パンダが振り返る重賞レース

パンダが振り返る重賞レース

JRA(中央競馬)の重賞レースを回顧します。ぶっちゃけ未来につながる予想用備忘録です。

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2017年5月28日、2014年に生まれた7015頭の頂点はわずか18頭の馬に絞られました。この日、第84回の東京優駿(GI)で勝った馬こそ3歳王者の栄冠を手にすることができる。そして、勝った騎手はダービージョッキーとして歴史に刻まれます。では、レースを振り返ります。

 

ほぼ揃ったスタート。先行争いにはマイスタイルが飛び出す。2番手には2冠がかかるアルアイン。スワーヴリチャードは中団よりやや後ろ。さらにその後ろに1番人気のアドミラブル。最後尾に近い位置にレイデオロといった配置。

 

第2コーナーにさしかかる頃、先頭はマイスタイル。リードは1馬身半。3番手にアルアイン。そして、外から2番人気のレイデオロが早くもあがってきています。ここで1000mの参考タイムが1分03.2とスローペースの展開。ルメール騎手が遅い展開と気付いて一気にペースを上げた。そんな感じです。

 

レースもいよいよ終盤。直線前での先頭はマイスタイル。そして、なんとここで2番手にレイデオロです。各馬が直線になだれ込みます。

 

先頭はマイスタイル。リードは2馬身。外から賢明にレイデオロとスワーヴリチャードが差を詰めようとしますが、リードはまだある。しかし、マイスタイルはここでスタミナ切れ。そこに二頭が突っ込んでくる。それでもまだ粘る。ダービーを制するのはどの馬か。最後はレイデオロが鮮やかに差しきりました。

  

10月29日、大雨となった天皇賞・秋。しかし、今年の名レースと呼ぶに相応しい内容です。そして、立役者は武豊騎手とキタサンブラックです。まさかの出遅れに場内が唖然としており、テレビで中継を見ていた競馬ファンは最初からほぼ諦めムードという。では、レースを振り返ります。

 

ばらついたスタート。キタサンブラックは抑えて中団後ろの選択とか実況者は述べていましたが、明らかに出遅れています。先行争いでトップに立ったのはロードヴァンドール。キタサンブラックはほとんど最後尾です。近くにいるのはレインボーライン。サトノクラウンといったところ。さらに最後尾の前にマカヒキがいます。

 

雨で馬場が重い中、このままでは先行が有利といった状況。前半1000mは64秒というスローペースです。そんな中、キタサンブラックがどんどん上がっていく。そして、600mの標識を過ぎて直線にさしかかる頃にはなんと際内という絶好の位置にいるではありませんか。前にも誰もいなく視界はクリア。まさに武豊マジック!

 

後は直線での叩き合い。絶好の位置をキープした現役最強馬であるこの馬が直線勝負で他の馬に劣るわけもない。トップに立ってリードを守り続ける。外からサトノクラウンが必死に追い上げようとしますが、粘るキタサンブラックに及ばず。そのまま、キタサンブラックが天皇賞を制覇しました。

  

10月1日、秋のGI、第1戦となるスプリンターズSが開催されます。夏が終わり、秋に入り、ここから年末まで怒濤のGIラッシュ。競馬が面白くなる時期です。そんな中、今日は2016年のスプリンターSを振り返ります。

 

このレースは直線でのMデムーロ騎手の読みと手さばきが抜群に光っています。勝ったレッドファルクスは前走CBC賞で勝った馬。仮に今回のスプリンターSでCBC賞に勝った馬が出てくるなら、狙い目かもしれません。既に2連勝ですしね。では、レースを振り返ります。

 

スタートは綺麗に揃います。先頭争いで前に出たのはミッキーアイル。その後、ソルヴェイグに抜かされますが2番手で追走。中団にはレッドファルクス。残り800mを切ったところで徐々にペースが上がってきます。そして、瞬く間に3,4コーナーを回って直線へとなだれ込みます。ここでの先頭はミッキーアイル。ソルヴェイグは4番手。レッドファルクスはまだ中団といったところ。

 

直線に入り、先頭はミッキーアイル。まだ前で粘る。リードは1馬身半。粘るミッキーアイルにソルヴェイグが差を詰める。しかし、外からはレッドファルクスが一気に追い込んでくる。ゴール直前、ミッキーアイルに追いつき、そのまま頭差でゴール。見事にスプリンターズSを制覇。2着はミッキーアイル。3着はソルヴェイグです。

 

限定300食の「3冠祈念弁当」が30分で売り切れ、会場には菊花賞史上最高の13万6701人が詰めかけました。しかも、その空前絶後の数の競馬ファンはたった1頭の馬を見にきたといっても過言ではない。それが2005年の「ディープインパクト」の人気でした。
 
その人気の高さはなんとG1単勝支持率最高の79%。もちろん、単勝は1.0倍。単勝を購入しても何一つ儲からない。でも、この日はそんなことはどうでも良かった。ただ、ディープインパクトが史上2頭目の無敗3冠を達成する最高の瞬間をファンは目に焼き付けたい。それだけでした。では、レースを振り返ります。
 
ばらけたスタート。ディープインパクトは好スタートを切る。騎乗は武豊騎手。中団辺りを走っています。先頭はシャドウゲイト。その後ろにアドマイヤジャパン。前半、馬が走りたがっているのを抑えるのに苦労した。武豊騎手が後のインタビューで語っています。残り1000mを切ってもシャドウゲイトとアドマイヤジャパンが大きくリード。第四コーナーカーブでもディープインパクトはまだ動かない。そして、直線へと各馬がなだれ込んでいきます。
 
先頭はアドマイヤジャパン。その後方から猛追するのはやはり、ディープインパクト。13万の競馬ファンの夢をのせてぐんぐんとアドマイヤジャパンに迫る。残り200m。逃げるアドマイヤジャパンを一気にかわしてゴールしました。

 

 

今からちょうど18年前。それはグラスワンダーの全盛期でした。98年の有馬記念、京王杯スプリングCを連勝して迎えた安田記念のグラスワンダーの人気は単勝1.3倍。誰もが勝つと思っていたほどの大人気でした。ですが、安田記念に望んだグラスワンダーに思わぬ伏兵が現れます。では、レースを振り返りましょう。

 

まずまず揃ったスタート。外からはホーリーグレイル。アグネスワールドが先頭にレースを引っ張る展開。グラスワンダーの立ち上がりは中団。さらにその後ろにエアジハードです。さらに後方には若き天才騎手、武豊が騎乗するシンキングザパールです。

 

レース中盤の先頭はアグネスワールド。キングヘイローが2番手につけます。さらにその後にエアジハードが4番手という好位置。その後ろにグラスワンダーがいます。そこからなだれるように各馬が直線へと入ります。

 

残り400m追加し、グラスワンダーが一気に駆け上がる。外からはエアジハードが差をつめる。そして、先頭の馬を楽々とかわしグラスワンダーが先頭に立つとリードを広げる展開。しかし、後ろから猛追するエアジハード。

 

残り200mで先頭はグラスワンダー。そのまま勝つかと思いきや、外からエアジハードが迫って両者の一騎打ち。粘るグラスワンダー、追い詰めるエアジハード。両者の猛烈な首位争いが続き、最後はエアジハードがハナ差でグラスワンダーをかわし勝利しました。