仕事でもなんでも、予想以上に時間がかかることってありませんか。


なんで時間がかかるのか。


成し遂げるために動いていない。

動いてはいるけどやり方がマズい。

 ├動きのスピード自体が遅い。

 └スピードは遅くないけれど他の要因がある。

   ├提案内容自体に問題がある。

   └提案内容は問題ないが相手に問題がある。


などなど・・・・、

時間がかかる要因はいろいろあると思います。



しかし、もっとたどっていくとというか上位概念に目を向けると、


『そもそも動く方向が間違っている。』


ということもありますよね。


もちろん、物事がうまくいかないときには、

いろいろと考えることは多々あると思いますが、

得てしてその思考の方向性は、プロセスの下のレイヤーにいきがちです。

(考えることをしないというのは問題外ですが・・。)


しかし、前提を疑うというわけではありませんが、

「そもそも」やっていることがおかしいのでは、という思考をもって動いてみると

意外とすんなりいくことも多いかなと思います。


例えば、100kmの距離を2時間でたどり着かなければいけないとします。

乗っている乗り物は自転車でどんなに頑張っても時速20kmだとしたら・・、


こぎ方を変えようが、トレーニングして筋肉をつけようが、

もっというと、走りやすい道を選んだとしても、

ギアチェンジを上手くおこなっても、

答は明確。時速20kmが30kmになることはあっても、

それでも物理的に「無理」ですよね。


結局、その状況で2時間でたどり着こうとするならば、

乗り物を自動車など速いものに変えるといった方法しかありません。


ただし、世の中のことはそんなに単純明確ではないので、

最初から最適な方法が選べるわけではないのが普通です。

(もちろん、それができることに越したことはないのですが・・。)


実際は、自転車で走り始めた後に

無理そうということに気づいて、やり方を考える。

そして、自動車という方法に気づいてやり方を変える。

という流れが普通だと思います。


結局、そういった場合にやり方がマズいということにどれだけ早く気づいて、

自動車という方法をいかに見つけることができるか。


これにつきるのかなと思います。


このままでは上手くいかないということにいち早く気づく「先見性」と

最適なやり方を見つけるまで探し続ける「粘り」が必要になってきて、


極端な話、それが仕事ができるできないの差がつく

ひとつの大きな要因のようにも思います。



よくあるパターンが、自分が上手くいかない状態にあって、

他の人が違うやり方でやったら上手くいったというとき、


「そもそもそんなやり方をやっていいっていわれてなかった」とか、

「なんだよそんな簡単なことか、俺だってできたよ」という

コロンブスの卵的な言葉がでてくるのをよく聞きます。


しかし、結局は結果を出してナンボ。なんですよね。(苦笑)


やり方に疑問を感じたなら他の方法を試せばいい。

できるのならやればいい。


それができるかできないかが「違い」だと思います。



おそらく、そういう風に言っている人に限って、

自動車という方法を見つけることはできないのではないかとも思えます。


なぜならば、アクションに対して結果としてネガティブだからです。


見つけてみれば意外と簡単ということは多々ありますが、

そこに行き着くまでのプロセスは得てして大変なものです。

しかし、それでも見つけることができたのは、

より最適な方法をしぶとく粘り強く探し続けたからこそなのかなと私は思います。


そこでアクションに対してネガティブな人は、

きっと、途中で妥協したり諦めたりするのではないかと思います。



まず、今やっていることで上手くいくのかいかないのかをきっちり見極める。

上手くいかないと思ったならば、すぐに他の方法を模索する。

そしてその方法が見つかるまで粘り強く探し続ける。

見つかったと思っても、もっといい方法がないか考える。

もしくは、経験を持つ人に聞くというのもひとつのやり方としてアリだと思います。



結局、その全ては「行動」であり「実行」かなと思います。

何事にも「動く」ということはそのプロセスを行うということでもあります。


動くか動かないかで結果が変わるならば、

「動ける」人間であり続けたい。


そんなことを実感した一日でした。