限り、この体質は改善されないでしょう。

 韓国労組の過激さは皆様もご存知のこととは思いますが、労組との衝突を恐れず、人員整理や給与レベルの引き下げが強行されるかもしれません。GM本社が判断しているように、韓国が経済成長した結果、給与水準も先進国並となり、安い労働力を武器にした製造業は成り立たなくなってきています。三星電子も先月ベトナムで携帯電話工場の増設を開始していて、産業空洞化は今後さらに進んでいくとみて間違いありません。ソフト産業や高度な技術を応用した産業へ変革しようというのが、朴大統領の創造経済に含まれています。しかし、これは急に今になって政府が始めようとしたものではなく、類似の政策はこれまでも歴代政権が推進していました。朴大統領政権で結果が出るようならば、すでに以前の政権でもある程度の結果は出ていたのではないでしょうか。

 ラインの新旧では説明のつかない現代車の非効率性といい、どこかに未発見の病巣があるのでしょう。あるとするならば、政府や企業のなかではなく、社会的構造や韓国人一人一人のなかにあるとしか思えません。


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