私の見た、小沢一郎元民主党代表 - 放送されなかった民主党党首選挙演説 | つれづれ草

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私をはじめ、みんなが心の片隅で思っていても口には出せないような事を取り上げて書いてみたいと考えています。

私は小沢さんを一度だけ見たことがある。それは昨年の9月の党首選での大阪の梅田での菅首相との選挙選での演説だった。私は聴衆の一人として聞いたが、小沢さんは無口どころか凄まじい迫力だった。予算案の一律10%の削減に強烈に怒っていたし、円相場が急騰しているのに為替介入をためらう現政権を痛烈に罵倒していた。集まった人々からは期せずして万雷の拍手と小沢コールが起きた。私も演説を聞いて小沢さんこそ総理にふさわしいと感じた。一方、菅さんは全く印象がなく、みんな、し~んとして反応がなかった。円相場への財務省の為替介入は、いわば小沢さんのお墨付きを得たので、ためらいなく実行されたと今も思っている。.


ところでテレビ、新聞などの一番の使命は事実を報道することにある。民主党の党首選は総理大臣を決める選挙であるので、出来るだけ事実だけを報道してほしかった。別に困難なことでもなく、わずか数十分の演説を録画して流すだけでよかった。とくに視聴者から料金を徴収しているNHKは全部、録画してそのまま放送すべきだっただろうが、私の記憶では見た覚えがない。NHKは6800億円だったかの収入がありながら、一国の総理を決める演説など大して重要でもないと判断したのだろうか。


しかし、小沢さんと菅さんの演説内容を繰り返し繰り返しマスコミが報道したならば、国民の世論はかなり違ったものになったはずである。公共のマスディアの責任はあまりにも大きいと言わざるを得ない。