インドで軟禁された話① | シンプルな才能の見つけ方

シンプルな才能の見つけ方

今、この瞬間を楽しみ、自分らしく生きてゆく
「あなただから できること」を見つけて活かす

国際情勢が騒がしい。

日本人のフリージャーナリストなどが

拘束されたなどというニュースが

日本にも入ってきます。

 

私は、こういう話題を聞くたびに

あまり他人事には思えず、

 

どうか無事に帰っていらっしゃるように

と心から願っております。

 

 

ただ、自分の時は

どうだったかと言うと

 

自分の意志で

その場所へ行っているわけですから

拘束されることも、

完全に自己責任。

 

何が起こっても

誰かを恨むことは

ありません。

 

人に頼ったり

迷惑をかけるくらいなら

死んだ方が

ずっとましと思っていました。

(まぁ、現在もですが。)

 

昔から、頑固な性格です(笑)

 

 

by coaches

 

 

さて、

私がインドに行ったのは

20歳の時、初めての一人旅でした。

 

 

インド到着初日

 

「女の子の一人旅、

しかも初めてのインドは

とても危ないから、

信頼できる旅行会社を

紹介してあげる。

そこでツアーを組んだ方がいい」

と言った日本人男性のTさんと

現地の旅行会社に騙されて、

 

旅費の8割をぼったくられ、

カシミールという地域へ軟禁される羽目に。

 

一応、契約時の話では

ヒマラヤをトレッキングできる

とかなんとかいうツアーで、

食事も部屋代も含まれるらしかった。

 

 

いや、騙される私もどうかしておりますが、

当時は、言葉も習慣も違うインドに

大変戸惑っておりまして

(英語も、なまりがあるというか、

聴き取りにくかった...)

 

同胞の日本人というだけで

信用してしまいました。

 

 

なんか納得いかないなぁと思って質問しても

 

「ムスリム(イスラム教)の習慣だ!

インドに来たのだから従え!!」

と言われ、、、

 

何だかよくわからないまま契約書にサイン。

 

 

 

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(↑凹みながらピース、笑。)

 

 

 

カシミールでは、

ボートハウス(宿)から出してくれないし、

電話もインターネットも使わせてくれないし、

宿の住所も教えてくれない。

 

何にもできない自分が

不甲斐なく悔しかったです。

 

(ちなみにカシミールというのは、

パキスタンとの国境地帯で、

当時、まぁまぁ治安が悪い。

帰国した2週間後にホテルが

爆破されていました。)

 

 

 

私が思ったことは、

①これ以上、彼らにお金は渡さない

②生きて帰る

でした。

 

理由は、

ボランティアでも仕事でもなく、

遊びに来て

身代金要求されるとか、

殺されるとか

非常に情けないし、

日本の恥すぎる。

 

そんなんでニュースには絶対なりたくない。

 

インドでは、

『騙される方が悪い』という文化なので、

警察に行っても、

相手にしてもらえない。

 

でも、

日本大使館なら対応してくれるということを

旅行前にバックパッカーの先輩から

聞いていました。

 

だから、

夜に一人、さっむい部屋で

毛布にくるまりながら

日本大使館の場所を調べたり、

 

まずは、どうやったらカシミールから

一番近い大きな都市である

デリーへ戻れるか考えました。

 

 

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(↑ボートハウスからの景色)

 

 

彼らは、お金が欲しかったようで、

毎日「お金をよこせ」と言ってきます。

 

「もうメンドクサイなぁ、ないってば!」

と答えていました。

 

そんな中、チャンスはやってきました。

 

「今日こそは払ってもらう」と気合を入れた

屈強な男4人に囲まれ、

彼らの仕事用の小部屋で6時間、

 

「このままでは、家に帰れないぞ」

「お前はクレイジーだ!」

「親に連絡して、金を送ってもらえ!」

とかなんとか色々脅され、

怒鳴られ続けました。

 

 

でも

「最初に必要だと言われた金額は支払った。

もうお金は持っていない。

デリーへ帰して。

 

デリーの銀行なら、お金を出せる。

親には反対され勘当されて

インドへ来ているから

連絡しても無駄。」

と言い続けました。

 

もはやびた一文、

払う気なんてなかったし

親に勘当されたとか嘘だけど(笑)

 

面白かったのは、

「勘当同然」だと、彼らはなんとか

親に金を...ていうのだけど

「勘当された」て言うと

それ以上、親にどうのこうの

って言わないのね。

 

 

話も佳境にさしかかった時、

リーダーらしい太った

大柄なムスリムの男性が

怒鳴り散らして、激昂!!

 

真っ赤な顔をして、座っていたデスクの

引き出しをガラッと開けました。

 

まずい、刃物でも出てくるのか?

と思ったが、

 

出てきたのは書類の束。

 

はー、さすが非暴力の国と

妙なところに感心(笑)

 

その書類の束、

ちゃんと見せてくれなかったが、

30~40枚はありました。

 

日付は直近2年程のもので、

掲載されているのは、

ほぼ全て日本人。

 

内容は、

本人とわかる写真や生年月日

住所等の情報に加えて、

 

何日滞在して

いくら支払ったか。

どんなサービスを提供したか。

 

私と同じ条件で、

3倍以上支払っている人もいる...

 

(私は、契約時に値切り交渉をしていた)

鳥肌が立った。

 

なんて恥ずかしい事実でしょうか。

 

 

たった一社で、

これだけの日本人がカモにされている。

インドに旅行会社は、ごまんとある。

いったい、どれだけの人が

騙されているのだろう?

 

 

最終的に、

下手な英語で説明することに飽き、

日本語でキレて怒鳴り返してみました。

 

これが一番、効いたみたい(笑)

 

こいつは本当に

お金が出せないらしいと思ったのか

なんとか軟禁開始から、

1週間後に首都デリーへ戻してもらいます。

 

平和的な人達で

ほんとに良かったです。

 

 

ちなみに、

 

とても不思議なことに

お金が絡むこと以外は、

彼ら、とても人懐っこいのです。

 

一緒に指相撲をしたり、

冗談を言って笑わせてくれたり

悪い人達じゃ、ないんです。

 

すごいタイミングだったのだけど、

ボートハウス(宿)のグランドファーザー

(家主のおじいちゃん)が危篤でした。

 

家族は24時間付き添い、

彼の命が助かるようにと、

祈りを捧げ続けていました。

その姿勢は、とても優しく礼儀正しく、

思いやりに満ちていました。

 

今の日本では難しい、

大家族による在宅介護と看取りが

一般的に行われているのです。

 

非常に、複雑な心境でした。

 

 

 

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 ↑写真では、わかりにくいですが
宿の裏には、蓮がいっぱい咲いていました。
 
こんなところで『蓮』を見せられるとは…
なんか試されている感じがする
とか考えたものです。
 
そして
山も湖も美しく
それはそれは
風光明媚な場所でした。。。

 

 

つづく。

 

 

 


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