『ツメが甘い』

『ツメが甘い』/ベストセラーズ

￥1,260

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日本一厳しい会社といわれる野村証券の
元トップ営業マン、市村洋文さんの著書。

この手の本は、いかに自分事化できるかで
吸収力が全然違ってくると思っていて、
本著の中でもありますが、「それは○○さんだからできることだ・・・」
といった思考に入ってしまうと、まったく身にならないと思います。


営業に天才はいない。やったか、やらなかったか。
それだけの違いである。


本著のメインメッセージは上記だと思っているのですが、
確かに営業という仕事を分解すると、
この人じゃなければできないという仕事は
ほとんどないように思います。

著者の実際のエピソードを元に書かれており、
毎日400通ずつ新規のお客様にDMを送る、
毎週末40通手書きの手紙を送る、
など、相当泥臭い内容も多いですが、
意志の問題でできることが多く、自分事化できる本。

それだけガムシャラにやりながら、
量を質に転化していくことも含めてだと思いますが、
やるべきことをやりきることが非常に重要。


僕自身まだまだスマートに仕事をしようとするフェーズではないので、
圧倒的に行動量を増やして、
改めて泥臭くやってやろうと気合いの入る本でした。




個人的に印象に残ったポイント。

「ライオン率いる羊100匹の軍は、
羊率いるライオン100匹の軍より恐ろしいものだ」

意味するところとしては、
組織の強さはリーダーで決まる、ということです。


社内で成果を残している組織を見ても、
スポーツの世界でもそうだと思いますが、
強い組織には強いリーダーがいると常々感じます。

強いリーダーとはなんぞや、という部分の
ブレイクダウンがまだまだ必要ですが、
僕自身リーダーとしても、プレイヤーとしても
未熟だということは痛いほど自覚をしていますので、
前述の量質転化の話も含め、
愚直に向き合ってやりきりたいと思います。



2時間ぐらいでサクっと読める本なので、
営業と呼ばれる職種の人は、
一度読んでみて損はない本だと思います。


あ、俺営業じゃないのか・・・？ｗ

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＜目次＞

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第1章　ツメが甘い！キミがダメな理由

第2章　君は何時に起きているのか？

第3章　名刺をどこにしまってる！

第4章　メモを取らない君は仕事ができない

第5章　お客様に断られて引く君はアホだ

第6章　君のスーツはヨレヨレだ

第7章　君の話はつまらない

第8章　お客様の心をわしづかみにする"人たらし"の方法

第9章　組織の中の苦労は買ってでもしろ

第10章　獅子に率いられた羊は強い

第11章　一流の人になるための仕事術

ピラニア理論

新卒の時に、現執行役員の石井さんにお話頂いたタイトルの件。


腹ペコのピラニアが入っている水槽に、
肉を入れると当たり前ですが、猛然と食いついてきます。

そこで水槽の中に透明の仕切りを入れて、同じように肉を入れると、
最初は肉めがけて突っ込んできますが、
何度か仕切りにぶつかると諦めて食べに来なくなる。

次に透明の仕切りをもう一度外してあげて、
肉を入れるとどうなるか。

見えない壁があるという経験則で判断し、二度と食べに来ない、と。



切ないですね。



彼がもう一度肉めがけて突っ込むために必要なこと。

それは、新しいピラニアの投入です。



何の先入観もない新ピラニアは、当然肉めがけてまっしぐら。

旧ピラニアは、「やめとけ、新参者よ」としたり顔。

ところが、普通に肉に到達しちゃう、新ピラニア。

「まじかよ・・・（ﾟ〇ﾟ；）」と旧ピラニア。

「ふざけんな、俺も肉ぅー！」

という感じですね。
※すみません、途中妄想入ってます。



変な成功体験にひきづられて、
この新ピラニアマインドを忘れてしまっては駄目だし、
歴が浅いからこそ組織に与えられるインパクトもあると思うので、
さあ今自分がどっちのピラニアになっているかは、
常々意識しないと駄目だなと。


まったくもって偉そうに言える立場ではないのですが、
関西の勢いある内定者や、事業部期待のホープ達と話していて
思い出したので、久々にブログに書いてみました。


ブログ久々すぎて、どんなトーンで書くべきか、
若干迷走していますｗｗｗ



完全に自戒を込めてですが、
ピラニア魂でやりきりたいと思います