贈る言葉(中山記念予想) | けいのいの競馬ツレヅレ予想

贈る言葉(中山記念予想)

昨日はブログ更新サボってすみませんでした。


まあ単に勝負にいけるレースなかったんですけどね。(;^_^A


そんな中でやや自信のあった阪神8Rも◎○が1着、3着。

やれやれ…。デムーロ騎手との相性悪さは昨年のすみれSぐらいから、
ずっと継続中の模様。


そんなM・デムーロ騎手が騎乗馬が一番人気のこのレースを今回は予想。


いつもより少し「展開」に重点を置いてみました。


ではどうぞ。



①展開


今回、過去経緯から逃げる可能性のある馬を順次見ていってみます。



リーチザクラウン


皐月賞大敗当時は「逃げないと話にならない」とコメントした武豊騎手。
気性的な部分が大きかったのだろう。
意図的にか、短距離レースが続いて忙しい流れについていけなかったかは
不明だが、昔ほど逃げに拘りがなくなっているのは事実。
勝ち星に飢えた武豊騎手がここに来て「思い切って逃げ」の諸刃の策は考え辛い。
最初のコーナーまで200m余の上り坂でゆったりスタートするこの舞台なら、
先行して好位につける王道競馬でそつなく乗ろうとするのではないか?



キャプテントゥーレ


前々走は朝日CCで他に行く馬がいなかったことを見て、
持ち味の逃げ競馬を展開。見事なペース判断で勝ちきった。
前走の天皇賞(秋)でも当然逃げたかっただろうが、
府中2000mで大外枠に入るという不遇によって、
「無理をさせない2番手」を選択。
今回は絶好枠の3枠3番を引き当てたことで、
「しっかり逃げて仕切りなおし」の思いが強いだろう。



マルカボルト


その抜群のゲートセンス故に、「自然とハナ」のレースが多い。
「無理をせず先行できること」は0.1秒を争う競馬においてはかなり有利で、
ここまで勝ち上がってこれた大きな要因であろう。
番手に控えたときは総じて、
「行きたい逃げ馬がメンバーにいた場合」や
「外枠で無理をしないように控えた場合」であり
本質的な逃げ馬ではないとみる。
最内枠に入った今回、他に行く馬がいなければコーナーリングの
優位からハナを切る場面は考えられるが…。



といった感じ。


逃げるのはやや押してキャプテントゥーレではないかと。
小牧騎手なら最後の直線短い中山であることも考慮して、
道中息を入れて余裕を残す。

格・実績上位のヴィクトワールピサは外枠から
折り合い、3、4番手で虎視眈々。
前を突付いて仕掛けるのは3角を過ぎてからの横綱競馬を展開。

少頭数でもあり、隊列はスンナリ決まりそう。
そんなわけでペースは


「スパートちょっと早めながら道中は緩い上がり勝負」


と読みます。




②各馬考察



マルカボルト


これまで着実に勝ち上がってこれたのは、
前述した「抜群のゲートの良さ」の為。
前走の初重賞挑戦でも、スンナリと前につけて、
いつもなら押し切れるペースで推移したにも関わらず、
最後で他馬に差しきられたのは、メンバーが強化された為だろう。
前走から比べると400m距離短縮でペースが緩むとなると、
浮上の可能性はあるが、時計実績がなさ過ぎる為、
開幕良馬場をフルに活かせる脚質ではない懸念。微妙。



アロマカフェ


中山、福島や不良馬場戦歴が多いためもあるが、
上がりだけを見ると、瞬発力不足。
唯一東京の青葉賞も3歳時に2400mというキツい距離でのもので、
「中団からそれなりに嵌った34.5の末脚」で4着という、
どちらかといえば底力を問われた内容ではなかったか?
他先行勢を出し抜いて、無理にでも前で競馬して、
力勝負に持ち込むならひょっとはするが…。



