東急7700系
8日前の8000系以来、一時的に止まっていた東急車特集だが、今日からまたスタート。
今日は7700系を挙げます。
この車両を初めてまともに撮ったのは2008年10月5日。
写真の7710F、7000系時代にトップナンバーを名乗っていたらしい。
トップナンバーの7701F。7700系としてのトップナンバーはこれ。
7000系時代の編成って、いくつよ?。
歌舞伎色。写真の7714Fは未だ活躍中だが、いつ消えてもおかしくない。
ここまで全て、池上線の久が原にて撮影。
多摩川線内では、鵜の木で撮った7705Fのみ。
7706F(一般色)と7714F(歌舞伎色)。2枚とも2011年4月17日、石川台にて。
2年半ぶりに撮影しに行ったのだが、7700系があまり来なくなっていた。
ここからはおまけで、携帯で撮ったものを。
なぜか?と言うと・・・。
まず写真の7713F。実はこの編成は7000系時代、台車の試験で小田急線を走ったことあるみたいだ。
でも写真がどこになるかわからない。
雪が谷大塚にて撮影した7715F。画面右側にいる車両がそれ。
7700系であるが、中間車を先頭車化改造の際、9000系タイプの顔を付けて誕生したのだ。
これが最後に7700系として改造された車両だ。
自分はこれまで撮影中、来てくれたことが最後まで無かった。
写真はここまでです。
池上線や多摩川線には滅多に行かなかったものの、写真は案外多い方だ。
とは言え、同じ正面切妻デザインの車両の中では、9000系や2000系、8500系・8590系と比べたら少ない。枚数的には1000系や8090系並の数だ。
実車の紹介だが、元々1962年に日本初のオールステンレスカーである7000系として誕生し、各線に導入された。東横線では日比谷線直通電車の役割を果たしていたが、渋谷にも顔を出していた(いつ頃まで居たか覚えてないけど)。
田園都市線では8500系に統一されるまでの間に活躍、あと大井町線では1980年代後半まで活躍し、それらの線区から撤退後、7700系に改造されてから池上線や目蒲線(現在の目黒線目黒~田園調布間と多摩川線)の一員となった。改造の際、制御器のVVVF化・冷房取付改造・ワンマン化工事等が行われた。
またこの車両、全てが7700系に改造されたわけではなく、弘南鉄道・福島交通・北陸鉄道・秩父鉄道・水間鉄道等の各社に譲渡された他、引き続き7000系として東急で活躍したものもある。
この中でも秩父鉄道の物は既に廃車となり、東急7000系として残ったものはこどもの国線で活躍し、2000年代に横浜高速Y000系導入後、廃車となり、東急車両に譲渡の上、暫くは入れ換え車として活躍したものの、上田電鉄への1000系導入で余剰になった7200系に置き換えられ、再び役目を終えた上、保存された。
一方7700系の方は、1987年に導入後、まずは帯無しからスタートし、後から正面に赤帯。歌舞伎色化が行われた。中間車を改造した7715Fは東急初のIGBT-VVVFを採用した車両であり、ある意味試験車的な車両でもあったが、それを営業運転に入れた結果、早速故障が発生し、最後までラッシュ時メインとなった。
また目蒲線が運転系統変更の際、目黒線と多摩川線に分断され、その影響で7700系に初の廃車が発生し、その余剰車は7200系と共に、十和田観光鉄道に譲渡された。
池上・多摩川線に新7000系導入後、7700系や7600系だけでなく、1000系も一部置換えとなったが、1000系は他社譲渡に対し、7700系や7600系は残念ながら全て廃車になると発表され、7700系においては、7715Fが早速廃車になった。
今後も7000系に置換えられていくであろう。
実車の紹介はここまでにして、俺からのエピソード。
初めて東急を知った際、2000系や9000系で覚えてきた俺からすれば、当然初代7000系がどんなものかを知っていたわけがない。最初なんて顔だけしか見ず、8000系と勘違いしたくらいだ。
7200系に関しては、ダイヤモンドカット正面が特徴的でわかりやすかったんだけどね。
初めて乗ったのも2008年からであり、2005年に東急線全線走破をした際の池上線・多摩川線共に1000系だった。
初乗車の際、天井がやけに低くても、案外広々としている印象があった他、2段窓を採用しつつもVVVF制御を搭載していたため、面白みがある感じだった。
それ以降、池上線や多摩川線乗る際、7700系を待つのがほぼ当たり前になった。
そして軽く取り上げた7715Fですが、撮影はしたこと無いものの、実は一度だけ乗ったことがある。
車内に関しては他の7700系と同じだが、音が違うため、まるで別の車両に乗っている感じだった。顔が9000系タイプとは言え、種別表示を付けていないため、ちょっと違うイメージもあった。と言うか、過去に他社へ譲渡された7000系の一部も9000系タイプの顔付けたが、あれらは貫通扉を付けなかった他、ライトパーツ等は既存のものを流用したため、奇妙なイメージもあったが、この7715Fは貫通扉があるため、良い方だ。
それにしても7700系は7000系時代から活躍して来年で50年となるが、新7000系の増備が遅いため、まだまだ活躍しそうな感じもする。
流石にもう他社譲渡はありえないだろうし、十和田観光鉄道なんて東日本大震災の影響で廃線がアナウンスされ、存続も難しいと言われている。そうなると、東急で活躍している7700系より先に消えると言う、悲劇的な出来事がもう目に見えてきてしまった。
それ以外、7000系時代に譲渡された車両もそろそろ本格的に置換えによる廃車が進み、この7000系シリーズが姿を消す日も、そう遠くは無いだろう。
譲渡先もそうだが、東急として活躍する7700系の乗り納めや撮り納めは、早いうちにしておく方が、良いだろう。
個人的な意見として、完全に引退する際にリバイバルで、正面の帯を消した上で7000系及び7700系デビュー時の姿を再現して欲しい。と思っている。
次回は7600系を取り上げる予定です。
以上