CMEの225先物(円建て)は大阪終値比80円高の14110円で取引を終了した。ドル建て
は同比110円高の14140円。


米国株式相場は上昇。ダウ平均は89.32ドル高の16262.56、ナスダックは11.47ポイン
ト高の4034.16で取引を終了した。


ダウ構成銘柄など主要企業に好決算が相次いだことで買いが先行したものの、
日中ハイテクを中心に下落に転じる場面もあった。


米国では本日が個人確定申告の期限となっており、昨年の株式譲渡益に対する
納税資金確保のためと思しき売りが一巡すると、引けにかけて再び上昇に転じる展開となった。


CMEの225先物は上昇(円建て 大阪比+80円)。NYタイムの高値は14190円、安値は
13900円、上下のレンジは290円。出来高は円建てが55771枚、ドル建ては18589枚。


SGXの225先物(夜間取引)は大阪終値比20円安の14010円。高値は14120円、安値は
13905円



 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップ・アップとなろう。


また、注目されていたインテルの決算は、PC向け半導体の苦戦から減益となったが、
PC事業に改善の兆しがみられるとの見方から時間外で一段高。


また、ヤフーについても決算を受けて時間外で急伸しており、
買い安心感につながりそうである。


 ただ、中国の経済指標次第では上昇部分が帳消しになる可能性もありそうであり、
様子見ムードもくすぶりそうである。


ボリンジャーバンドでは-1σが14210円辺りに位置しており、
11日に空けたマド上限レベルに位置する。


週足の一目均衡表の雲上限は14050円辺りに位置しており、
上値抵抗として意識されている。


まずは、ギャップ・アップで雲を突破し、その後支持線として機能させられるようだと、
-1σへのトレンドにつながる可能性はある。


14000-14200円のレンジを想定



円建てCME先物の清算値は前日の225先物比80円高の14110円。為替市場では、
ドル・円は101円80銭台、ユーロ・円は140円70銭台と小動き(8時00分時点)。


注目された半導体大手インテル、ネット大手ヤフーはともに米時間外取引で買われており、
円建てCME先物は14175円まで上昇している。


外部環境の改善が続いていることなどを背景に225先物は本日も買い戻し優勢と
なりそうだが、引き続きウクライナ情勢などは重しとなりそうだ。


一方、現物市場で5営業日続落となっているファーストリテ<9983>がソフトバンク<9984>と
ともに指数を牽引する格好となれば、取引時間中の指数一段高の可能性も。


なお、11時には中国の1-3月期GDPなど経済指標の発表が控えていることから
中国関連の動向に注目。


日足チャートでは、11日に空けたマド(14110円から14240円)埋めを試す
展開となりそうだ。


14200円台前半では戻り待ちの売り圧力が強いと見られることから、
足元3万枚台と低迷している出来高が増加するか注目したい。


本日の上値メドは14250円、下値メドは14050円とする。



外部環境の落ち着きを受けて225先物は反発スタートで14000円台を回復。


昼ごろには安倍首相と黒田日銀総裁による会談報道で上げ幅を広げる場面も見られたが、
その後伝わった会談内容では金融緩和に関する話はなかったとのことで値を消す格好に。


2営業日連続3万枚台と現物株同様、盛り上がりに欠ける展開のまま取引を終えた。


225先物の手口では、野村、ゴールドマン・サックスが買い方上位に並んだ一方、
Aアムロが2327枚の売り越しとなった。


TOPIX先物はソジェン、BNPパリバと裁定ブローカーと観測される2社が買い方に
並んだ一方、バークレイズが売り筆頭となった。


日経VI(ボラティリティ・インデックス)は前日比-1.44の23.39。
オプション市場では売買が盛り上がらず日経VIは引けにかけて低下。


先物、現物同様、凪の相場展開となった。







仙人さん 曰く






昨晩のニューヨークは上昇。
ダウは+89,ナスは+11となっています。


ナイトセッションは若干下げて-20円の14010円で引けています。
ニューヨークは一時大きくマイナス圏で推移していましたが途中から急上昇しています。


CMEも上昇していますね。ナイトセッションは14010円ですが
CMEは14180円を付けています。


今日の寄付きはCMEの価格に近づくのでしょうか?


60分足


高値切り下げ安値切り下げの下降トレンド。

株価は移動平均線の帯の下限にあります。

ストキャは上昇中。


15分足


高値切り上げ安値切り下げのトレンドレス

株価は移動平均線の帯と同価格帯にあります。

ストキャは引けに陽転。



15分足は値幅の狭い動きが続き、トレンドレスになっています。
60分足は下落に対する時間の調整と考えることのできる動きです。


この動きが60分足の調整であるならば、

この後は下落する可能性が高いのですね。


しかし、下落することができなくなると調整失敗ということになり、
上への動きに転換する可能性が出てきます。


ナイトセッションの引け近辺での寄付きになれば昨日のチャートを引き継ぐ形となり、
調整継続になります。


CMEに寄ると60分足の時間の調整から価格の調整に移行することになります。
ここで価格の調整に移行すると調整ではなく転換の動きになる可能性がでてきます。


ギャップアップでの寄付きになると60分足の移動平均線の上限までの
上昇になっても良い動きですね。


そうなると14500円近辺までの上昇があっても良いので買いで入ることができます。


高く寄り付くのであれば一番短い時間軸である5分足の調整を待ってからの
買い場探しにしたいと思います。





日経平均、下げ止まりか?
日経平均は、14000円回復か?


ダウ


ダウは前日の陰線を否定する陽線が出現しました。
大きめな陰線を否定する陽線ですからボトムらしい足型ということになります。


これで底打ちとなり上昇開始となる可能性があります。
今晩も連続陽線になってくればさらにボトムらしくなってきます。


ストキャの数値を見ると「26.6」「21.2」「28.7」となっています。
%Kは低い数値から%D及びSDまで上昇してきています。


ストキャのアンチ売りのセットアップということですね。
4月9日にもアンチうりのセットアップになっていて翌日下落したのでアンチ売りが成功しました。


今回も同様にアンチ売りが有効になるかどうか注目です。
このアンチ売りが失敗に終わると上昇転換となってくるでしょう。


ナスダック


ナスダックは今回の短期下落波動における新安値となりました。
そして新安値の下ヒゲの長い足型となっています。


この足型もボトムらしい足型です。
今回の下落波動は8日目になっています。


前回の下落波動は15日間でした。
直近の上昇波動は4日間で終了しています。


下落力の方が強いということですね。
日柄的にはまだ下落波動が続いても良いことになります。


今晩、大陽線が出てくるようであればボトムになる可能性が高くなってきます。


日経平均


日経平均は2日連続で安値となった後の本日はギャップアップとなりました。


しかし、ギャップアップの後は上昇することが出来ずに陰線となっています。

この足型ではまだまだボトムであるとは言えませんね。


ただし、15164円からの下落は1279円となっていて、

平均的な下落波動の値幅になってきています。


また下落日数も8日になっていますので平均的な下落波動の日数に近くなっています。
ここからはちょっとしたきっかけで上昇転換することになりそうですね。