こんばんは☆



今日はサッカーの試合でした。


前半は、右サイドで先発して、再三サイドを切り裂いてチャンスを作るもゴールを割ることができませんでした。


今日のチームのコンセプトが、前半は縦に出してもらって僕がダッシュして切り込む。こんな展開でしたが、ことごとく外してしまいました。


反省・・・そして前半、カウンターから失点をしてしまう。味方のクリアミスからの失点。


後半も、ほぼ押し込む展開でしたが、結局ゴールを割ることが出来ず、1-0で負けました。


今日はホームで、次節がアウェーのホーム&アウェー方式です。ホームでの失点は、2倍になるので、次節はかなり厳しいです。


次節は剣道大会と重なっているので、出場出来ませんが、是非勝ってもらいたいです。



サッカーの試合の後に、社会科見学に行ってきました。一人社会科見学。



皆さんは、どうやって竹刀が作られているかご存じですか??


まず、竹の太さにもよりますが、均等に割っていくんです。


そして、その竹を一年ほど乾燥させます。


この時点で、どのような竹刀になるかは見当をつけているようです。


そして、その竹を竹刀に適当なサイズに切り、熱を加えて真っ直ぐにする作業を行います。


竹というのは、そのままの状態で切ったり曲げたりするのは、かなり至難の技のようで、とにかく硬いんだそうです。


それに熱を加えることで、柔らかくするそうです。



主人曰く、鉄と一緒との事。



その熱を帯びた竹を丁寧に真っ直ぐに伸ばす。かなり時間がかかる作業とのこと。



ちなみに竹が熱を吸収してちょうど良い具合になっているバロメーターは、竹の先端から蒸気が出てくる時だそうです。



これをしっかりやらないと真っ直ぐに伸びないんですって☆



本当に数えきれないほどの竹がありましたし、現在、仕入れている竹はかなり質感が良いみたいです。



やはり竹の仕入れにはこだわっていて、その都度、足を運んで材料を確かめているとおっしゃっていました。




さてさて、竹が最も弱いもの(弱点)と言ったらなんでしょうか??







それは、『熱』だそうです。




熱を与えると曲がる(前述のように)。だから熱を持った状態だと割れやすいとのこと。


主人は、車内に積みっぱなしは絶対にやめて欲しい、特に夏場の車内は50~60℃に達してしまう。それから冬場のエアコンのも割れやすい原因の一つとおっしゃっていました。



まあ当然の事ですけどね☆



では、なぜ竹刀を作るときに竹を乾燥させて水分を限りなく蒸発させるのに、冬場の乾燥で竹刀が割れるのか?それは矛盾していませんか?と聞くと、それは分からないって言ってました。でも、冬場でも普通に保管しておいて良いよって言ってました。



あまり過保護に扱うのも良くないのかもしれませんね・・・



それから、毎年2月が竹の仕入れ時期で、2月の半月くらいは竹を割る作業しか出来ないみたいです。



急ぎで待っている人には申し訳ないけど・・・全部が一工程の仕事なんです。竹刀職人だからねって・・・言ってました。


現在では、昨年一年間に製作した竹刀の本数は687本だったかな・・・確かそのくらいです。一年間で700本弱しか作れない貴重な竹刀なんですよね・・・



警視庁の特練員は、ほぼ全員と言って良いほど皆が使用している竹刀。全国にリピーターがいるんです。全日本選手権優勝者が何人使っているか・・・



色んな防具屋さんで、全日本選手権出場選手が使用している!!と、よく宣伝に出ていますが、安達さんの竹刀ほど、長く愛されている竹刀はないんじゃないかって心から感じました。


話を聞くだけで楽しいし、気さくな方だから、余計に長居してしまいました。



ちなみに、桂竹というのは、その昔に日本の真竹が枯れた時(竹は数十年に一度、俗に言う花というものが咲いて枯れます)竹刀メーカーが、台湾に渡って竹刀作りを教えて作ったものなんですって!


竹がなくなって竹刀メーカーは慌てたみたいですね。そりゃそーです。竹刀がなければ剣道が出来ませんから。剣道の道具で一番の消耗品が竹刀ですよね?



その竹がなくなってしまったら、僕たちは稽古が出来ないんです。



その位に深刻な時が、刻一刻と近づいているのも確かです。


そんな話を聞けただけでも、より一層興味が湧きましたし、改めて、防具だけじゃなく、竹刀も日本工芸品の一つなんだと感じました。


剣の道を求めている以上は、竹刀の起源はもちろん、作り方などをしっかり把握しておく必要があると思うし、何を持って良い竹刀なのか?何が悪い竹刀なのか?


という判別する目も養えます。


しかし、以前にもブログでアップしましたが、竹刀メーカーというのは限られて」いて、出所はほとんど変わらないと聞きます。


だから、良い竹刀というのは、個人的な感覚が第一なんです。そこに絶妙のしなりとコシがあり、限りなく割れにくい竹刀!!!というのが付随するのかなって改めて思いました☆


こんな勉強が出来るなんて幸せですよね・・・竹刀に興味がない人には到底理解されないと思いますが、凝ってみるとなかなか楽しいんですよね。


ちなみに、安達さん(安達竹刀製作所)と西野さん(西野竹刀製作所)は、兄弟弟子同士だそうですよ。


安達さんが西野さんにお願いして、弘光に弟子入りしたんですって!




次回は、実際に竹刀製作の工程を見させてもらうことになりました。



そして、挨拶を済ませ愛車のハマーに乗り込み、エンジンをかけると、




カチッ





え???




まさか??




そうです。アメ車特有のトラブルです。



ロードサービスに来てもらい、セルモーターの故障と分かり、僕の愛車はまたしてもレッカーされてしまいました。




寒い中、安達さんはライトを付け続けてくれて、レッカー作業終了後には、自宅でお茶と茶菓子を出してくれました。



安達さん夫妻と、息子さん夫妻と、そのお子さん(九か月)で、炬燵に足を伸ばしてしばらく談笑させて頂きました。



ご家族の方にも本当にご迷惑をおかけしてしまいましたが、一気に距離が縮まったのは確かです。


逆に御馳走になってしまったのは誤算ですが、また訪問して今日のお礼をしたいと思います。



最後は、越谷レイクタウンまで車で送って頂いて、本当に甘えっぱなしでした。



新年早々から車が故障というのは、いかがなもんかなと思いますけどね。



いつかは、自分の手で竹刀を作ってみたいと強く感じた日でした。



おやすみなさい☆