音と光で振り返る
私の今まで。
音と光②(0歳の記憶)
ちなみに
大学時代以降は
音と光がテーマではありませんが
以前にも書いています。
長いですが(笑)
良ければ、どうぞ。
さて、
次の記憶は
母の実家での出来事です。
祖父は、
戦地から帰還後に
焼野原の大阪から
生活をスタートさせ、
天王寺区で
竹屋さんをしていました。
今回の登場人物は
伯父と伯母。
(母は4人兄妹の末っ子で
上記の伯父伯母は
祖父と同居し、
一緒に竹屋をやっている
長男夫婦です。)
天王寺は、
私達の住む寝屋川市と
そう遠くないこともあり、
小さい頃は、
よく母と遊びにいきました。
さてさて、
そんなある日。
私は伯父に
ひどく怒られます。
(母や祖父、伯母は
外出中で、
私と伯父2人だった。
ちなみに祖母は母が
20歳の時に病気で
亡くなっています。)
何をやらかしたのか
さっぱり覚えていないのですが
伯父が、あれほど怒ったのは
後にも先にも
その一回だけなので
よほど悪いことを
したのだと思います(^-^;
で、
めっちゃ叱られたのですが
自分が悪いと思っていない私は
決して謝りませんでした。
(頑固。笑)
そして
怒った伯父は
私を窓のない
真っ暗な部屋に
閉じ込めます。
(どうやら納戸だったらしい)
「謝るまで、
そこ入っとれ！
ごめんなさい言うたら
出したる！」
とか
なんとか言われた。
今、こういう叱り方は
主流ではありませんし
私は決していたしませんが、
私が小さい頃は
悪いことをしたら
暗い部屋に入れて
大人は扉の前で待機(笑)
本人が反省したら
部屋から出す
みたいなことが
普通にありました。
たぶん
伯父は、私がすぐ泣いて謝ると
思ったのではないかと
推察しますが、
自分は悪いことをしていない
と思い込んでいる私は
謝らない。
部屋の扉は
木製の引き戸でしたが
外からつっかえ棒か
鍵か何かかけてあるらしく
ガタガタやっても
子どもの力では
びくともしません。
私は、
「どうしようかなぁ？」
と考えて
周囲をぐるりと
見渡しました。
すると
部屋の真ん中あたりに
カニのおもちゃを発見。
(カニの体を持って振ると
手足が動いてカタカタ鳴る。
赤ちゃん向けのおもちゃ。
これも画像探したけど
見つからず^^;)
それに
真っ暗だと思っていた
部屋の中は
目が慣れてくると
戸の隙間から
一筋だけ
光が入ってきています。
暗闇に放たれる
ほのかな光は、
なんだか綺麗。
「なーんだ。
真っ暗じゃないんだ。
おじさん、ちょっとだけ
戸を開けといてくれたのかな？」
(今考えたら、そんなはずはなく
たぶん、木製扉なので
隙間ができただけ。笑)
カニのおもちゃは
その年頃の私が
遊ぶには
「ちょっと子どもっぽいなぁ」
と感じましたが、
他に何もないので
「まぁ、これでいっか♪」
とカニをカタカタ振って
遊んでおりました。
そのうち、
なんとかなるやろうと思って(笑)
しばらくすると
扉がガラっと開いて
伯母が入ってきました。
「まぁ、桂子ちゃん！
こんな暗い部屋に！
怖かったやろう？」
とか、けっこう驚いている風です。
私は
「そんなに暗くも、怖くもなかったけどね。」
と思いましたが。
そして
私に伯父へ謝るように言います。
しかし
やっぱり私は謝らない。
ここまできたら
意地です(笑)
伯母は
ため息を1つつくと
気分を変えるように
ちょっと明るく、
「買いもんいこか？」
と言って、
近くのお店へ
連れて行ってくれました。
それでお菓子売り場で
コアラの〇ーチを
買ってくれました。
「わぁい♪」
と思ったのもつかの間
伯母は
「それ食べたら
おじちゃんに謝り。」
と言いました。
私は
「ええ！そんなんやったら
お菓子いらん！」
とコアラの〇ーチを
伯母につき返しました。
伯母は
「あんたも強情な子やね。」
と苦笑してから
こう言いました。
「あんな、おっちゃんが
こんなに怒ることって
今まであったか？
なかったやろ？
桂子ちゃんには
桂子ちゃんの言い分が
あるやろうけれども
悪いことはしたんやから
謝らなあかん。
自分が悪いと思っていなくても
ケンカしたら若い方から
謝るもんや。
それに
おっちゃん頑固やからな(笑)
自分からは
謝られへん。
だから
桂子ちゃんから
謝ったり。」
自分が悪くなくても
若い方が謝る。
ごめんねと言えない
おっちゃんのために
謝ったる。←上から目線(笑)
それなら
致し方ない。
と、私はコアラの〇ーチを食べ
（割と自然派だったので
普段、家では、こういうおやつを
食べさせてもらえなかった。)
懐柔される(笑)
そして、
おやつを食べ終わってから
伯父に謝りました。
。。。て、ことがあったよね？
と最近、伯母に話したら
ビックリしておりました(笑)
なぜなら
家の間取りや内装が、前の家。
(私が3歳くらいの時に建て直して
今はマンションになっており、
現在の家に納戸はない。）
また
母と弟が全く出てこない状況からして
それは
私の弟出産のため
実家へ里帰りをしていた時で
おそらく母は病院へ
行っていたのだろう
とわかったからです。
...と、いうことは？
私は、2歳3～4ヵ月。
あれ？
そんな昔のことだったか(笑)
したがって
私のセリフ「」で書いておりますが
思ってはいたものの
言えていないこともあると思います(笑)
私は
・どんな状況にも楽しみを見つけ出す
・どこからか助けがくると信じられる
という性質を持っています。
そして
今までの人生は
ずっとそうなってきました。
ちなみに、この伯母は
の時に紹介した方で、
ものすごく勘がいいです。
電話が鳴った瞬間に
誰からのどんな要件か
わかるらしい(笑)
つづく
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