「大学生の借金」
大学生の頃というのは、とにかくあまりお金がないものです。かつて大学生だった方々も、きっと大きくうなづかれることでしょう。何せ学生の本分
は勉学であるからして(まあ、中にはそれ以外を本分とされている方もおられるでしょうが…ともかく)、収入はせいぜい週何回かのアルバイトくら
いで、限られます。しかし支出の方はといえば、大学生には大学生なりの「付き合い」というものがありますから、飲み会だのなんだのと、色々かか
ってしまい、結果慢性的な金欠状態が続く、というわけなのです。
こうして「お金がないよー」と苦笑い交じりに嘆くくらいなら良いのですが、中には、学生にもかかわらず多額の借金を作ってしまう方もおります。
どうしても車が欲しかったから、あるいは海外旅行に行きたかったから、なかにはパチスロにはまってしまって、などと理由は様々でしょう。
学生の借金が恐ろしいのは、先にも書いた通り、収入がないためその膨れ上がった借金を、またどこか別のところからの借金で返そうとする傾向にあ
るからです。こうなるともう借金は雪だるま式に増えてしまい、最後にはとうとう返済不可能な状態にまで追い込まれてしまう可能性もあります。
楽しい大学生活を、より楽しいものにするためにはお金が必要、という気持ちも分からなくはないですが、かといって借金のし過ぎでその「大学生活
」そのものをぶち壊しにしてしまっては、本末転倒です。「多少の貧乏は学生時代の醍醐味」くらいに考えて、無理な借金を作るのは絶対にやめまし
ょう。