凱旋門賞2014 ジャスタウェイ、ゴールドシップ、ハープスターの見解 +キーンランドカップ | 小倉の馬券師T予想

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4角手応え、直線反応を重視した重賞競馬予想。

小倉の馬券師Tです。

ジャスタウェイ、ゴールドシップ、ハープスター。

この3頭の中で一番、2014年の凱旋門優勝に近いのは

どの馬なのか?

くわしくは重賞レースの見解の後で。


■キーンランドカップ2014

注目馬 ローブティサージュ


馬体などから

本質的にはスプリンターではないと思う。

だから、京都や小倉のように、時計が速過ぎると

シンドい部分はある。

が、(適度に時計のかかる)洋芝の札幌なら話は別。


G1の阪神ジュベナイルFを制した後、

パッとしない成績が続いたが、

これは、折り合いに苦労していた分も影響した。


短距離で新味が出たし、

この距離もちょうど慣れが見込める頃。


『馬体がフックラ』しているとのことで

(休み明けで)プラス馬体重で出走できそう。


追い切りの動きもよく、好勝負を期待。



■凱旋門賞2014に出走する日本馬の見解


いや~、先日の札幌記念は迫力のあるいいレースでしたね。

後方2番手を進むハープスター。

ポツンと離れた最後方のゴールドシップ。


先に動いたのはハープスターの方で、

3コーナーから捲るように上がっていく。


一方のゴールドシップは? というと、

まだ後方のまま、押っつけ、追っつけの状態。

一瞬、『大丈夫か!?』と思ったほど。


直線、向いた時点で堂々先頭に立つハープスター。

ようやく2番手まで上がったゴールドシップ。前のハープスターを追う。


ゴールドシップとハープスターが後続を大きく引き離して、

完全な2頭のマッチレース。


結局、前を走るハープスターが、ゴールドシップの追撃を

振り切り、見事優勝しました。


川田騎手は、ここで絶対、負けられないという気迫が

伝わりました。

軽量を活かしきった好騎乗だったと思います。


ゴールドシップも地力の高さを証明しましたよね。


本番の凱旋門賞では、この2頭に加えて

ドバイを圧勝した世界のジャスタウェイも加わります。

本当に楽しみです。


さて、この3頭の中で、一番有力なのはどの馬か?

というと、


私はジャスタウェイが最有力だと考えています。


まずはゴールドシップから。

ゴールドシップも適正が合うという意味では

チャンスは十分、あると思っています。


トウケイヘイローが引っ張った

前走の札幌記念のペースは、ゴールドシップにとっては

少し忙しかったはず。

実際、位置取りも極端な最後方になってしまいました。


本番を見据えて、

仕上げも多少、緩かったです。


一転、凱旋門賞は、距離が2400メートルに延長

(欧州のレースは)ペースもスローに落ち着きやすい分、

追走が楽になります。

今度は前の位置をとれる(先行できる)だろうし、

とりにいくと思います。

上がりが速くなると厳しい馬ですが、

ある程度は上がりはかかるでしょうし。


一方のハープスターは、オークスをみる限り

2400mは少し長い。

2着に好走はしましたが、少しモタモタしていたように

適正距離からは外れていると思います。


となると、本番では、札幌記念のように早めに動かず

これまでのように、後方から

ジックリと脚を溜める戦法をとるはず。

そうすることで、スタミナのロスを最小限に押さえられます。


凱旋門賞は極端な後方は不利なレースなので

楽ではありません。

それでも、有利な斤量を活かして

頑張ってもらいたいです。


最後に、ジャスタウェイはどうでしょう?

過去の成績をみると、マイル~二千までしか実績はありません。

ただ、このジャスタウェイの場合、距離は大丈夫だと思います。


というのも、馬体をみると、

ハーツクライ産駒らしい胴長のスラッとした体型。

長距離馬の形をしています。

少なくとも、マイラーなどではありません。


4走前の天皇賞から、馬が完全に覚醒して

これまでにない強さで圧勝の連続。

とくに、(中団待機から)残り300メートルで

先頭に立ち、後続を一気に突き放した

2走前のドバイディーティフリーは度肝を抜く強さ。

世界に衝撃を与えました。


前走こそ、僅差の勝利でしたが、

ドバイ遠征後で疲れや

(極端に時計のかかる)不良馬場だったことを考慮すると

悪い内容ではありません。



オルフェーブル、ナカヤマフェスタと

凱旋門で結果を残しているステイゴールド産駒の

ゴールドシップ。


成長力のあるハーツクライ産駒が本格化し、

世界に強さを見せつけたジャスタウェイ。


この2頭は、かなりチャンスが大きいと感じるだけに

同じ年に出走するのが、勿体なく感じるくらいです。


『天は、この世に周瑜を生みながら、なぜ諸葛亮を生んだのだ!』

とは、(三国志で)呉の軍師[周瑜]が吐いたとされる言葉。

彼は、蜀の天才、諸葛亮孔明が、自分と同じ時代に存在したことを

嘆きましたが、あれに近い心境です。


別々の年に出走すれば、それぞれが、

優勝するチャンスがあったものを、

なぜ、同じ年なのだ!

と考えるのは私だけかもしれません…。


距離が長いとはいえ、規格外の牝馬

ハープスターもいて

今年こそはやってくれる、と期待に胸が膨らみます。


とにかく、3頭とも無事に走って帰ってきて

もらいたいものです。

(ちょっと気が早かったような…)


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