ギリシャ政治リスク、ユーロ安で「掉尾の一振」がふっとんだね^^;

おまけに イブ 30日終値比160円安の1万7200円をつけている





日経平均先物が続落、下げ幅が150円を超える


 日経平均先物が大阪取引所のナイト・セッション取引で続落し、
30日終値比160円安の1万7200円を付けた。



大納会30日後場の日経平均株価は前日比279円07銭安の1万7450円77銭と
大幅続落し、安値引け。


終値での1万7500円台割れは18日(1万7210円05銭)以来
7営業日ぶりの安値水準となる。


後場寄り付きは、前場の軟地合いを引き継ぐ形で売り先行で始まった。
その後の戻りは鈍く、再度軟化。


対ドルでの円下げ渋りもあって、株価指数先物に売り物が出て下げ幅拡大の流れとなった。
ギリシャの政局不安など海外情勢を見極めたいとの空気から、ポジション整理売りの流れが続いた。


なお、今年1年間では、上昇率7.1%となり、年足は3年連続で陽線となった。


 東証1部の出来高は16億6698万株、売買代金は1兆6172億円。
騰落銘柄数は値上がり461銘柄、値下がり1261銘柄、変わらず137銘柄。


 市場からは「ギリシャリスクを警戒する向きもあるが、欧米株の反応を見る限り、
気にし過ぎではないか。


むしろ、連休を前にポジション整理の動きが強まったとみている。


新年は、改めて日銀のETF(上場投資信託)買い思惑などが
サポート要因として意識されよう」(準大手証券)との声が聞かれた。



30日大納会の日経225先物は前日比360円安の17360円と大幅続落で取引を終了。


高値は17730円、安値は17350円。上下のレンジは380円。

売買高はラージが4万2350枚、ミニは41万8651枚。


一方、TOPIX先物は前日比18.5p安の1407.0p。高値は1426.5p、安値1401.0p。
上下のレンジは25.5p。売買高は3万9613枚。


欧米株は高安まちまちで方向感に乏しかったことから、
225先物は前日終値水準で取引を開始した。


寄付き後はさほど目立った動きは観測されなかったが、
昨日同様、午後断続的な売りが入りじりじりと下げ幅を拡大。


いったんは25日線が意識されて下げ止まったが、14時30分以降、
ギリシャ政治リスクなどが懸念されてかユーロ安が進行、

売り圧力が一気に強まり25日線どころか17400円も割り込んで取引を終えた。


225先物の手口ではマネックスが1460枚の売り越しと
連日でネット系証券が売り筆頭(前日はSBI)となった。


一方、買い筆頭はNエッジ。TOPIX先物では、JPモルガン、
モルガンが売り方上位に並んだ。


大幅に続落。5日線が上値抵抗となるなか、
支持線として期待されていた25日線を割り込んでしまった。


ボリンジャーバンドでは中心値)(25日)を割り込む格好となった。


一目均衡表では基準線、転換線が支持線として意識されているほか、
遅行スパンは辛うじて上方転換シグナルを継続。


ただ、ここからリバウンドをみせられないと、
下方シグナル発生の確度が高まるだろう。


MACDはシグナルと交差しつつあり、

陰転シグナル発生の可能性がある。


また、12月半ばからのリバウンド局面では連日で
ギャップ・アップをみせていたため、今後はギャップ・ダウンをみせてくると、
上にアイランド・リバーサル形状を残す可能性があり、目先警戒が必要か。




30日のニューヨーク株式市場は、

前週に最高値を連日更新した警戒感から続落。


 米金融政策に対する安心感や強い経済指標などを背景に、
先週のダウは4営業日連続で史上最高値を更新した。


この日のダウは高値警戒感から安寄りした後、ポジション調整や利益確定の売りが
幅広い銘柄に出て、序盤から1万8000ドルを下回る水準でのレンジ取引となった。


 市場関係者からは「米市場は年末で参加者が少なくなると株高になることが多い。
今年はギリシャ政局など欧州の不透明感が重しになっている可能性がある」との声が聞かれた。




30日大納会の日経平均株価は前日比-279.07円の17450.77円と大幅続落。


昨晩の米株式市場は、NYダウが前日比-15.48ドルの18038.23ドル、
ナスダック指数は同+0.05ポイントの4806.91ポイントと小動き。


目新しい材料が不足するなか、この日の米株式市場は小幅安で取引を開始。
ギリシャ議会の解散で政局不透明感を嫌気した売りに押された。


寄り付き後も商いは盛り上がらず、米株式市場は小幅な値動き。
NYダウは高安50ドル程度と非常に薄いレンジで推移したまま取引を終えている。


これを受けた大納会30日の日経平均は売り先行で取引を開始。
昨日の相場下落の原因となったエボラ出血熱の感染報道は、検査の結果「陰性」と発表された。


一方、ギリシャ政局や前日に再び下落した原油先物価格など、不透明感が残ることから、
寄り付き後はポジション調整の売りが優勢。


前日の下落で短期の売買も出にくく、
薄商いのなかで右肩下がりの展開が続いた。


日経平均の下げ幅は後場中ごろに200円超まで拡大すると、
大引けにかけては一段安となり、結局2014年の大納会は安値引けで取引を終了している。