CMEの225先物(円建て)は大阪終値比5円安の20165円で
取引を終了した。ドル建ては同比20円高の20190円。


米国株式相場は上昇。ダウ平均は20.42ドル高の18058.69、
ナスダックは20.89ポイント高の5056.06で取引を終了した。


軟調な企業決算を受けて売りが先行したものの、NY原油先物相場が
一時約3%強上昇したほか為替相場でドル安が進行したことで、


上昇に転じた。ナスダック総合指数は終値ベースで
2000年3月以来の過去最高値を更新した。


3月新築住宅販売件数は市場予想を下ぶれたものの、
相場への影響は限定的だった。


CMEの225先物は下落(円建て 大阪比-5円)。
NYタイムの高値は20180円、安値は20125円、上下のレンジは55円。
出来高は円建てが31642枚、ドル建ては8950枚。


SGXの225先物(夜間取引)は大阪終値比20円安の20150円。
高値は20185円、安値は20105円



 シカゴ先物の流れから利食いが先行しやすいだろうが、
2万円固めの動きから底堅さは意識されやすいだろう。


ボリンジャーバンドの+1σと+2σとの

レンジ取引は継続。


前日には一時+2σを超えてくる局面もあり、
過熱警戒もあるため、強弱感も対立しやすい。


決算発表が本格化するなかで見極めムードにも。
20100-20250円でのレンジを想定。



円建てCME先物は

前日の225先物比5円安の20165円。


為替市場ではドル・円は119円60銭台、ユーロ・円は
129円40銭台(8時00分時点)。


本日は急ピッチな上昇で生じた
過熱感を冷ます一日となりそうだ。


引け後に山本幸三衆議院議員は一部メディアとの
インタビューで30日の日銀金融政策決定会合での
追加緩和の必要性を指摘。


内容は「年間資金供給量を現在の80兆円から90兆円に
10兆円拡大」「ETFの買い入れ拡大」「地方債の買い入れ開始」。


具体的な数字にふれるなど踏み込んだ内容となったが、
ナイト・セッションでの影響は限定的だった。


追加緩和への期待感は市場に残っているが、

足元のポジションを積み増すレベルではないといったところか。


本日の上値メドは20250円、

下値メドは20100円とする。



現物市場では、足元の相場の牽引役だった三菱UFJ<8306>、
三井住友<8316>、みずほ<8411>がそろって反落となった。


利益確定売りに押される格好となったが、本日の注目は
これら銀行株とハイテク株。


ナスダックが終値ベースで史上最高値を更新したことで、
ポジティブな反応が期待される一方、

SOX指数はマイナスとやや強弱感が対立した格好に。


銀行株、ハイテク株がそろって上昇という展開となれば
指数を押し上げる原動力となる。



4月第3週の投資主体別売買動向によると、

外国人投資家は総合で4452億円と買い越し継続となった。


現物についても買い越し継続となった。
また、個人投資家は3416億円と売り越し継続となった。


その他、都地銀は542億円と買い越し継続となった。
投信は247億円、事法は174億円と買い越しに転じた。


生・損保は257億円、信託は1252億円と
売り越し継続となった。





仙人さん 曰く




昨晩のニューヨークは上昇。
ダウは+20、ナスも+20で引けています。


ナイトセッションは-10円の20160円でした。
週末の今日はどんな動きになるのでしょうね。


60分足


高値切り上げ安値切り下げのトレンドレス。

株価は移動平均線の帯の上にあります。


15分足


高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンド。

株価は移動平均線の帯の中にあります。



60分足はトレンドレスですが、高値を切り上げた後は
押し目らしい押し目のないままでいる

実質上昇トレンドと言ってよい動きです。


そう考えると両方の足が上昇トレンドで揃っている
ということになり、買いを考えていけるチャートです。


昨日は高値から時間の調整になっていました。


この動きが時間の調整であるならば、
今日は調整終了からの上昇開始となってきます。


上昇できないと時間の調整ではなく
価格の調整へと移行することになります。


まずは、昨日の日中引け近辺の安値20140円を
割り込まずに上昇する場面を買うという方針からのスタートとなります。


寄り付きから20140円を割り込んだとしても15分足直近安値である
20070円を割り込むまでは買いを考えていきます。






日経平均、年初来高値更新!
日経平均は今日も上昇して高値更新です。


ダウ


ダウは陽線となり、9日移動平均線回復の動きになりました。
上に行くためには、もう少し大きな陽線が欲しいところですね。


ここのところは陽線の後は陰線、陰線の後は陽線という動きになっています。
連続陽線が出てくれば18205ドルを上回るような上昇になってくるでしょう。


ナスダック


ナスダックはギャップアップでの陽線が出現しました。
この足型は強い足型です。


寄り付きから下落して前日の安値を割り込みましたが、
その下落を否定しての陽線引けです。


高値は5040ポイントまであり、直近高値である5042ポイントまでは
後2ポイントに迫っています。


今晩にも5042ポイントを超えてくるかもしれませんね。


日経平均


日経平均はギャップアップとなり、
年初来高値を更新しました。


今日の動きで短期上昇波動に転換してから
3日目ということになります。


通常の短期上昇波動は10日~12日間続きます
また、直近の短期下落波動の日数は6日間でした。


強い動きをしている時というのは、
下落日数よりも上昇日数の方が多くなります。


このことからも、この上昇はここで止まるのではなく
まだ上になる可能性の方が高いと考えられます。


このまま上を見ていくことになりますね。