25日のNY市場はクリスマスの祝日のため休場だった。そのため、昨日同様、海外勢
のフローは限られると考えられる。



 上昇する5日線のほか、ボリンジャーバンドの+1σの水準での攻防が
続きそうである。


昨日の調整局面では日銀のETF買い入れが無かったもようであり、
週末要因もあって、調整をみせてくるようだと、様子見ムードが強まりやすい。


 一方、物色は個人主体になりやすく、政策関連などへの物色は活発だろう。


底堅さが意識されてくるようだと、祝日明け後の海外勢の参入への思惑から、
やや先回り的な動きも意識されてくる。


17700-17900円のレンジを想定



25日の225先物は前日比40円安の17750円と小幅反落で取引を終了。


クリスマス休暇で海外投資家不在の薄商いのなか
17800円レベルでの静かな一日となった。


米国、ドイツ、英国など主だった海外市場はクリスマスのため休場。


225ナイト・セッションは日中終値比10円高の17760円。
為替市場では、ドル・円は120円10銭台、ユーロ・円は146円80銭台(8時00分時点)。


前日はアベノミクス相場スタート後、最低水準の出来高となったが、
本日もこの流れは続くと見る。


17700円台後半から17800円台前半の小動きを想定する市場参加者がほとんど。


ただ、受渡しベースでは本日から15年新年相場入りとなることから
NISA資金が入る可能性はある。


配当落ちのキヤノン<7751>はNISA口座で人気の銘柄だけに動向には注目。


また、クリスマス休暇明けの海外勢が午後あたりから参戦すると
引けにかけて強含む展開となるかもしれない。


昨日、TOPIXの前場の下落率は-0.29%だったが

日銀はETF買入を実施しなかった。


日銀が買入を実施するラインに関しては様々な推測が聞かれるものの、
10月31日の追加緩和実施後、明確な買入実施ラインは見つかっていない。


以前、配当落ちでTOPIXがマイナスになっているときでも
後場買入を実施したことがあった。


以前までは機械的に買入を行っている雰囲気だったが、今回は法則性が
見つからないことで地合いなどを考慮しているのではないかとの声も。







仙人さん 曰く





昨晩のニューヨークはクリスマスでおやすみ。
ナイトセッションも小動きで、+10円の17760円で引けています。


ナイトセッションの出来高も非常に少なくなっていますね。
今年の相場も後3日です。


年末最後の仕掛けが入るのでしょうか。


60分足


高値切り上げ安値切り下げのトレンドレス。

株価は移動平均線の帯の上にあります。


15分足


高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンド。

株価は移動平均線の帯の中にあります。



60分足はトレンドレスですが、直近高値を上抜いていますので
上有利なトレンドレスです。


ただし、ナイトセッションのチャートでは下降トレンドになっています。
15分足は上昇トレンド。


総合的に考えると上有利な状況で、
時間の調整をしているというチャートです。


現在の調整は15分足の調整であると考えることができますので、
今日は15分足の調整終了からの上昇開始を買うという方針を立てることができますね。


出来高が非常に少なくなっていますので、
ちょっとした大口の仕掛けが入ると大きく動く可能性があります。


それがなければ昨日一昨日と同じように

閑散相場で動かないという可能性が高いでしょう。


買いをメインに焦らずに買い場探しという雰囲気でしょうか。

買う場合でもエントリー枚数は抑え気味にするのがよいでしょう。






日経平均、閑散相場
日経平均は、値幅の狭い動きになりました。


ダウ


ダウは短期上昇波動における新高値の陰線が出ました。
しかし、実体の狭い陰線でしかも上ヒゲの短い陰線です。


この足型では天井らしいと判断することはできません。
年末になってきていて参加者が少なくなっているので動かないという雰囲気ですね。


チャートでは上を見ていけるチャートですが、今年はもう動かないかもしれませんね。
ストキャの数値にも余裕がありますので、このまま上を見ていくことになります。


ナスダック


ナスダックも値幅の狭い動きになりました。
こちらも前日のチャートと特に変化なしという感じです。


日経平均


日経平均も年末特有の出来高の少ない閑散相場となりました。
日経225先物の出来高も非常に少なくなっています。


大口の参加者はもうすでに年末年始の休みに入ったのでしょうね。


チャート的には上を見ていくことになりますが、
年内は出来高も少なく株価の大きな動きもなさそうですね。


ここから大納会にかけて年初来高値を取りにいくのかどうかに注目です。