『幻魔大戦 神話前夜の章』(全2巻) 石ノ森 章太郎
幻魔大戦 神話前夜の章 1
(秋田文庫) 初版:2009年7月20日 (1996年6月にNTT出版より刊行) |
幻魔大戦 神話前夜の章 2
(秋田文庫) (1996年6月にNTT出版より刊行) |
子供に頼まれたコミックスを探していたら偶然見つけて、懐かしさの余り購入。
「神話前夜の章 プロローグ」は「リュウ」という雑誌に79年から80年にかけて掲載。
続編の「髑髏都市の章」は80年から81年にかけて掲載されたが中断のまま未完。
平井和正の原作から離れた、石ノ森章太郎の「もうひとつ」の『幻魔大戦』。
平井和正や石ノ森章太郎にとって『幻魔大戦』とは一体なんだったのだろうか。
世紀末を迎えてのダメ人類を滅ぼすツールだったのか。
余りに巨大すぎて続けようがなかったのか。
幻魔は来たのか。
そして去ったのか。
これから来るのか。
むかし、子供心に感じたのは「人類は幻魔の存在すら知らずに滅亡するに決まってるだろ」。