老舗の蕎麦店と言えば、かんだやぶそば さん訪問以来でしょうか。
風情のある店構えです。
先代の店主と親交が深かった久保田万太郎氏による看板と石額が貴重だとか。
安政6年(1859年)の創業、150年を超える老舗中の老舗ですね。
外観とはがらりと変わり、店内は比較的新しく、女性にも利用しやすい感じでした。
久しぶりにそば前をいただくことにしました。
御酒(銘柄は出ていない)は一合630円と、やや高め感があります (><;)。
味噌をつつきながらいただいていますと、せいろがほどなくしてでてまいりました。
そば汁は徳利でなく猪口にはいって出てきます。
辛めの評が多いですが、私にはやや甘めに感じられました (^∇^)。
先代は手打ちの名手と聞きましたが、現在は機械だそうです。ちと残念ですね。
コシがあるというやり硬めな蕎麦。味は好みでした。
蕎麦湯が大きな急須?で、どーんと出てきます。
あっさりすっきりの自然なもので、ルチン濃い目系ではありません。
お茶が出ない、そば湯がこのように薄い、・・・というのは江戸前蕎麦の本来の定法らしい。
茂吉、鴎外、一葉ら、文豪達に愛された老舗中の老舗、蓮玉庵。
久しぶりの蕎麦前とせいろに、しばしタイムトリップさせていただきました。