おかえり、はやぶさ | キャラクターデザイナー澤田 圭の★サワダーランド★

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キャラクターデザイナー澤田 圭の作品と日々の出来事。

昨夜の23時頃
小惑星探査機のはやぶさ
7年ぶりに60億キロの旅から地球に帰ってきたね。

カリントウみたいな形の小惑星イトカワに行って
"直接"惑星から欠片を採取するお仕事。

数々のトラブルや
相棒の小型ロボットミネルヴァちゃんとの別れを経て
採取した”何かが入ってるかもしれない”カプセルを
大気圏突入前に発射。

自分の命と引換に。


これが燃え尽きる瞬間の映像。
素晴らしく美しい。



カプセルを発射するときは
はやぶさは地球に背中を向けている状態やったらしい。
けど地球にいる技術者達は
残りの力を使い、はやぶさを振り向かせた。

最後に 地球の姿を見せてあげたかったから。

そしてはやぶさの目に写ったものがコレ。

下部が黒くなってるのは
データが途切れたから…
ではなく涙でうまく見えなかったからかな。

ホント最後の力を振り絞ったんね。


それを漫画にした人がいたのでご紹介。
涙なしでは見れません。


はやぶさがここまで愛されたのも
スーパーテクノロジーの裏に人間臭い部分を残してたからかな。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)のサイトでも
はやぶさ君の冒険日誌なんてのもあって
はやぶさ自身が語ってくれている。

(現時点で)採取できてるかどうかわからないってトコなんて
「緊張してたからうまくできたかどうか覚えてない」
なんて表現をしてある。


言ってみればただの無機質な機械やのに
ネット上では、あらゆる生放送を駆使して
何十万人って人が帰りを見届けてた。
物にも人のように愛情持って接すると
個人として確立されるんかな。




今降ってる雨は
もしかしたら
帰ってきたはやぶさの欠片かも。


おかえり
 そして
おつかれさま