行ってきました、
東京都大田区東雪谷。
その閑静な住宅街の中から、
突如あらわれたのが、貨車です。
ちょうどドラマでもよく登場する
「雪見坂」を登ったところに、
その貨車は突然姿をあらわしました。
びっくりして写真を撮っていると、
そのお家の奥様が、貨車について
いろいろ教えてくださいました。
その貨車は、1985年
国鉄が民営化されJRになった際、
大好きだったご主人が
買い取ったものだそうです。
自宅の敷地に10mの線路をひき、
そこに約10tの貨車を
夜中にトラックで搬入したそうです。
下部が9tで、上部が1tの
計10tの重量だとか。
▼線路がちゃんとあります。
▼新小岩車区
約30年間、近所の方々にも
愛されていたようですが、
老朽化が進み、
処分を考えているとのこと。
まずはじめに、奥様は
博物館に電話されたそうですが、
明治・大正に製造された型ですと
数が少なく価値もあるようなんですが
この型は昭和に製造されたもので
博物館に展示するほど
珍しいものではないそうです。
そして、搬入時にはなかった
電線やまわりの家が、貨車の搬出を、
事実上できなくしているそうで。
ですから、貨車は、
近々解体してしまうんだとか。
「ぼくが生まれてから
今日までと、ほぼ同じ年月
ずっとここにあったんだなぁ」
と、ぼくがつぶやくと、
奥様は思い出を振り返るように、
近所の子供たちが
たくさん来てたことや、
学校の見学もあったことなどを
話してくださいました。
▼そのときに、奥様が書いた
貨車を説明する案内ボード
解体するのは、切ないのでね。
引き取っていただける方がいれば
お譲りします、と、奥様。
今日も、「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
興味のある方はぜひご連絡ください。