日本では1988年に公開された、スピルバーグ監督作品
「太陽の帝国」
をみました!!

「ダークナイト ライジング」でバットマンを演じている
クリスチャン・ベールの映画デビュー作でもあります。





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J・G・バラードの自伝的要素の強い小説が原作。

第2次世界大戦下の中国で、両親と生き別れた11歳のイギリス人少年ジムが、
日本軍の捕虜収容所の中で日米さまざまな人々との交流を経て
成長していく姿を描いた、スピルバーグ監督作品

派手な戦闘シーンなどを売りにするのではなく、あくまでも少年の視点で
見つめた人間関係の中から戦争の本質を浮かび上がらせていく

構成になっている。日本からも伊武雅刀、ガッツ石松、片岡孝太郎が出演。







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戦争をテーマにしたスピルバーグ監督作品はいくつかありますが、
「プライベート・ライアン」のような、戦闘そのものをリアルに
描いた作品ではないので、その辺りを期待するとガッカリするかも。


想像以上に物語は淡々と進んでいきます。
戦争を舞台とした、ヒューマンドラマのような感じです。
収容所の中なのに、何となく楽しげに見えるシーンもあり、
不思議な印象でした。

裕福な家庭で育った、世間知らずの甘ったれた坊やが、
過酷な状況の中で、少しずつ生きるすべを身につけ、
ワイルドになっていく過程が面白いです。

観終わってから、主役の少年がクリスチャン・ベールだと知りました。
13歳のクリスチャン・ベール、ファンのかたは必見ですグッド!








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そもそもこの映画に興味を持ったのは、
日本軍の中国侵攻の様子を知りたかったからです。

第二次世界大戦の映画は色々みましたが、
中国を占拠した日本軍を描いた作品は、多分今まで
みたことが無かったので、どんな様子だったのか興味津々でした。

まだ勢いのあった頃の日本軍の様子から、敗戦して
撤退する様子まで、教科書からは読み取れない、
リアルな物々しさを垣間見ることが出来たのが良かったです。







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派手なシーンがなくても、ちょっとしたカメラワーク
ドキッとさせられたり、ユーモアのセンスが良かったり、
「さすがスピルバーグビックリマークと思わせるシーンが多々ありました。

幻想的とも言えるような、
上海から見た長崎原爆投下のシーンも、
他では見たことのない演出で良かったです。

戦争そのものが見たい人にはオススメ出来ませんが、
なかなか良い映画ですグッド!











「太陽の帝国」予告編(字幕なし)