福島第一原発1号機のベントや水素爆発前に、テルル132! | 観月蛍の放送大学ちゃんねる

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asahi.comによると、

『経済産業省原子力安全・保安院は3日、東京電力の福島第一、福島第二原子力発電所周辺で事故発生直後に行っていた放射性物質の測定結果を公表した。第一原発1号機のベント(排気)や水素爆発前に、核燃料が損傷しないと外部に出ないテルル132がわずかに検出されたというデータがあった。当初の混乱で未公表になったといい、西山英彦審議官は「反省している」と釈明した。

公開されたのは、3月11~15日に福島県の設置した放射線のモニタリングポスト(監視装置)や、放射線の測定装置を積んだ車で測ったデータの一部。テルル132は3月12日午前8時半過ぎ~午後1時半ごろ、1号機のベント作業や水素爆発の前に浪江町や大熊町、南相馬市で測定された大気中のちりから検出されていた。』という。

またまた耳慣れない放射性核種が出てきましたね ビックリマーク

産総研HPによると、

『放射性核種についての測定結果


大気中をただようほこりなどに付着した放射性物質が出す放射線(γ線)のエネルギースペクトルを、 ゲルマニウム検出器という測定器を用いて測定しました。赤色は3月15日、緑色は3月19日に採取した物質が出す放射線のエネルギースペクトルです。青色はバックグランドと呼ばれもので、採取した試料を置かないで測定したスペクトルです。バックグランドのスペクトルには環境中に存在するK-40(放射性カリウム、人体には約0.01グラム、約3000ベクレル存在) の放射能が見えています
観月蛍の放送大学ちゃんねる-テルル132
3月15日の測定結果では、ヨウ素、セシウム、キセノン、テルルといった物質が放射性の核種として検出さした。これらの核種は、一般の環境中には存在しないことから、福島第一原子力発電所の事故により放出されたことが推測されます。

3月19日の測定結果を新たに掲載しました。この日は放射性ヨウ素などの放射性核種が減少したため、自然界に存在するK-40(放射性カリウム)、Pb-214(放射性鉛), Bi-214(放射性ビスマス)からの放射線が目立って観測されました。


最も多く検出された核種はI-131(ヨウ素131)で約8日で半分に減ります。またTe-132(テルル132)は、3.2日でI-132(ヨウ素132)に変わります。 I-132はわずか2.3時間で減少します。ですから放出が止まれば放射線量は約1週間で半分になります。1か月たてば約30分の1程度になります。この他Cs-134(セシウム134)は半減期2.1年、 Cs-137(セシウム137)は半減期30年で残留しますが、それらの放射能は全体から比べればわずかです。


観月蛍の放送大学ちゃんねる-放射能推移
』などという情報が載っています。

詳細は、産総研さんHP ダウン まで ビックリマーク

http://www.aist.go.jp/taisaku/ja/measurement/index.html