日経平均は5日ぶり大幅反発。


29日の海外市場では、上海総合指数が4営業日ぶりに反発したほか、
米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で利上げの具体的な開始時期が

示唆されなかったことが好感され、NYダウは121ドル高となった。


こうした流れを受けて、日経平均は147円高からスタートすると、
前場には一時20583.57円(前日比280.66円高)まで上昇した。


ただ、後場に入ると上値の重い展開となり、
20500円を割り込む場面も度々見られた。


決算に絡んだ商いが活発だった。
大引けの日経平均は前日比219.92円高の20522.83円となった。



大幅上昇。足元で上値抵抗として意識されていた、


25日線、5日線をクリアしたほか、一目均衡表の雲上限を
再び超えてきたほか、転換線をクリアしている。


遅行スパンは6月高値の水準に位置しているため、
下方シグナルを発生させている。


ただし、高値圏を通過する来週には、
再び上方転換シグナルを発生させてくるだろう。


ボリンジャーバンドでは中心値(25日)と+1σとのレンジに移行。


パラボリックはSAR値に接近していたが、

これを支持線にする形で陽転シグナルを継続させている。


MACDはシグナルとの乖離が縮小してきており、
陽転シグナル発生が意識されてくる。



30日の日経225先物は前日比260円高の20560円で取引を終了。
高値は20580円、安値は20450円。上下のレンジは130円。
売買高はラージが4万7620枚、ミニは49万4876枚。


一方、TOPIX先物は前日比18.0p高の1652.0p。高値は1656.5p、
安値1643.5p。上下のレンジは13.0p。売買高は4万3371枚。


米国株続伸を受けて、225先物は買い優勢で取引を開始した。


買戻しが一巡すると上値は重くなったが、現物市場では日立<6501>、
野村<8604>と決算を発表した銘柄に関心が向かい大型株は商い活況。


東証一部の売買代金は10日(SQ日、3.21兆円)以来の
3兆円台となった。


参加者減少の先物市場は薄商いとなったが、
上場来高値更新のファーストリテ<9983>など現物株に
押し上げられ20500円台を回復して取引を終えた。


225先物の手口では野村、JPモルガン、ドイツ証券が
買い方上位に並んだ一方、Aアムロが3000枚超の売り越し。


TOPIX先物に関してはモルガンが1000枚超売り越した以外、
目立った傾きは観測されなかった。







仙人さん 曰く




5分足


20450円での寄り付きとなり、
ポイントである20430円を上抜きました。


その後は20500円台に入ってから時間の調整となり、
更に上への動きになりました。


高値は20580円まで。
ここからも上を見ていけるチャートですね。


ただし、この後新規で買うのは控えたほうがいいでしょう。


時間の調整からの上昇にしては上昇力が
ちょっと足りないという雰囲気になっています。