「塩灸」の巻
今回は古来から伝わるお灸のひとつに「塩灸」について書きますね
「塩灸」とは、、
竹筒にガーゼをひいて、その上に塩を入れて、もぐさを燃やします。
へその上に乗せるので別名「へそ灸」とも言います。
へそのある下腹部は、東洋医学では「下焦」とよびます
ちなみに、頭や胸は「上焦」、胸からへそまでを「中焦」と言います。
この「下焦」は生殖機能や排泄機能をつかさどるすごく大切なところです
特に女性においては、子宮や卵巣がある場所なのでことのほか重要です
この「塩灸」は、、下焦に対して、
塩による邪を清める作用と、お灸による正常な陽気を補います。
通常のはり灸治療にこの「塩灸」を加えることで、
自己免疫力や自然治癒力の向上が期待され、
慢性疾患や体質改善に効果がありますよ
具体的には、、
・不妊症、生理不順、月経困難症、その他婦人科疾患の予防
・神経症やうつ病などの精神疾患
・自律神経失調症による症状
・自己免疫疾患などの体質の改善
・胃下垂症、胃弱(消化不良)、慢性の下痢、虚弱な無力性の便秘
・腹や手足の冷え、血行不良
・慢性の膀胱障害(頻尿 夜間頻尿 尿もれ 残尿感、等)、夜尿症
などなど…
ちなみに、、ためしに1回や2回やったくらいでは効果はでませんよ~
病院の治療もそうですが、どんな治療も続けることで効果を発揮します。
定期的に続けることで、必ず身体は改善していきますよ
ではまた