シャワートイレ
これはサラリーマンを辞めて、
新宿のビルで働き始めた頃の事です。
ある日の朝、トイレで大きい方をしようと
個室に入ると、そこには、
「洗浄機能つき便座」
いわゆるシャワートイレがありました。
サラリーマン時代に勤めた会社にも
専門学校にも、それはありませんでした。
ちょっと戸惑いながらも、
初めてそれに座り、用をたしました。
そして、ふと目の前の操作ボタンに目が行きました。
「洗浄」
俺「これを押すと水がでるのか・・・」
「強さ」
俺「おぉー勢いも調節できるのか!!」
「温度」
俺「温度!!すげーな。ハイテクだ」
「おしり」
俺「おしり・・・?あぁ・・・まぁ・・・おしり洗うんだからな・・・
わざわざボタンつけなくてもいいんじゃ?・・・
・・・・・まぁいいか」
そして俺は一つのボタンに悩まされました。
それは・・・
「ビデ」
俺「・・・・・・?」
俺「ビデ?????(・_・?)ナンノコト?
・・・・・おしり・・・ビデ・・・
玉の事?
・・・んなわきゃねーよな・・・
洗ってどうする?っつー話だ・・・
ビデ・・・(-""-;)
ビデ・・・オ?・・・(;・∀・)
・・・・・まぁいいや。」
とりあえず、その疑問はおいて置いて
やや緊張気味に、「洗浄」ボタンを押しました。
ピッ!・・・ウィーン・・・
機械音がすると、お湯が噴出してきました!!
ブシュー!!!
俺「痛っ!!痛たたた!!!」
思わず俺は便座から飛び上がりました!!
そしてふと、「強さ」を見ると・・・
MAX!!!
まさに・・・
「水浣腸突き」
状態!!!
俺「・・・強すぎダヨ・・・~(>_<。)シ~」
何はともあれ、初のシャワートイレを経験した
俺は仕事場に戻りました。
しかし、謎が一つ・・・そう・・・
「ビデ」
何もしらない俺は聞きましたよ・・・(^_^;)
俺「なぁ、さっきトイレで見たんだけど、
「ビデ」って何??」
後輩A「へっ!!?(゚Д゚ )ヘッ?」
俺「・・・ビデ・・・」
後輩A「・・・いや・・・ken-ichiさん・・・
何って・・・(;・∀・)」
俺「だから何!!?」
後輩A「・・・マジ?」
俺「まじ!!」
後輩A「・・・そりゃ・・・#$%&ですよ・・・
(〃▽〃)」
俺「え!?∑( ̄□ ̄;)!!」
後輩A「・・・・マジで知らなかったんですか?」
俺「・・・・・知らんかった・・・_| ̄|○
男性用に必要ねーじゃねーか・・・」
「聞くは一時の恥・・・聞かぬは一生の恥」
二十台半ばにして、また一つ賢くなった瞬間でした・・・
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