9.サクラの掟
順序として、サクラの掟について話させてください。
いろいろあると思うんですが、
「出会い系なのに、出会うわけにいかない。」すべての矛盾の起点はここにあると思います。
したがって、
①会う話をしてしまってはいけない。
せめて、「会う約束」までにとどめる必要がある。
なぜかというと、実際に会う約束をしてしまうと、サクラである以上、ふみたおすしかなくなる。
何度か踏みたおしをくらうと、客は怒りだし、サイトを辞めてしまう。
これでは長くお付き合いをしてもらうことはできない。
どんなに騙されても辞められない、よほど例外的な客もいますけど…
普通、3回待ち合わせをドタキャンをするとサイトから離れていく。
しかし逆に、出会えない出会えないと実際の出会いに飢えている客に、
「即、会います」とメールを出せばどうなるだろう?
多分、空腹のピラニアのように群がってくる。
これは「会いネタ」といわれるものである。
一級のサクラ技術の持ち主なら、「即会います」と最初に客を募集をかけておき、何通かメールを交わすうちに、最初言った「即会います」というのを忘れさせてしまうといったことや、待ち合わせ場所に呼び出して辺りをぐるぐる移動させ、ポイントを減らしたり買わせたりする難易度A+な技も使うことがある。
これについては後述するとして、基本的に会いネタはやめた方がいいでしょう。
もうひとつは、
②こちらがサクラだとバレないこと。
これは説明不要だと思う。
サクラとばれてしまう原因はいくつかあります。
- 矛盾したことをメールしてしまう。
- 16歳以下の設定のキャラなのに「私、人妻なの」とか言ってしまう。
- 婚歴がないことになっているのに「私、未亡人なの」とか言ってしまう。
- 地域ネタ
- 天気など。「今から出れない?」なんてメール出して、「この大雪でどうやって出ろというんだ?」とか返ってきたり。
- 「○○堂のペコちゃんの前で待ってるから。」とか言われても、本当にそういうものがあるのか無いのか、地元の者にしかわからないわけです。こんなところから思わぬボロが出たりも…
- キャラ変わり
- 「あんなところ、本当に口に入れたりするんですかぁ?」などと、清純キャラでやってるのに、途中から「私のエロ声、かなりいいわよ」とか淫乱系になったり。
- 押しに弱いキャラのはずなのに急に性格がキツくなったり。サクラが休暇をとる時に他のサクラの人が他人のキャラを扱ったりすることがあるのですがそういう時にでる。キャラの解釈がそのサクラによって違うのですね。
- 言葉使い
- 「わたし」を「あたし」と書いたり、「いうんですか?」を「ゆうんですか?」とか書いたり。ギャル系の人はやりがちです。
- 知らないはずのことを知っている
- 誤打
- 「わたし、そんなんjあない…」などは、携帯のキーではおこり難い誤打ですね。あくまでこちらも携帯から出してるってことになってますから。
などなど…