ある問題児から先生への手紙 | わくわく海賊団

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 学校の勉強がつまらないと
 言われてしまうことが多いのは、
 もしかしたら、答えというものを知っている
 先生がいるからなのかもしれないなと、
 問題児は思うのです。

 ときたま、学級活動などで
 先生も答えがわからないことを
 話し合うときなんかには、
 問題児は活躍することがあります。

 おとなになって、社会に出ると、
 先生みたいに先に答えを知っている人は
 ほとんどいないそうですね、楽しみです。

 だれもわかっていない問題を
 なんとかするのが社会での仕事なんですよね。
 
 毎日が学級活動のようなんですね。
 問題児には最高の環境です。

 問題児は、授業が嫌なので
 よく学級活動で話し合いたい議題を提案して
 授業をつぶそうとたくらみます。
 
 社会では、問題そのものを発見することが
 答えを導き出す以上に、大事な仕事だと訊きました。

 なんだか、学校では怒られてばっかりで
 問題児だと言われていたのに、
 社会に出ると「できるやつ」と
 言われるような気がしてきました。

 あぁ、おとなって楽しそうですね、先生。

 今日もわくわく海賊団にきてくださってありがとうございます。

 先生、それでも、ぼくは学校だいすきです。