キャプテントゥーレ


前述のように、今回は行く気満々。
ハナを主張して、他が来ないことからスムーズに折り合う。
一昨年までは「中間を緩めないと話にならない」感があったが、
昨年の朝日CCではやや早めに動いて押し切る競馬を見せたのは
成長といってよいのではないか?
もちろん芝が良かった高速舞台でのものであり、
過信しすぎるのは危険ではあるのだが、ラップ推移からは
今回も朝日CCと似た起伏になると踏んでいるので、
位置取りのアドバンテージとあわせて押さえるべきだろう。



リーチザクラウン


中山コースでの実績は、
「超前の馬に厳しいラップの皐月賞」と
「距離長い上にメンバーの揃った有馬記念」であり、
惨敗も仕方ないところ。

しかし、前残りの展開になったとは言え、
前走の京都金杯では前を行くシルポートと同様の伸びに留まった。
このことから、切れよりも底力に比重の高い脚質なのではないかと見ている。
位置取り次第ではあるのだが、ヴィクトワールピサはおろか、
キャプテントゥーレさえも差しきれない懸念が拭えない。
直線の急坂が極瞬発力勝負になることを押さえてくれるが、
どこまで…。



リルダヴァル


鳴尾記念で33.6の末脚を見せていることから、
切れはそこそこにある模様。
しかし4角前で先頭から約6~7馬身後方に位置しており、
このぐらいの上がり3Fを計時できても不思議はないところ。

そして過去を紐解いてみると、
好位につけた毎日杯では「一団なりの伸び」しか見せていないことから、
スローの流れでは「前に行けば切れない、後ろからなら差し損ねる」
という、どっちつかずの馬。

惰性で雪崩れ込んで3着が精一杯。



ミッキードリーム


毎日杯以来の実戦はいかにもキツいし、
ここで通用する素地も見られないことから、
切って差し支えない。
「まさかの可能性」にBETするのは無駄な浪費。



トーセンクラウン


昨年の覇者ではあるが、
昨年はサニーサンデー、ドリームサンデー、モエレビクトリーの
「極逃げ馬」が揃った上、重馬場であったことが、
大いに嵌ったのだろう。
(手前味噌で申し訳ないが、○=◎馬連でキッチリ仕留めたレースだけに、
この分析には自信を持っている。)

今回はラップ推移、馬場、メンバー全ての条件が昨年とは正反対で、
且つ58キロの斤量では買い目に入れる理由はない。



ヴィクトワールピサ


歴史的スローとなったダービーではローズキングダム、
エイシンフラッシュにキレ負けしたが、決して、
弱かった内容ではない。底力の多寡ではエイシンより上のため、
これからの古馬GⅠ戦線も活躍は期待できそう。
前に行ったとしても、ペース圧に負けず、
瞬発力を発揮できるので、少頭数で位置取りをスンナリと好位に
つけられそうなここは、連軸としてはまず磐石とみて良さそう。
展開と位置取りのアヤがあっても、連対は確保するだろう。



トーセンキャプテン


この馬のスピードとキレでは、
外枠でもあり、前にもつけれず、後方から差せない。



キョウエイストーム


この馬のスピードとキレでは、
外枠でもあり、前にもつけれず、後方から差せない。



レッドシューター


ペースが厳しくなっても、OPクラスなら、
前でそれなりに粘れる底力はあるようで、いわゆる「相手なりに走れる」馬。
今回は底力の比重が薄いことから、前の位置につけられる先行力を活かせば、
ひょっとしたらの雪崩れ込みは考えられる。
如何せん大外枠では多少テンに無理をしなければならないので、
ややキツいと思われるが、3連複のヒモ程度に注意。



纏めると、


◎ (9) ヴィクトワールピサ
○ (3) キャプテントゥーレ
▲ (4) リーチザクラウン
△ (5) リルダヴァル
△ (12) レッドシューター


買い目


3連複


(9)=(3)=(4)
(9)=(3)=(5)
(9)=(3)=(12)